お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士Vガンダム』ちょっとした感想 V-8(第22~24話)

今回は、機動戦士Vガンダム』の感想記事第8回目です。

 

物語も折り返し地点に接近。それに伴い、今回ご紹介の3話では、ザンスカール帝国の首都の様子が克明に描かれることになります。初めての首都を舞台とした戦闘もあり(第23・24話)、物語もかなりテンション高めで進行するのが特徴的。一方、第22話は単発回のノリですが、以前登場したゴッドワルドが再登場。彼の兵士としての矜持が、ウッソの考え方に大きく影響を与えることになります。

 

なお、前回(第19~21話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

第22話「宇宙の虎」

1993年8月27日放送
登場した敵他:アビゴル、ゾロアット、戦艦アマルテア、戦艦シノーペ

「宇宙で戦う戦士の鉄則を教えてやる。それはな、目の前の生き残るチャンスを、逃さないことだ。」


STORY:カイラスギリー艦隊との戦闘があった宙域で、ウッソが偶然再会したのは、ゴッドワルドでした。以前は優しい素顔を見せた彼でしたが、ウッソがヴィクトリーガンダムパイロットであることを知り、容赦なく銃を向けるのです。その後、一度ラビアンローズⅣへ帰投したウッソは、トマーシュたちの両親たちもサイド2で生き延びていることを知り、オデロたちと捜索を強行。無事両親たちの船:アイネイアースを発見しますが、そこでまたも、ゴッドワルドの襲撃を受けるのです。生き延びるためにウッソは、ビーム・スマートガンの引き金を引くことができるのでしょうか?


カイラスギリー艦隊との戦い直後を描く一編。一見すると、過去に登場した敵キャラ:ゴッドワルドを再登場させた単発回のように見えますが、「ウッソたちがザンスカール帝国の支配圏であるキッカケができる」・「トマーシュたちが各々の両親と再会する」・そして「ウッソが戦場で生き抜く心得を知る」等と、メインキャラクターたちが心身ともに重要な経験をする、物語的にも大事なお話になっていました。結局、ウッソは直接ゴッドワルドに手を下すことができず、その優しさが彼らしいとは感じますが…そろそろ、自分のためにも“踏ん切り”をつけた方がいいと思うんだよなぁ。


カイラスギリー艦隊との戦いが終結したウッソたちの次なる仕事は、その宙域に残るスペースダストの排除や敵の残党狩り。オデロら非戦闘員らは、リーンホースなどでドック艦ラビアンローズⅣへと向かった一方、ウッソやマーベットなどは、いまだ前戦闘宙域に残っていました。敵の反応が感じられない中、突如戦艦の残骸から銃撃が。速やかに後ろに回ったウッソは、そこでベスパの兵士を目撃しますが、生身の兵士を撃つことができず、結局ジュンコのガンイージがその始末をつけるのでした。今回は序盤からポツポツと戦闘シーンが挿入される形となっており、まず展開されるのが、戦艦の残骸とのバトル。先にあちら側がビームを乱射してきたため、ウッソのヴィクトリーガンダムは素早く艦橋付近に移動しますが、そこに見えたのは慌てふためくベスパの兵士。その表情、そして投降するそぶりを見せたことから、ビームライフルを撃てなかったウッソでしたが、ジュンコが容赦なく銃撃して終結。ウッソの戦いの最中での迷いに、彼女は激怒するのでした。ウッソが目撃したベスパの兵士の姿の真意は、結局最後まで分からずじまい。おどおどしており、「違うんだ!」と言いながら白旗を掲げたそのさまは、本当に投降する気があったように見受けられますが、ベスパはよく騙し討ちの戦法も使うため、投降するフリをしていた可能性も否めないんだよなぁ。そんなベスパの兵士を、容赦なく銃撃したのがジュンコ。この場での彼女の判断は適切ではありますが、既に白旗を挙げてる敵を攻撃するのはありなのか…?


