ありったけ過ぎる爆破&バイク演出
ここまで来たからには、もう遠慮はしない。私がデザ神よ―。今回の『仮面ライダーギーツ』は、デザイアグランプリ第3戦：時限爆弾ゲームの後編。冴／ロポがすべてをなげうって自分の家族を救おうとするさまが描かれたほか、祢音がデザスターであることが判明。また道長／バッファ関連のお話では、ニラムが仮面ライダーゲイザーへと変身するさまが描かれました。
デザスターの正体は、やっぱり祢音。久しぶりに私の予想が当たった形になりましたね（そう言っている割には、最初は「景和が怪しい」って言ってたんだけど）。もうデザイアグランプリも次が終盤戦となり、そして英寿も景和も「祢音がデザスターなんじゃないか」と気づきそうな感じがするけど、ここから祢音は逃げ切れるのかな。
なお、前回（第20話）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、沙羅を時限爆弾の脅威から救った英寿たち。しかしまだゲームは終わっておらず、今度は冴の家族がターゲットになってしまいます。家族を救おうと躍起になるロポは、タイクーン／景和からゾンビレイズバックルを奪還し、ジャマトに応戦。ところが、「全ての仮面ライダーをぶっ潰す」と宣言し介入してきたバッファの邪魔を受けます。ロポはゾンビレイズバックルを奪われ、コテンパンにやられてしまい…。今回は、既に冴の家族がジャマトの手に落ちているところからスタート。こうした状況に対する彼女の反応が、ドラマに緊迫感を与えると同時に、彼女に人間としての魅力を引き出していたように感じました。今までの冴は、どちらかと言えば冷静な感じのキャラでしたが、今回に限っては感情が先行しており、今まで見せなかったような強引な手段や行動を見せるように。「家族を救うためには、どんな手段もいとわない」という姿勢、よかったですね～。そして、そんなロポを容赦なく攻撃し、ゾンビレイズバックルを強奪するバッファもまた、ヒール感たっぷりでGood。懇願するロポを足蹴にしてそのまま攻撃を続けるさまは、敵キャラとして十分な風格と言えるでしょう。しっかし、この扱いだと、2クール終盤まで彼は生き残れるのかな…。
祢音の協力も受けた必死の捜索により、ついにジャマトの新たなアジトを発見した冴。手段は選んではいられないと言わんばかりに、タイクーンから今度はフィーバースロットレイズバックルを強奪し、戦いに身を投じていきます。これを見ているだけのギーツ／英寿たちではなく、彼女をアシストするため自身らはサポートに徹し、周辺のジャマトを撃破。冴は本命のジャマトを撃破し、無事家族を救うことに成功しますが、その先には、覚悟していた末路が待っていました。中盤から後半にかけて、一気に事態は進展。あっという間にジャマトのアジトが発見され、ロポたちがそれに襲撃をかける形になります。ドラマを可能な限り圧縮し、ロケ地を生かしてハデな戦闘描写に全振りしたのは、これはこれで面白くて良いなと感じました。ありったけの爆薬を使って、次々に爆破演出をしていくさまは、観ていて爽快でしたね。ロポのアクションもそうだけど、ギーツのバイクアクションも冴えわたってたよなぁ。こうした戦闘の末、時限爆弾を解除することに成功した冴。しかし、彼女はデザスターであるように感じさせる行動をとっていたことから、全員の投票を受けることになり、また自身も自分へと投票していたことから、退場していきます。本物のデザスターは、やっぱり祢音。前回冴がデザスターカードを持っていたのは、祢音の部屋からそれを発見したからでした。ちなみにこのデザスターカード。チラミが密かに、わかりやすい位置に置いたらしい。彼らしい、愉快犯的な行動でしたね。
ベロバと行動を共にする道長は、デザイアグランプリそのものに挑戦状をたたきつけ、徹底抗戦の姿勢。さらに、退場したはずの大智を味方につけ、どんどんその存在感を増していきます。これを快く思わないニラムは、仮面ライダーゲイザーとなって、彼を攻撃。圧倒的な戦力差の前に、敗北を喫しますが、その目はぎらついており、致死レベルの攻撃を受けても生き延び続けていました。英寿たちが、冴関連のことで奔走している間、道長はニラムと対峙し激突。ここでゲイザーがデビューしたと同時に、変身者がチラミではなくニラムであるということが判明しました。ゲイザーはグレアに酷似した姿をしていますが、スーツが新造されている（グレアが次回登場予定のため）うえ、バリアなどを多用し相手の攻撃を無効化。バッファはほとんど太刀打ちできずに攻撃を食らう一方になり、完敗してしまいます。初登場補正もかかったゲイザーは、まさに無敵ともいえる強さを発揮。こんなヤツにギーツたちが勝てるのか…と思ったけど、グレアもなんか一気に弱体化したし、ギーツたちが新たなレイズバックルを入手して、それで倒すって感じになるのかな。そういえば、ニラムが道長に興味を示してたけど、これにより、道長がベロバ側から引き上げられて、まさかの運営側につく…なんて可能性も、ゼロではなくなってきましたよね。
今度のデザイアグランプリ第4戦は、まさかのジャマト不在？今までとは毛並みが違うゲームに、英寿たちが困惑する中、デザスターである祢音が裏で暗躍する。そうした中で新たに姿を現した、謎の青年の正体とは何か！？
次回より、今回のデザイアグランプリもいよいよ大詰め。そして新たなるキャラ：キューンが登場します。次々とキャラが登場するのはいいけどさ、なんかまたそのキャラたちを捌ききれなくなってきてる感じがするんだよね。こんなにバカスカ出して、大丈夫なのかなぁ。
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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン47話 ちょっとした感想」に続きます。
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