そばもうどんも混在するカオスな名乗り
番組は変わって、『機界戦隊ゼンカイジャー』です。
だったら俺じゃなくて、介人がどうにかしろよ。本気出せるのは介人、お前だ。今回は、年末最後の回にふさわしい、年越しそばをテーマにしたお話。そばVSうどんの派閥争いだけかと思いきや、ラーメンやパスタ果てはジャージャー麺やソフト麺まで登場し、カオスさを極めた展開になりました。
ギャグ描写中心でしたが、そこは香村脚本、要所要所でしっかりとシリアスを挿入。功博士と腹を割って話す介人の姿や、イジルデにハメられて立場が危うくなるステイシーの様子も描かれていました。このままだと、ステイシーはハカイザーと同じく、洗脳&改造展開かな…。
なお、前回（第40カイ）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーリバイス』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
ついにカラフルに帰ってきた功博士。しかし彼は、興味を持ったことに全力全開で、介人のこと等二の次扱い。介人たちは日常が戻ってきたと気にしていない様子ですが、ジュランは気になっていました。そんな中で、メンワルドが出現。介人が功博士を止めるのに手間取ったため、彼不在でジュランたちが出撃しますが…。トジテンドにいた頃の記憶を失っていることもあり、介人そっちのけで、ジュランたちキカイノイドに興味を示す功博士。放っておかれている介人がかわいそうに見えますが、本人もヤツデもほとんど気にしていない様子なので、これが五色田家の「家族の形」なのでしょう。家族の数だけ、その形がありますからね。とはいえ、介人はちょっぴり寂しいようで、なんとか功博士と1対1で話す機会を窺っていましたが、充電時間に入ったりメンワルドが入ったりで、なかなかとれずじまいでした。功博士は無事帰ってきたものの、その身体は改造されたサイボーグのままらしい。『ゼンカイジャー』だから軽いノリで済んでるけど、これ、かなり悲しい後遺症だよね…。
メンワルドの能力で、そば派とうどん派に分断されたゼンカイジャー。その争いは、やがて一般市民を巻き込んだ一大騒動に発展します。これを目の当たりにした介人は、メンワルド捜索の時間稼ぎを兼ねて、そばVSうどんの料理対決を開催。それにジュランたちが夢中になっているスキに、彼は腹を割って功博士と話すのでした。メンワルドのおかげで、そば派とうどん派で社会が真っ二つに割れることに。これを上手くとりまとめ、さらにメンワルド捜索の時間稼ぎをしたのが、介人でした。中盤のこのシーンで、介人のリーダーとしての有能っぷりが発揮。表向きは能天気な料理対決を提案していましたが、その裏にはジュランたちをこちらに引き付け内輪揉めをやめさせること、さらにセッちゃんによるメンワルドの捜索時間の確保がありました。これをサラッとやってしまう介人が、本当にカッコいい。功博士じゃないけど、いち視聴者として私も感動を覚えました。そんな料理対決の中で、介人はついに功博士と1対1で話すことに成功。彼からステイシーを救うヒントを得た介人は、そのために全力全開で奔走することを誓うのでした。そばVSうどんの料理対決というトンチキな状況下で挿入される、介人たちのマジメなやり取り。この2つの出来事が1シーンで両立できちゃってるのが、驚異的だよ…！
セッちゃんのリサーチで、メンワルドを発見。すぐに料理対決を抜け出した介人は、ジェットマンギアの力を応用して、洗脳状態のジュランたちを束ね、メンワルドを撃破します。続いて現れたダイメンワルドには、スーパーゼンカイザー含めてメンバー全員が能力の毒牙にかかりますが、ダイメンワルドの予想しなかった団結力で打ち破るのでした。ジェットマンギアの力を使った、ゼンカイザーのミラクル技。それはイエローオウルによるトマト投げ攻撃でペーストまみれになったメンワルドを、「アイツはパスタ派だ！」としてジュランたちを一致団結させるというものでした。ジェットマンギアの使い方に驚いたけど、ジュランたちの単純さの方にもっと驚いたよ！そうして倒されたメンワルドですが、今度はダイメンワルドとなって登場。麺の種類が大幅に増えてゼンカイジャー全員が仲間割れを起こしますが、ダイメンワルドの何気ない一言で驚異の団結力を見せ、撃破するのでした。巨大ロボ戦では、ミニチュアの上に実際の麺料理を置いて攻撃演出を合成するという、かなりイカれた描写が登場。今さらだけど、何でもアリだな『ゼンカイジャー』！
次元移動装置をあっという間に完成させ、美都子捜索のため旅立った功博士。その影で、ステイシーはイジルデの言葉にハメられ、トジテンド内での立場が危うくなっていました。イジルデの言は全て口から出任せでしたが、部分的に真実を突かれたステイシーは、何も言い返せず―。功博士が最後に置いていったのが、46番：ドンブラザーズのセンタイギア。ということはやっぱり、『ドンブラザーズ』は『ゼンカイジャー』の完全に地続きの世界観になるのかなぁ。
日本人の心のふるさと：こたつ。それを武器にして暴れまわる、コタツワルドが現れた！ほっかほかでぬっくぬくのこたつの脅威から、介人たちは抜け出すことが出来るのか！？
年末年始特番に伴う1週間の放送休止を挟んだ次回は、こたつがテーマのお話。まさか、『ドンブラザーズ』とのコラボ回が通常回になるとは思わなかったよ。
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