戦闘を潜り抜けたウッソは、その後も宙域の捜索を続行。とあるコロニーの残骸が入り混じるエリアでハロを発見し、記録映像越しにシャクティたちの生存を確認して喜びますが、直後アビゴルを発見し驚きます。ハッチが開くのが見え隠れようとしますが、結局捕まってしまうことに。ふと正面を振り返ってみると、自分をとらえたベスパの兵士がゴッドワルドであることに気づきます。しかしゴッドワルドは、一度はウッソを解放したものの、ヴィクトリーガンダムに乗った直後から攻撃を開始。ウッソも応戦しますが、その迷いから本気を出し切ることができず、ジュンコたちの応援、そして敵ゾロアットの損傷に伴う撤退がなければ、危ないところでした。以前チラッと登場したゴッドワルドが再登場。どうやらウッソと出会った後、ベスパの部隊に救出され、このカイラスギリー艦隊に合流していたようです。しかし、使用している機体はアビゴルのまま。あれだけ文句を言ってたのに、機体変えてもらえなかったんだね。そんなゴッドワルドは、ウッソに「戦士の鉄則」を教え、一度解放してヴィクトリーガンダムに乗ったのを確認してから攻撃を開始。ゴッドワルドの優しい一面を知っているウッソは、攻撃を受け劣勢に立たされてもなお戦闘に迷いが生じており、マーベットたちの助けがなければ撃破されているところでした。以前の登場では全く活躍の機会がなかったアビゴルが、今回はヴィクトリーガンダム相手に堂々の立ち回り。見た目は確かに鈍重そうではありますが、ジェットの出力は段違いであり、両刃のある槍状武器ビーム・サイスを回転させて繰り出す攻撃は、かなりの威力がありました。かなりのポテンシャルがあるように感じたなぁ、アビゴルは。


ラビアンローズⅣで、ウッソがゴッドワルドに対する自分の見解を述べた後、休憩室に戻ると、ちょうどトマーシュたちの両親が生きているという情報が。いる宙域がサイド2=ザンスカール帝国の支配圏であることを知ったウッソと彼らは、シャクティたちの捜索も兼ねて、独断で現地へ向かおうとします。マーベットとジュンコはそれを止めようとしますが、彼らの強い思いを汲んで出撃を許可。こうして宇宙に出た彼らは、無事トマーシュたちの両親の乗る宇宙艇アイネイアースを発見しますが、直後再びゴッドワルドの襲撃を受けるハメになります。ラビアンローズといえば、『0083』~『ΖΖ』の間に何度も登場したドック艦。『ΖΖ』の終盤でエマリーが特攻を仕掛けたため大破しているはずですが、『V』の世界ではそれをもとに再建がなされ、新たに稼働しているようでした。こうした過去作とのつながりが感じられるのって、いいですよね。そんなラビアンローズⅣの中で、次々と判明する嬉しい事実。それが、リーンホースの改修やトマーシュたちの両親の生存のこと。特に後者のことを喜んだウッソたちは、密かにサイド2の宙域で彼らを探しに行こうとしますが、Vダッシュガンダムには、そんなウッソの行動を予測していたマーベットとジュンコが待機していました。最初はとがめるつもりだったものの、ウッソの強い意志を受けて彼らを送り出すマーベットたち。この直前の描写でも、彼女らが打ち解けてきたように感じられるシーンが挿入されていたので、だいぶ関係性は良くなってきたと言えるのではないでしょうか。


