お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーリバイス』第4話 ちょっとした感想

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ライダーキックでラブパワー爆発!

 

 

 

俺、やるよ…“仮面ライダー”!今回の『仮面ライダーバイス』は、前回の後編に当たるお話。一輝の家族と彩夏の家族の対比、そしてそれぞれの抱える問題点とその解決、さらにはデッドマンズの生み出される目的の解明やプテラゲノムの初お披露目など、引き続き内容てんこ盛りの一編に仕上がっていました。

 

今回は特に1話の中でこなすべきことが多かったですが、1つ1つの描写を極限まで削って圧縮し、まとめ上げていたのが秀逸。細かいところを見れば疑問点やツッコミどころもありますが、30分ドラマの中でこれだけのものを詰め込めていたのですから、十分だと言えるでしょう。いろんな意味で、中身が濃いよなぁ。『リバイス』という作品は。

 

なお、前回(第3話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

さくらたちの誘拐事件を経てもなお、仮面ライダーとしての活動よりも、銭湯のことを優先しようとする一輝。その頑なさに大二はついにしびれを切らし、大声で当たってしまいます。同じ頃、さくらは彩夏の家に行くも、当の本人は不在。実は彩夏はデッドマンズと契約していた張本人であり、さらには上級契約を志願。妹・小春のライブに姿を見せますが、態度を変えぬ母・妙子の前でついに正体を現します。そして、ここでの戦いは、一輝に禍根を残すものとなるのでした。相変わらずの一輝に対し、イライラ度が頂点に達している大二。ここでの彼は、のちに一輝が指摘する通り「仮面ライダーになれないことへの怒り」もそうですが、フェニックスの一員として一輝を契約させられないもどかしさや、世界を守れる力があるのにその自覚がない一輝など、様々な不満等のマイナスの感情が渦巻いていたのでしょうね。そんな、兄弟の絆にヒビが入り始めた矢先に起きたのが、彩夏の変身したコング・デッドマンによるライブ襲撃事件。偶然その場にいた一輝は変身し応戦しますが、彩夏の上級契約を止められなかったうえ、小春の誘拐を許してしまうという、散々な結果を招くのでした。この直前、アギレラたちの会話で、デッドマンズの目的やデッドマン(怪人)が生み出される仕組みについての解説が挿入。「なぜデッドマンが限られた数しか出てこないのか」・「なぜギフ復活に四苦八苦しているのか」が、一気にここで解明されました。詳細は本編を見ればわかるので割愛しますが、なるほどこれは上手い設定を考えたなぁと感じましたね。

 

彩夏一家の抱える問題を知ったと同時に、大二との関係がどんどん悪化していく一輝。悩む彼に対し、アドバイスを与えたのは、母・幸実でした。人に寄り添える男になることを決心した一輝は、翌日、小春を人質に高層ビルの屋上に出現したコング・デッドマン フェーズ2の前に、妙子を連れて登場。そこには、彼のある大きな賭けがありました。中盤は、一輝の苦悩とそこからの立ち直りがドラマの見どころ。時間的にはわずか数分であり、「もっともみこんでこれだけで1話丸々使う手もあったのになぁ」とは思いましたが、そのスピーディーな立ち直りとそこからの彼の行動を観ると、「まあこれはこれでありかな」と感じました。一輝の立ち直りと幸実の言葉からの気づきを、彼の行動(彩夏との関係修復のため、妙子をコング・デッドマン フェーズ2の前にわざわざ連れてくる)で表現していたのはGoodでしたね。こうした一輝の行動、そして妙子の言葉に、コング・デッドマンの中の彩夏の心は、激しく揺れ動くことに。しかし、バイスタンプの力が、彼女の更生をはばみます。このまま、彩夏を救うことはできないのか―!?

 

妙子を救うため、一輝はとっさにリバイに変身。さらにプテラバイスタンプを使ってプテラゲノムにフォームチェンジし、高層ビルから落下する小春を救います。そして、彼女を託し、大二と和解したリバイは、仮面ライダーとして活動することを正式に表明。ビル街を素早く逃げるコング・デッドマンフェーズ2をバイスとともに追いかけ、最後はレックスゲノムに戻り、ライダーキック一閃!彩夏とバイスタンプを分離し、彼女の家族の絆を含めて救出することに成功するのでした。終盤の戦闘はCG合成をふんだんに使ったダイナミックな描写が印象的。クオリティはまあ東映特撮でよく見るレベルですが(それでもスゴいんだけれども)、これだけ長いものは、『セイバー』の序盤以来じゃないかなぁ?戦い方も、プテラゲノム一強じゃなくて、レックスゲノムの方にも見せ場を与えていたのが良かったです。そして、最後はライダーキックでフィニッシュ。契約をご破算にする=契約を蹴る=ライダーキックっていうのが、また秀逸だよなぁ。そうそう、ライダーキック絡みで秀逸といえば、「フェーズ2のデッドマンはライダーキックで倒せる」という説明描写を、大二の回想でまとめていたのもGood。こうすることで、かなり描写を圧縮していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一輝たちの活動がキッカケで、しあわせ湯には悩みを抱えた人々も多く訪れることに。ある老人が心配する、実の孫が抱えている秘密とは何か?そして、リバイ&バイスの前に現れる、新たな仮面ライダーの正体は!?

 

次回は、新ライダーである仮面ライダーエビルの初登場回。そして、ゲストにはなんと林家木久扇師匠が登場します。ゲストが豪華なのはいいけどさ、展開が「平成仮面ライダーシリーズ」ではおなじみの“ゲストのお悩み解決回”になっちゃいそうなのが、ちょっと心配だなぁ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第29カイ ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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