お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン17話 ちょっとした感想

常軌を逸した愛の形!

 

 

 

番組は変わって、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です。

 

愛は光だ。光が無ければ…人は一歩も歩けない。今回は翼の主役回。つよしを除く他のメンバーはギリギリまでその出番が抑えられ(ジロウはAパートでもちょろっと出てくるけど)、彼の秘密にしていた1年前の事件、そしてゲストキャラクター:田辺の恋路のドラマが描かれることになりました。

 

シリアス要素として1年前の事件のことが挿入されていますが、そのぶん田辺のドラマがギャグチックな面もあってバランスをとっている印象。こうした状況下で、田辺の彼女:加奈子との意図しない三角関係までをも盛り込んでおり、レギュラー・ゲスト合わせてキャラの大渋滞を引き起こしていました。これを捌き切ってしかも一応の完結を見せるんだから、凄まじいよなぁ…。

 

なお、前回(ドン16話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーバイス』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

ソノニに正体がバレてしまったものの、偶然自殺未遂の若者:田辺を救った翼。彼から話を聞いたところによると、どうやら以前ヒトツ鬼(地球鬼)の事件に巻き込まれたことがきっかけで、彼女である加奈子との関係が悪くなってしまったとのこと。夏美を救うための「1年前の事件の約束」が気がかりだった翼ですが、田辺に協力することを選択。しかし、渾身の作戦はジロウにぶち壊されたうえ、夏美の姿を見かけた彼は、居ても立っても居られなくなり…。序盤から翼が主役という形でお話が進行。“愛”に関するセリフ回しは、井上節をかなり感じるものになっていました。「愛は光だ」という言い回しは他の作品でもありえそうだけど、そのあとに「光が無ければ…人は一歩も歩けない。」と続けるのが、井上脚本らしいですよね。そんな翼は、田辺の自殺を未遂で阻止したことから、彼の恋路に介入するハメに。知り合いのメイクを巻き込んでまでひと芝居打ちますが、ジロウの偶然の介入により失敗に終わります。前回の次回予告だと、翼のブラックデビルのコスプレがヒトツ鬼の仕業のように見えましたが、実際はそんなこと関係なく、翼が自ら臨んでやったことであることが発覚。いやぁ、あのメイクは極端すぎるでしょ。本当に田辺に対して加奈子の気が引けると思ったのか…?

 

夏美(みほ)を追いかけた翼は、つよしと遭遇。それをキッカケに、翼は彼と田辺に、1年前に起きた事件のことを告白します。その途中でつよしがいなくなったのち、入れ替わるようにソノニが登場。その美貌の前に、彼女になびきかける田辺でしたが、結局は加奈子のもとへと戻るのでした。中盤では、翼が今回何度も言っていた「1年前の事件」が明かされることに。売れない劇団の一俳優だった彼は、1年前折り鶴の襲撃を受け(おそらく獣人)、夏美をさらわれてしまうハメに。姿を消す直前、謎の存在の言葉による「1年間口外しなければ夏美と会わせてやる」という言葉を本気で信じて、今日まで生きてきていました。このシーンで興味深いのが、①獣人を束ねる存在(?)が「夏美と会わせてやる」と言っているものの、それは正気の夏美とは限らないということと、②翼とつよしの間で「夏美=みほ」となっていないため、絶妙な塩梅で話が噛み合っているようで噛み合っていないという2点。一見すると両立しなさそうな2つの要素ですが、それを成り立たせてしまっているのが、井上脚本の面白いところだなと感じましたね。

 

田辺は加奈子との仲を回復しきれず、さらに彼女が、地球鬼に襲われた際翼に救われたことがキッカケで、彼にゾッコンであることが発覚。全く予期せぬ三角関係に、翼は巻き込まれてしまいます。しかもそのうえ、彼の正体がイヌブラザーであると知ったことで絶望し、鳥人鬼化。ソノニやソノザまでもが介入し戦局は混乱を極めますが、タロウらが駆けつけたことで形勢逆転。鳥人鬼はドンドラゴクウの手で倒され、鳥人鬼ングはドンオニタイジンにより撃破されるのでした。鳥人鬼になってしまったのは、田辺ではなくその彼女である加奈子。既に破局状態なのに、田辺の呼びかけに応じてくれるところに、彼女の優しさを感じましたが、直後翼に異常なまでにゾッコンであること、そして彼がイヌブラザーであると知った途端錯乱するといったあたり、「やっぱりマトモじゃねぇな」と感じました。最終的には田辺とよりを戻しているようだけど…いいのかこれで?また、このシーンでは、翼が全く意図せずして三角関係の一部に組み込まれているのが面白いところ。こうした構成は、さすが『ジェットマン』のメインを務めた井上脚本だけのことはあるという感じでしょうか。こうした状況下で、ソノニとソノザも介入し、もはや翼の力だけでは事件を解決できそうにないと感じられたとき、駆けつけたのがタロウら仲間たち(彼らは翼を仲間としてまだ認識してないけど)。彼らの尽力により鳥人鬼および鳥人鬼ングは倒され、事件は解決します。本編時間あと5分というところで、タロウら残りのメンバーがようやく登場。「本当に解決できるのか?」と本気で心配になりましたが、なんとか決着をつけてくれました。いやぁ、今回は本当に…井上脚本の筆力を感じたなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンブラザーズの一員として、順調に(?)活躍を続けるジロウ。そんな彼を、未だ疑い続ける真一。彼らの間で軋轢が生じるとき、謎の戦士:ドンムラサメが介入してきた!

 

次回は、今回終盤でチラッと登場したドンムラサメの、本格的な登場回。彼が味方側につくのか敵側につくのか、そもそも人間態があるのか否か、非常に気になるところです。直前ネタバレでも詳細な情報がなかったあたり、数話だけで出番が終わる可能性もあるけど…、いやいや侮れませんよ、井上脚本ならね。

 

やあやあ、ドン18話の感想記事は↓コチラだ!ここはブログ、リンクを踏んで記事を読んでくれ!

 

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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