本気で向かってくるゴッドワルドに対し、彼から教えられた「戦士の鉄則」を思い出しながら、全力で応戦するウッソ。早々にブーツをワイヤービームでからめとられますが、持ち前のドッキング機構を生かし、それをいったん放棄してコアブースター形態となって戦闘を続行します。やがて、ゾロアット1体を撃破したコアブースターは、ブーツを回収して再度Vダッシュガンダムへ。ビーム・スマートガンを構えた直後、偶然ゴッドワルドのアビゴルと正面から相対する形となり、ウッソは決断を迫られます。結果としてウッソは、最後まで直接ビーム・スマートガンの引き金を引くことはできず、ゴッドワルドはアビゴルの誘爆による爆発に巻き込まれ、戦死するのでした。終盤でたっぷり描かれるのが、ウッソとゴッドワルド隊の激しい戦闘。ウッソも覚悟を決めたことから、Vダッシュガンダムの動きもよくなり、コアブースターになった後も粘り強い戦いを見せます。このシーンでのウッソは、要所要所で挟まれるコクピット内での描写&セリフからその力強さを感じられる他、敵を誘い出して同士討ちに持ち込むという、今まで見せなかった非情な戦法を使っているのが特徴的。各メカとモビルスーツもグイグイ動いており、見ごたえ十分でした。そんなウッソは、コアブースターからVダッシュガンダムへと再合体するも、ゴッドワルドのアビゴルと対峙した際にビーム・スマートガンを発射できずじまい。アビゴルは直接撃破されなかったものの、トマーシュたちが放った燃料タンクに、Vダッシュガンダムが放ったビーム・スマートガンがヒットした煽りを食らい大破。ゴッドワルドは最後の反撃としてコクピットを直接攻撃しようとしますが、ウッソが直接彼をアビゴルの方へと突き放し、そのタイミングでアビゴルが爆発したため彼も爆死するという形で、戦闘は終結しました。一瞬のためらいの結果、より残酷な形でゴッドワルドを倒すことになってしまったウッソ。戦場でのやさしさが、時により兵士を傷つけることになる場合があることに、早く気づければいいんだけどなぁ。

 

 

 

第23話「ザンスカール潜入」

1993年9月3日放送
登場した敵他:サンドージュ、シャイターン、ココロム、戦艦シノーペ

スペースコロニー修理用のモビルスーツでも、モビル―スーツの実戦にも対応できることを、証明したかった!」


STORY:マルチナが病に倒れたことで、ウッソたちの行動予定は大きく狂いました。彼らは、一か八か、まさに命を賭けて、ザンスカール帝国の首都にいるというワタリー医師のもとへ向かうのです。シャイターンで構成された小部隊を退けた彼らは、コロニーに張り付いて潜入に成功しますが、今度は作業用モビルスーツのサンドージュが急襲。コロニーを傷つけないようにする戦い方に、ウッソは苦しむのです。そして、それを何とか排除したウッソは、遅れて帝国内に潜入。そこで帝国の実情を目の当たりにすると同時に、懐かしい仲間との再会を果たしたのです!


初公開、これがザンスカール帝国だ!今回はサブタイトル通り、帝国の様子が初めて描かれることになる一編に。今までベスパの内情や女王マリアなどの中枢部のことは描写がありましたが、今回はその市民生活も描かれました。そんな帝国の首都に潜入したこと、また潜入の目的がマルチナの治療であることから、大規模戦闘はなし。OPに登場しているサンドージュがついに劇中でもデビューを果たし、そしてVダッシュガンダムを苦しめましたが、どちらかというとそれは、ウッソ自身がその敵を初めて目にし、またコロニーを傷つけないように戦わなければならなかったという、ウッソ側の事情が大きいがゆえでした。サンドージュ、確かに厄介な相手だけど、初登場時のインパクトほど強そうじゃなさそうだなぁ。


