メンバーほぼ全員から一本を狙われる壮絶なレッド
番組は変わって、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です。
カブトムシのギイちゃんが帰ってきた！今回は、本作のさらに別の勢力（脳人寄りか？）とも言えるドンムラサメの活躍回。確かにそれらは挿入されていましたが、終盤の最後のみであり、基本的にはタロウからなんとか一本とろうとするはるかたちのドタバタ劇が描かれました。
ギャグ回と言えるのかどうかは微妙ですが、こうしたトンチンカンなお話でも（ほめてます）、ちゃんとキメるところとシメるところはちゃんとやっているのが、興味深いポイント。そして、なんだかんだでドンブラザーズの絆が深まった形になっているのも面白いです。相変わらず翼は置いてけぼりだけどね…。
なお、前回（ドン17話）の感想記事は↓コチラです。
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また、同日放送の『仮面ライダーリバイス』の記事は↓コチラです。
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マザーの意思を受け、ドンムラサメが密かに人間界に忍び込んでいた頃。なんとかして、ドンブラザーズの一員として認めてもらおうとするジロウは、タロウと話し合い、彼から一本とればそれが実現できるという話に持ち込みます。それを受けたジロウは、本気でタロウから一本取ろうと画策。残念ながら作戦はことごとく失敗しますが、それを知ったはるかたちも、興味を示しはじめて…。本編開始直後こそ、ドンムラサメのにおわせ演出があったものの、すぐに舞台は喫茶どんぶらへ。ジロウが仲間として認めてもらうためにあれこれしようとするのは、以前も観られた展開ですが、その条件がタロウから一本とることであり、そのためにジロウがなんでもしようとするさまには笑わされました。ドンブラザーズって、チームとしてはある程度結束してるけど、「心からの仲間」って感じの繋がり方じゃないから、こういう形になるとけっこう容赦ないことやり始めるんですよね。こうして失敗するジロウを目の当たりにして、彼がしたタロウとのゲーム（というべきか？）を知ったはるかたち。彼女らはそれを止めるどころか、逆にノリノリで参加する意欲を見せ、誰に頼まれたわけでもないのに奮闘し始めます。
なんとかして、タロウから必ず一本とる。それに異常なまでの意欲を見せるはるかたちは、それぞれの作戦でタロウを急襲。しかし、彼に勘づかれるか自分の良心の呵責により、それらもことごとく失敗してしまいます。そんな中、今度はソノイが独自にタロウに勝負を持ちかけ、タロウはそれを受諾。これにより、彼ははるかたちの妨害をかいくぐりながらソノイと対決するハメに陥るのでした。中盤からは、はるかたちの他ソノイまでもが介入することで、お話のドタバタっぷりはヒートアップ。最初につよしが「もやしを一本とる」と言い出した時点で既に面白かったですが、その他のメンバーはそれを上回る勢いで大胆な行動に出てきていました。一番驚かされたのは、やっぱり真一の狙撃。おもちゃのライフルとはいえ、遠方から相手を狙撃だなんて、ハッキリ言って普通ではないでしょう。本当にタロウのことを思ってるのか思ってないんだか…。そんなカオスな状況下に、さらに介入してきたのがソノイ。唐突に人助け対決を始めたかと思ったら、いきなり「私は脳人のファッションリーダーだ」と豪語しちゃうんだから、これで笑うなというほうが難しいです。相対的にタロウがまともな人間に見えてくるのが、ある意味恐ろしいです。
どうしてもタロウから一本とれないため、陣にまでそのヒントを求めるはるかたち。それを踏まえた最後の作戦は、確かに成功しかけますが、最後の最後でメンバー全員の良心がそれを止めさせます。こうしてタロウとの勝負は決着がつきますが、そこへドンムラサメが登場。ほぼ無感情で襲いかかってくる相手に苦戦を強いられるドンモモタロウ／タロウたちでしたが、なんとか撤退に追い込むことに成功。しかし、ドンムラサメの正体は全くわからずじまいでした。とうとう陣まで巻き込んでしまったはるかたち。陣も陣で、割とノリノリでそれに協力し、はるかたちに良心が残っていなければガチで一本とれてた可能性があるのが、これまた面白いです。いやいや陣、そこは立場的に「そんなことせずにタロウに付き従え」とか言うべきじゃないのか？しかも、タロウが子供の頃カブトムシしか友だちがいなかったことバラしちゃったし…。こうしたムードで、結局なんだかんだで翼を除くメンバーの絆が深まった感が出てお話は完結。ここでようやく再び、思い出したかのようにドンムラサメが登場し、ドンブラザーズに攻撃をしかけます。初登場補正もかかり、さらに忍者的な能力を駆使することで、ドンブラザーズを圧倒したドンムラサメ。尺の都合上、相対的に「アルターになったら逆に弱体化してね？」感が出ちゃっていましたが、今後アルターとしての強さも見せてくれることでしょう。それにしても、ドンムラサメの行動目的は…何なんだ？
その電話ボックスを無くそうとすると、炎神鬼は現れる。奇っ怪な事件が起きる中、はるかの出会った少女の正体は幽霊だった！ドンブラザーズは、彼女を成仏させ、炎神鬼を倒すことができるのか！？
次回は、夏らしいホラーテイストな一編になりそう。「ゲストキャラが幽霊」というのは、次回の究極のネタバレ（物語の肝になりそうなもの）な感じがしないでもないけど、それを惜しみなくバラしちゃうということは、きっとそれ以上の“何か”が、ドラマの中に隠されているのでしょう。
やあやあ、ドン19話の感想記事は↓コチラだ！ここはブログ、リンクを踏んで記事を読んでくれ！
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