あまりにもアクの強すぎるご先祖様!
番組は変わって、『機界戦隊ゼンカイジャー』です。
クリスマスだってのに、盆と正月が一緒に来るんじゃねぇよ!今回は、ボンワルドによって召喚されたご先祖様たちがひと騒動起こすドタバタな感じのお話。ジュランたちゼンカイジャー側のご先祖様がギャグっぽく描かれていたのに対し、ステイシー側の方はハードでしんみりとした描かれ方をされていたのが印象的でした。
今回の事件を通して、1つの気づきを得たステイシー。これが彼の改心につながるのでしょうか。それとも単なる作戦の方針変更にとどまるのか―。ボッコワウスがハカイザーの改造を企むという、ステイシーの思いとは真逆の方向に進もうとしているあたり、ステイシーが最終的にゼンカイジャー側につく可能性もまだ少し残ってる気がするんだけどなぁ。
なお、前回(第37カイ)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーリバイス』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
世間はもうすぐクリスマス。そして、12月12日は介人の誕生日。パーティーが連続することでウキウキ気分な介人たちでしたが、それに水を差すようにトジテンド出現の報せが。現場に急行した彼らが目の当たりにしたのは、なんとボンワルドとショウガツワルドという2体のワルドでした。ワルド側が混乱しているスキに倒そうとするゼンカイジャーでしたが、ボンワルドが放ったガスをジュラン・ツーカイザー・ステイシーザーが浴びたことで、それぞれのご先祖様が突然現れることに…。前回の次回予告で既に明らかになっていた、ボンワルドとショウガツワルドのW登場。何か理由があるのかと思いきや、本当に偶然の登場であり、どさくさ紛れにショウガツワルドは今回逃亡してしまいます。登場の経緯が偶然というのは面白いですが、そのせいでトジルギアの能力が全然使えなかったというのがなんともおマヌケな感じ。というか、そのことをトジテンド側も知らなかったのかよ…!こうした中で始まる介人たちの戦いでしたが、ボンワルドが突然ガスを放ち、ジュランとツーカイザー、そしてステイシーザーが巻き込まれることに。やがてそれから解放された時、彼らが目の当たりにしたのは、既に死んだはずのご先祖様たちでした。突然召喚されちゃったご先祖様。ステイシーだけ母親という面識のある家族でしたが、その他は会ったこともないくらい遠く離れた家族でした。ステイシーとバランスを取るなら、ジュランもツーカイザーも、両親か祖父母あたりにしておいた方がよかったんじゃないかなぁ。
突然現れたご先祖様の前に、街の人々はたじたじ。ジュランやゾックスも例外ではなく、自由奔放なご先祖様の前に振り回されっぱなしになります。一方のステイシーは、母自身がもともと落ち着いた性格であったことからか、それほど混乱なく関係性を築いていくことに成功。彼の心の中で何かが動きそうになろうとしたとき、非情にもボンワルドの作戦の第2段階が始動するのでした。中盤の展開は、召喚されたご先祖様に振り回される介人たちとステイシーの描写が中心。ゼンカイジャー側のご先祖様は、どちらも自由気ままで好き放題やっていましたが、ステイシーの母は、もともとの性格にプラスしてステイシーのことをはっきりと覚えていたため、久しぶりの再会という形で穏やかな雰囲気になります。ゼンカイジャー側のご先祖様のインパクトに目が行きがちですが、やはりステイシーのやり取りのシーンは見逃せないところ。母との再会を内心喜びつつも、その裏でかなりの葛藤があることがしっかり描けていました。この直前まで散々ギャグ描写やってきているので、かなりテンションの落差がありますが、全く違和感がなかったのがGoodでしたね。
ボンワルドを発見した介人たちは、変身して交戦開始。その中で、ステイシーのことが気にかかった介人は、ハカイザーから居場所を聞き出し、母親に殺されそうになっているステイシーを間一髪で救出します。その直後に、ガオーンたちがボンワルドを撃破したことでご先祖様たちは消滅。続いて現れたダイボンワルドはゼンカイジュウオーによって倒されます。こうして事件は解決し、ステイシーは今回を通してあることに気づくのでした。ボンワルドの作戦により、暴走を始めるご先祖様たち。ステイシーの母も例外ではなく、ナイフで彼を殺しにかかりますが、スーパーゼンカイザーがそのピンチを救います。ステイシーを襲う際、なんだかメンヘラチックな女性へと変貌してしまった彼の母。幽霊だからワープみたいなこともできたんだろうけど、静かにステイシーに迫るさまが、恐ろしくて戦慄しましたね。そんなご先祖様も、ボンワルドがゼンリョクゼンカイキャノンで木っ端微塵にされたことで消滅。ダイボンワルドもゼンカイジュウオーに倒されます。巨大ロボ戦中の、スーパーゼンカイザーの「俺は200歳まで生きる!」発言には笑わされました。いろんな意味で介人らしいセリフだけど…極端すぎな~い?そしてラスト、今回の事件を1人振り返るステイシー。そこで彼は、細かな点は違うとはいえ、憎むべき父バラシタラのやり口(今回のボンワルド)と、自分が今やっていること(ハカイザーの使役)がほぼ同じであることに気づきます。自分のやり口を、少し後悔するようなそぶりも見せるステイシー。個人的には、彼の改心の兆しが見えてきた気がするけど―どうやら雰囲気的に、周りがそれを許さなさそうだなぁ。
とうとうやって来た介人の誕生日。だが、それとともに逃げたはずのショウガツワルドもやって来た!あまりにも早すぎる正月の訪れを前に、介人たちは無事誕生日会を迎えることができるのか!?
次回は、今回取り逃がしたショウガツワルドとの対決回。「なんでこの時期に正月の話題を?」と思ったけど、おそらくクリスマス商戦にかけてハカイザー関連の話をやり、年明けからはトジテンドとの最終決戦を描くためなんでしょうね。スケジュール的に、そろそろ純粋な単発回も終わりかなぁ。
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