ザンスカール帝国のコロニーに接近するため、隕石への偽装を着々と進めるウッソたち。作業は滞りなく進みますが、それがほぼ完了したタイミングで、マルチナが病気で倒れてしまいます。アイネイアース内の救急キットでは治療に限界があるため、ウッソたちはザンスカール帝国に不法入国し、その首都にいるワタリー医師への受診を決断します。帝国への不法侵入はギロチンの可能性もある重罪。彼らは文字通り、命を賭けた潜入作戦に乗り出します。ウッソたちが今回とった偽装工作は、隕石を細かく砕いて、それをワイヤーでつないで魚の骨を覆うように張り巡らすもの。これによりレーダー上では隕石にしか見えなくなり、実際戦艦シノーペに目視で発見されるまでは、ウッソたちが接近していることに全く気付かれていませんでした。こうした偽装工作も、トマーシュの提案。ゾロアットも軽く扱えちゃうわ、こうした偽装工作も発案できるわ、トマーシュって民間人にしてはかなり頭が回るよなぁ。心強い仲間だし、リガ・ミリティアにこのまま入ってくれたら頼もしいのになぁ。こうして帝国潜入の準備を整えたウッソたちですが、マルチナが倒れるハプニングが発生。このため、マルチナを治療するために彼らは帝国への潜入を試みることになります。


速度を落とし、隕石に偽装して航行していたウッソたちでしたが、運悪く戦艦シノーペに乗るノマイズ・ゼータの部隊と遭遇。ギリギリまで攻撃せず、なんとか回避しようとしましたが、やはり捕捉されてしまい交戦状態に突入します。出てきたモビルスーツ:シャイターンは、重武装で強大な火力を誇りますが、中のパイロットたちはどちらも学生。そのため操縦技術ではウッソの敵ではなく、逆にウッソはVダッシュガンダムでその1体を羽交い絞めにし、戦意喪失させて隊ごと撤退に追い込むのでした。学生たちが操縦していたシャイターンは、メッメドーザを宇宙仕様に改造したようなデザインをしており、その火力はVダッシュガンダムのウッソが舌を巻くほど。しかし、肝心のパイロットの練度があまりにも低かったため、本来のスペックをほぼ全く発揮することなく、Vダッシュガンダムに1機拿捕された挙句撤退という、散々な結果を残します。ベスパはカイラスギリー艦隊で大きく兵力を失い、また他の戦線でも戦力を割くため、大事な自分たちのコロニーの防衛線は、学生たちに任せているらしい。しかも、軍の学校を出ているわけではなさそうなので、相当な戦力不足に陥っていることが窺えます。物語もそろそろ折り返し地点だというのに、早くもこの窮状のベスパ。本当に最終回まで敵として立ちはだかれるのか?そして、そんな学生たちの操るシャイターンに負けるはずがないのがウッソ。大量のダミー隕石をばらまいていたこともあり、それほど苦労することなくシャイターン1機を追い詰めて拘束。パイロットを盾に撤退を迫り、ろくな戦力も残っておらず隊がガタガタだったことから、ノマイズは撤退を選択しそのまま去っていくのでした。ウッソはけっこう手慣れた感じでやってたけど、対する学生たちはすっかりビビり気味。まあ、実戦すら初めてだったっていうし、仕方ないね。


撤収したノマイズ隊は、その後コロニーに張り付くズブロフ・シモネフのサンドージュに合流。野心家の彼と力を合わせ、反撃の機会をうかがいます。一方のウッソたちは、コロニー外にある倉庫から、帝国内への潜入に成功。ウッソのみ、敵接近のためVダッシュガンダムで宇宙に出、サンドージュと遭遇。その独特の戦闘スタイルとコロニーをバックにした戦いという制約の中で苦しみます。オーバーハングキャノンも破壊されピンチに陥る彼に逆転の機会を与えたのは、ノマイズ隊の不協和音でした。オデロたちのコロニーへの潜入は、思ったよりもあっさり成功。そのぶん手間取ったのが、付近を捜索していたサンドージュの撃破でした。サンドージュは本来宇宙作業用のモビルスーツですが、ズブロフの半ば趣味のおかげで、モビルスーツ戦にも耐えられる仕様に。そのスペックも構造もウッソが全く予期していなかったものであるため、思いのほか苦戦を強いられます。趣味(というか野心)でモビルスーツを強化するのもどうかと思うけど、それでVダッシュガンダムを追い詰めちゃうのにはもっとびっくり。実際にオーバーハングキャノンを破壊して戦力を削いでいるので(よく破壊されるなおい)、その強さはかなりのものでした。そのほかにもビーム攻撃を封じたりという能力があるのは脅威だったけど、コロニーをバックにしてなかったら、ウッソはもっと早い段階から善戦してたような気がするなぁ。そんなサンドージュに苦戦するウッソのVダッシュガンダム改めヴィクトリーガンダムでしたが、戦局を変えたのは学生たちの単独行動。これにより隊そしてサンドージュの動きに乱れが生じ、これを見逃さなかったウッソは、腕部をすべて破壊して行動不能に陥らせ、撤退に追い込みます。学生たちにとっては、ちゃんと上官であるノマイズの指示を聞いていれば勝てていたかもしれない戦い。Aパートでは、「上官の指示がないと」行動できないってわめいてたのに、えらい変わりようだな…。


