世界を賭けた、世界初の一大じゃんけん！
番組は変わって、『機界戦隊ゼンカイジャー』です。
お前が気まぐれに作った世界でも、もうそこで生きている人がいるんだよ！とうとうやってきた最終回。その展開は、予想通り神との最終決戦となりましたが、その描写は中盤で終わり、後半は復活した各世界＝トピアの交流が描かれ、介人も新たな夢を求めて旅立つという、さわやかな幕切れとなりました。
前回までの展開で、「これをどうまとめ上げるんだ？」とかなり不安になりましたが、『ゼンカイジャー』らしさを維持しつつ、物語を完結させたのは見事の一言。しかも、ちゃーんと後年の作品に客演する可能性も考えて、介人たちのその後をきちんと描いていたのもGoodでしたね。なんだかんだで、キッチリとまとまってよかったよ。
なお、前回（第48カイ）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーリバイス』の記事は↓コチラです。
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ある日、カラフルで目を覚ました介人。大学に研究に出かける功と美都子、開店の支度をするヤツデといつもの日常が目の前に展開されますが、だんだんとそれに違和感を覚えていきます。そして、スカイツリーでのいざこざや、功たちが未だ並行世界へ行くための研究をしていることから、この世界がかつての自分たちの世界でないことを確信。事情を確かめるため、神を呼び出そうとします。今回は、冒頭のセッちゃんによる前回の振り返りがカットされ、OPはEDとして終盤に使用される形に。最初は「まあ最終回だし特別仕様になるよね」程度で軽く流していましたが、お話が進むにつれ、第1話以前のことを繰り返していることから、セッちゃんの前回の振り返りが無いのは「そもそも前回が存在しないことになっているから」という展開に落とし込んでいたのは、とても上手いなと感じました。いや～、最終回特有の特別仕様を、よくドラマにも落とし込んできたよなぁ。そんな書き換えられた世界を過ごしていて、違和感を覚えた介人は、功たちがセンタイギアのことをまったく知らなかったことから、神によって何らかの作為が加えられたことを確信。どこにいるかもわからない神を呼び出そうと、カラフルの中で叫びます。残されたかすかな記憶と感覚から、この世界のおかしさを見破った介人。逆に彼の看破がなければ、もう永遠にこのままだった可能性もあったんだよなぁ。
介人の呼びかけにより、神が介人の姿を借りて登場。彼は自分勝手な論理を並べ立て、それに対して介人は怒ります。そして、やがて両者は戦闘へ。お互いゼンカイザーの能力を使っているものの、仲間たちの思いを受けた介人の方が、じょじょに神を上回っていきます。そして、最後に決着をつけた方法は…。中盤では、介人と神との対決が実現。神はイジルデの発明したトジルギアを利用して、自分の作りすぎてしまった世界の多くを圧縮保存し、介人たちの世界のみを生かしていました。神の論理は身勝手であり、その世界に生きるものから見ればたまったものではない考え方ですが、「そもそも神が計画的に世界を作ったら、こんなことにはならなかったはずじゃあ…」って、ちょっと思ってしまいました。そりゃ、カシワモチトピアやらニンジントピアやら作ってたら、トピアだらけになって管理できなくなるよなぁ。そんな神との対決は、実質的にゼンカイザーどうしの対決へ。両者同じ力を使うため拮抗しますが、ジュランたちの思いを背負った介人の方が若干雄形になり、最終的には彼の提案でじゃんけんで勝敗を決める形に。それには介人が勝利し、神は約束通りすべてのトピアを開放するのでした。世界の命運を分ける勝負の方法がじゃんけんというのは、なんとも介人らしい発想。ここでパー対グーで勝利したのは、「世界を開くか閉じるか」とか「番宣ポスターのポーズを意識している」とかいろいろ言われてるけど、どこまで本当なんだろうなぁ。
介人の尽力により、全てのトピアが解放。彼の住む世界はゼンカイトピアと名付けられ、さらに他のトピアとの交流も続々と開始されています。キカイトピアからジュランたちやステイシーを、そしてカイゾクトピアからゾックスたちを再び迎え入れた介人は、喜びを露にし、そして自分自身も、新たな未来へと踏み出そうとしていました。後半では、割と長い時間を取って、神との戦いが終わったその後の世界を描写。ゼンカイトピアは多くの他のトピアとの交流を深め、ジュランたちも再び自由にトピア間を行き来できるように。ステイシーもキカイトピアにてあくまでも一市民として暮らし、定期的にカラフルに出入りするようになっていました。どのトピアも分け隔てなく交流するという、まさに『ゼンカイジャー』という作品が理想としていた世界が、ついにここで実現。ステイシーの笑顔も、実にさわやかなものでしたね。このように周りが成長したり発展したりしていく中で、現状維持だったのが介人。しかし彼もまた、ヤツデたちに背中を押され、新たなる夢と新たなる世界初を求め旅に出ます。ラストで展開されたのは、元気いっぱいに旅立っていく介人の姿。『ゼンカイジャー』の幕切れにふさわしい、明るい未来を予感させるものでした。
マンガ家志望の女子高生：鬼頭はるかは、あらぬ疑いによりそのすべてを失った。そんな彼女のもとに残されたのは、オニシスターへの変身能力と、「タロウを探せ」という謎のミッション。そのタロウの正体こそ、ドンブラザーズのレッド：ドンモモタロウだった！
次回より、「スーパー戦隊シリーズ」第46作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が放送スタート。個人的には、今のところ不安要素しかないんだけど、うまいこと1年間走り切ってくれる…のかこれ？
やあやあ、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン1話の感想記事は↓コチラだ！ここはブログ、リンクを踏んで記事を読んでくれ！
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