あえてのほぼ通常フォームどうしのバトル!
俺はデザイアグランプリのファンだった。でも今は―!今回の『仮面ライダーギーツ』は、ジャマトグランプリ最終戦の完結編。ギーツ/英寿はいつものごとく自身の作戦によって、ついに創世の女神=ミツメと出会うことに成功した一方、逆にバッファ/道長がハメ返し、ギーツどころかゲイザー/ニラムまでをも亡き者にしてしまうという、正直ちょっと予想していなかった展開となりました。
若干道長の言動が壮大になりすぎており、「お前本当にそんなこと思ってるの?」と感じるところはありますが、最後の最後まで二転三転するドラマ展開は、なかなかの面白さ。そしてこのデザイアグランプリには、まだまだ秘密が隠されていそうですね。はてさて、全ての謎が解明されるのはいつの日か…。
なお、前回(第31話)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
景和すらも脱落し、ライダー側の生き残りは英寿だけとなってしまったジャマトグランプリ。かなりヤバい状況下ですが、英寿は戦う気になれず、途中介入してきた古代魚ジャマトを前にしても、ただ避けるばかり。ジーンが駆けつけなければ、危ないところでした。そんなジーンの、デザイアグランプリに対する調査の進捗を聞かされ、またニラムから特に有益な情報を得られなかった英寿は、ついに道長と戦う意思を固めて…。今回は、景和も祢音もいない分、久々の登場となるジーンが、英寿への好アシストを連発。さっそうと登場して古代魚ジャマト相手に変身して挑み、それを退けたのち、英寿に対し、自身で調べのついたデザイアグランプリのことを伝えます。いや~このあたりのシーンは、本当にジーンがカッコよく見えたなぁ。そんなジーンによると、デザイアグランプリは当初は一種の競技のようなものでしかなかったようですが、ミツメがナビゲーターを退いたあたりから、今のような形になったとのこと。これが真実なら、ちょっとあまりにもゲームの内容が壮大になりすぎてるし、なにより創世の女神の存在がオーパーツすぎるよなぁ。デザイアグランプリの急な方針変更と、創世の女神の力。ここに、まだまだ謎が隠されているように感じられますね。
古代魚ジャマトの存在に鬱陶しさを感じながらも、ジャマトグランプリを続行する道長。そんな彼の前に英寿が現れ、いよいよ両者戦闘へと突入します。ギーツはあえてマグナムブーストで挑み、一度はバッファにやられてしまいますが、それは実は死んだふり戦法であり、スキを突いてヴィジョンドライバーを奪還。創世の女神のもとへと向かいます。ミツメの声を何とか聞こうとする英寿でしたが―。中盤では、ギーツとバッファの戦闘シーンが展開。あえて両者初期通常フォーム(バッファはジャマトバックルも使っているので、正確には初期通常フォームではないのですが)で挑むさまが、独特の魅力を放っていましたね。そんな戦闘は、ギーツが負けたように見えましたが、それはギーツ自身の作戦であり、ヴィジョンドライバーを奪還して創世の女神のもとへテレポート。英寿は2000年ぶりにミツメと再会することになりましたが、創世の女神となった彼女は、何も語ってはくれませんでした。創世の女神を目の前にした英寿は、さすがに動揺しており、いつもより感情優先でしゃべっている感じ。英寿らしくないと言えばそうですが、まあ2000年ぶりに変わり果てた姿の母親を前にしてからなら、そうなるわな…。
デザイアグランプリの変化の意味と、ミツメの秘密は、運営側が握っている―。そう確信した英寿は、ギーツ ブーストマーク2となって、ゲイザーに変身したニラムへと挑みます。ジーンの支援も受けて、レーザーブーストへと強化変身したギーツは、ゲイザーのバリアを何度も突破して直接攻撃を食らわせることに成功。しかし、その間にも天国と地獄ゲームは進行しており、女神の下した判断は…!終盤では、いつか実現するだろうなと思われた、ギーツとゲイザーの戦闘が実現。バリアで攻撃を防ぐゲイザーですが、そのバリアを貼る数には限界があり、それを突破すれば直接攻撃が可能という弱点が判明。でもそんなこと、ブーストマーク2のような、攻撃をいくつも一気に繰り出せるようなフォームじゃないとできないよね…。とはいえ、やはりゲイザーは強く、ジーンのアシストによりレーザーブーストにならなければ、互角に戦うことができない状況。それでもそこそこいい勝負をしますが、それはベロバとバッファの策略により、2人とも消滅してしまいます。最後は強制終了させられるかのように、天国と地獄ゲームが終わったことで、ギーツたちもそれに巻き込まれて消滅。最後は特定の色ではなく、円に乗ってたら地獄に落ちるという鬼畜仕様。「ズルっ!」って思ったけど、まあジャマトグランプリらしいと言えば、そうかな。
道長の願いによって、全ての仮面ライダーをぶっ潰すゲーム:デザイアロワイヤルが始まった。景和たちライダーは、倒される駒として復活させられるのか?そして、その中に姿のない英寿は、いったいどこへいったのか?
次回より、デザイアグランプリでもジャマトグランプリでもない、デザイアロワイヤルが始動。不穏な空気が漂いますが、サブタイトルに「慕情」というのが入っているのが気になります。単純なバトルロワイヤル形式の戦闘…にはならなさそうだなぁ。
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…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第8話 ちょっとした感想」に続きます。
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