サンドージュを排除したウッソは、遅れて帝国内に潜入。完全に軍国主義国家となった帝国の様子を目の当たりにしながら、オデロたちと合流します。マルチナの容態が安定していることを知り胸をなでおろす中、偶然フランダースが接近。その先にはさらにスージィもおり、彼らは予期せぬ再会を果たし喜ぶのでした。終盤で、ようやくザンスカール帝国の首都の全貌が初公開。中世ヨーロッパをイメージした落ち着きと品の良さを感じる街並みでしたが、ベスパの軍人たちが平然と闊歩し、国民たちは総じて戦争の継続と自分たちの勝利を信じて疑っていない状況であり、完全に思想統制された軍国主義国家になってしまっていました。かつてのアメリアコロニーは、名前の由来通り自由を重んじる風潮だったっていうのに、わずか十数年でここまで変わっちゃったのか…。そんな首都の市街地をぬけて、オデロたちのもとへ向かったウッソ。無事彼らと合流を果たし、マルチナの容態も大丈夫と聞いて安心します。その直後、さらに嬉しい再会が待っていました。数話ぶりにウッソと再会することになった、スージィ・カルルマン・フランダース。その理由は、この近くにシャクティとともにかくまわれていたからでした。そう、この近くには女王マリアの秘密の家があり、シャクティはそこ。ウッソは気が付かないうちに、女王マリアの姿を目撃していたのです―。

 

 

 

第24話「首都攻防」

1993年9月10日放送
登場した敵他:サンドージュ、ゾロアット、シャイターン、コンティオ、ギガシィ、ココロム、戦艦アマルテア、戦艦シノーペ

「一人は嫌だよ…シャクティ。お城で女王様になってしまうのかい、シャクティ?」


STORY:シャクティの行方をつかめたのもつかの間、ウッソたちは、ベスパの首都防衛部隊に追われることになりました。ハロの能力を使って何とか脱出に成功しますが、ウッソはスキを突かれて、ヴィクトリーガンダムごとサンドージュに捕らえられてしまうのです。そんな中、リーンホースJr.主導の首都空襲作戦が開始。混乱を極めるコロニー内で、再び脱出したウッソは、ついにシャクティと再会を果たします。しかしその再会における彼の反応は、シャクティの想像と期待とは全く違うものでした。このままウッソとシャクティは、敵どうしとなって対立するしかないのでしょうか?


前回からの続きに当たるお話で、同じくサブタイトル通り首都を舞台にしたウッソたちリガ・ミリティアとベスパの激しい戦闘が描かれるお話。戦局的には今回もリガ・ミリティアが優勢でしたが(というよりもベスパが戦力不足過ぎた)、その分ヴィクトリーガンダムが何度もピンチに陥る形になっており、きちんとつり合いがとられていたような印象を受けました。そして、なんといっても注目すべきは、ウッソとシャクティの再会。彼があえてシャクティを置いて行った理由は、母親である女王マリアといる方が幸せだろうと考えたからなんだろうなぁ。彼自身、両親がいなくなって寂しい思いをしているから…。


