お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーリバイス』第3話 ちょっとした感想

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マンモスの力で、俺・参上!

 

 

 

沸いてきたぜ…こいつら全員ぶっ倒して、さくらと彩夏を取り戻す!五十嵐家を、なめんじゃねぇ!今回から『仮面ライダーバイス』は、パイロット版でもある第1・2話を経て、いよいよ『リバイス』という物語をさらに深めていく段階へ。突然現れたコング・デッドマンとの戦いと、意図的に引き起こされたさくらとゲストキャラクター:彩夏たちの誘拐のお話を同時並行で描写。さらに、第3のフォームであるマンモスゲノムも登場しました。

 

1つ1つのお話はそれほど難解ではないのですが、それをいくつも同時進行させて絡めることで、全体のお話にスピード感と視聴者を飽きさせない工夫を作り出しているのが、『リバイス』の作風の特徴な感じ。今回も、その手法が生かされており、最後まで飽きることなく観ることができました。結果的には雇われの捨て駒キャラだったとはいえ、誘拐犯のセリフは、ちょっと重みがなかった気がするけど、それ以外は良かったかな。

 

なお、前回(第2話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

周辺で再開発計画が持ち上がっており、今日も地元の役所の役人から、執拗な立ち退き要求を受けるしあわせ湯。銭湯を守ろうと必死になる一輝や常連客ですが、対する銭湯の主である父元太は、契約書に押印しようとする始末。そんな中、近くのショッピングモールにデッドマンズが現れたとの報せが、さくらから入ります。現場に駆け付けた一輝は、幼馴染である彩夏との再会を喜ぶ暇もなく、戦いに突入。しかしその最中、今度は謎の誘拐犯が現れ、さくらと彩夏を拉致してしまうのでした。各登場人物どうしのやりとりを次々に挿入し、短い時間の間で彼らの心の動きやドラマを描くのが、『リバイス』の特徴。今回もそのやり方が取り入れられ、OP前後の間に、五十嵐家の各キャラがどういう行動をし、そこにどんな思いがあるのかがコンパクトかつ端的にまとめられていました。今回のこのパートで気になるのは、しあわせ湯に対する五十嵐家の人々の考え方。一輝が常連客とともにそれを守ろうとする一方で、さくらを除く他の家族たちが、それほど銭湯の行く末に興味がなさそうなのが引っ掛かります。大二は、フェニックス所属として一輝をスカウトしなければならないという事情があるので、まだ理解ができますが、元太と幸実がどこか他人事みたいなのは、なぜなんだ…?普通、こういうのは「両親側がこだわって子供側が無関心」というパターンが多いですが、『リバイス』の場合それが逆転しています。

 

誘拐犯の目的が、身代金であることを知ったさくら。同じ頃一輝たちは、そのアジトである廃工場を突き止めていました。しかしそこに、再びコング・デッドマンが立ちはだかります。さらに幹部の1人であるフリオも現れ、彼らは劣勢に。さくらたちとデッドマンズ、どちらを優先するか一輝とバイスぶつかり合う中、大二の取った行動は…。誘拐犯の目的は、多額の身代金というシンプルなもの。結局今回のラストで、彼は何者かに雇われた使い走りであることが判明するので、このシーンでさくらたちに語る話は全てでっち上げか首謀者の書いた脚本なのでしょうが、中途半端な社会風刺でモヤモヤしました。そういうのを入れるなら、徹底的にやってほしいなぁ。そんなさくらたちを助けるため、駆け付けた一輝たち。デッドマンズの攻撃をものともせず突っ込もうとしますが、フリオが現れたことで状況が一変します。さくらたちかバイスタンプか、どちらを優先するか一輝とバイスがぶつかり合っている中、大二がとった行動は、なんと一度フェニックスへ戻り、新たなバイスタンプを調達してフリオと交渉するというものでした。Bパートにおける大二は、重要な働きをしていますが、やせても枯れてもフェニックスという特殊部隊所属のくせに、あまりにも弱気すぎ。リバイスドライバーが使えなかったことの悔しさとトラウマがあるのはわかりますが、それを加味しても描写がオーバーすぎます。もっとソフトでも、彼の葛藤は十分伝わったかなぁ。

 

大二はフリオと交渉するも、それはすぐに裏切られるハメに。しかし、彼は必死にマンモスバイスタンプだけは守り切り、これを使ってリバイとバイスはマンモスゲノムへと変身します。イーグルゲノムと同じ要領で、バイスタンプを使いこなす2人は、コング・デッドマンを見事撃破。さくらたちも救出され事件は解決かと思われましたが、誘拐犯の証言により、本当の黒幕がいることが判明するのでした。終盤のバトルは、CGを駆使したマンモスゲノムの大掛かりな立ち回りが見どころ。スーツデザインだけでなく、技などにも随所に電王の意匠が取り入れられており、なかなか細かいなぁと感じましたね。そんなマンモスゲノムの初戦は、勝利で完結。さくらたちも無事救出されますが、まだ事件の謎は残ったほか、大二には一輝に対するしこりが残るのでした。少しずつですが、一輝に対する嫉妬心が生まれつつある大二。このままいくと彼、2号ライダーとかになる前に、デッドマンズ側に堕ちそうな感じがするな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さくらたちの誘拐事件は、まだ解決してはいなかった。彩夏とともに出かけた際、別のデッドマンズに襲われる一輝たち。しかし、それでもかたくなにフェニックスと契約しない彼と、それに激昂する大二。兄弟の絆は、ここで崩れ去ってしまうのか?

 

次回は、今回の後編に当たるお話。一輝と大二の関係も試されることになりそうです。一連の事件の犯人は、今回の描写を見る限り「アイツだろうな」って予想はつくけど…、果たして合ってるかな?

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第28カイ ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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