シャクティが、実の母:女王マリアと面会し、クロノクルとカテジナが別室で待機していた頃。ウッソたちはスージィと今までのことを話し合って、シャクティが生存していること、そして彼女の母親が女王マリアだということを知ります。敵の親玉の娘という事実に、戸惑いながらも同時に少し希望を持った彼らでしたが、その時ベスパの首都防衛部隊が接近。運悪く見つかってしまい、彼らはコロニーからの速やかな脱出を余儀なくされます。シャクティとマリアの再会シーンは、静かな雰囲気で進行。シャクティはどちらかといえばウッソのもとに戻りたい気持ちが強いですが、「あの戦場に戻るのか!?」とクロノクルに言われ、思わず立ち止まってしまいます。そりゃそうだよね、戦場ではいつ死ぬかわからないし、頼みのウッソも、もしかするとシャクティが恐れる“怖い人”になってしまうかもしれないんだから―。でもさ、そもそもそうした戦場を作り出したのは、ザンスカール帝国の方なんだよなぁ…。またこの一連のシーンでは、クロノクルが自分の野心をカテジナに話す場面も挿入。今までの彼は、純粋に真面目な軍人という印象でしたが、人並みには希望や理想を持っており、それを「女王マリアの弟」という肩書なしに、自力で達成して見せようとしていました。野心を持つのはいいけど、クロノクルは根回しとかそういうのって得意そうには見えないから、今はまだ堅実に軍人やってた方がいいと思うんだけど…どうなんだろ?そして、シャクティたちがこうしていたのと同じ頃、ベスパの首都防衛部隊から逃げ回っていたのがウッソたち。ハロの力を使って逃げるというやり方も面白く感じましたが、それ以上に、彼らがシャクティの母親の正体を知った時の反応が、興味深いという意味でとても面白く感じました。「シャクティが女王様になれば、ザンスカール帝国を良くすることもできるよね」―。なるほど、確かにそういう発想もありだよね。


敵の目を引きつけるため、ウッソは先行して脱出し、Vダッシュガンダムに搭乗。しかしその直後、サンドージュとシャイターンからの不意討ちを受け、鹵獲されてしまいます。それと同じ頃、リーンホース改めリーンホースJr.からは、ザンスカール帝国首都の軍事施設空襲のために、マーベットとオリファー、そしてシュラク隊が出撃。ウッソもスキを見てコア・ファイターとブーツを抜け出させ、ボトム・リムに合体して首都上空に出ます。前回登場したサンドージュとシャイターンが、リベンジマッチと言わんばかりに再登場。完全なる不意討ちという決してきれいな手ではありませんでしたが、それによりVダッシュガンダムを鹵獲するという大戦果を挙げています。ズブロフが言うように、サンドージュは使いようによっては戦闘用にも転用できそう。でもそうするなら、各腕ごとにコクピットをつけるのはやめた方がいいと思うぞ。この戦いの結果、ハロも犠牲となりヴィクトリーガンダムはかつてないピンチを迎えますが、そこはウッソの機転で脱出に成功。彼のその脱出を後押ししたのは、偶然タイミングよく始まった、マーベットたちとシュラク隊による首都空襲作戦でした。リーンホースはスクイードⅠのパーツを使い、リーンホースJr.にパワーアップ。そのパワーアップ後の栄えある最初の作戦が、この首都空襲作戦でした。この作戦の真の目的は、サイド2の別宙域に集中しているベスパの艦隊を引き戻させ、そのスキに窮地に追い込まれている地球連合軍を救うこと。敵の目をそらすという意味では有効な作戦だけどさ、空襲できるなら、最初から女王マリアがいる城とか議事堂を狙った方がよかったんじゃ…?まあ、そこまで上手くいくとは思ってなかったんだろうなぁ。


マーベットたちは激戦の末隔壁を突破し、ザンスカール帝国の首都への侵攻に成功。迫りくるゾロアットなどを次々と倒し、その中で、コンティオにブーツを破壊されコア・ファイターだけとなったウッソと再会します。そんなウッソが偶然出た場所は、女王マリアのいる城の上空。マーベットの協力を得て着陸したウッソは、ついにシャクティと再会しますが、彼の考えは、シャクティの想像していた者とは大きく違っていました。ベスパはサイド2での戦闘に兵力の多くを割いていたため、首都防衛部隊は手薄状態。パイロットの多くは動員された学生たちであり、マーベットらの敵ではありませんでした。特定地域の戦闘に注力するあまり、足元の防衛網がおろそかになっていたベスパ。クロノクルが「なんでこんなに簡単に突破されるんだ!?」ってツッコミたくなるのもよくわかります。せっかくモビルスーツはバリエーション豊富でどれもそこそこ強いんだから、もう少し戦術を考えた方がいいんじゃないかな、ベスパは…。そんな戦闘の中で、ウッソはコンティオの攻撃をかわし、マーベットと再会。彼女のVガンダムヘキサの援護もあって、城の前に着陸し、外に出てきていたシャクティと再会します。ついに再会できた、ウッソとシャクティシャクティはウッソの元に戻りたかったので、彼の「一緒に行こう」という言葉を期待していましたが、当の本人から出た言葉は、「このままお母さんと暮らしなよ」という旨のもの。シャクティが驚いている間に戦闘が激化していき、ウッソはコア・ファイターに乗って再び飛び去ってしまいます。あえてシャクティを突き放すようなことを言ったウッソ。上述したように、これは彼なりの優しさゆえだったのでしょう。今まで彼女は、ずっと母親の行方を捜しており、ついに再会することができた。そしてウッソは、その姿をだれよりも近くでずっと見続けてきた―。そうした経緯があったのを踏まえれば、ウッソの対応もうなずけます。


シャクティを残し再び上空に上がったウッソは、マーベットとオリファーのVガンダムヘキサから、それぞれハンガーとブーツを分けてもらい、ヴィクトリーガンダムへと合体。宇宙空間に出て、同じく脱出を図るオデロたちのアイネイアースを助けるべく、再びサンドージュに挑んで勝利。突破口を開きます。その直後、クロノクルのコンティオから攻撃を受けるも、ここはブーツを囮にして脱出。こうしてリガ・ミリティアの首都空襲作戦は成功し、ウッソたちはリーンホースJr.へと戻るのでした。マーベットが危惧していたほど、コロニーからの脱出は苦労せずに成功。しかし、オデロたちのアイネイアースが危機に陥っていたことから、ウッソは三度サンドージュとの戦いに挑むことになります。終盤でのサンドージュとの戦いやコンティオとの戦いでは、ヴィクトリーガンダムVダッシュガンダムの柔軟性が、良く発揮されていたなぁという印象。ハンガーもブーツも失っていたウッソでしたが、マーベット機とオリファー機からそれらパーツを分けてもらうことで、ヴィクトリーガンダムへと合体。その後不意討ちをし返してサンドージュを撃破し、コンティオに対しては、両手に持ったビームサーベルを回転させてビームシールド状にし、攻撃を防いでいる間にボトム・リムへと分離して脱出するという戦法をやってのけています。ヴィクトリーガンダムVダッシュガンダムがほぼ共通パーツでできていること、そして簡単に分離合体ができるからこそできる芸当。これらには本当、「その手があったか!」と笑っちゃうくらい驚かされました。完全にしてやられた格好になったクロノクルが、ウッソたちに「敵ながらあっぱれ」という旨のセリフを送っているのも、見逃せないポイントでしたね。

 

クロノクル「見事だったよ、リガ・ミリティア。わずかな時間とはいえ、ザンスカール本国に空襲をかけるとはな!」

 

 

 

 

 

今回はここまで。次回は、第25話から第27話をご紹介予定です。『機動戦士Vガンダム』、観てください!

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機動戦士Vガンダム』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

Vガンダム』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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