自 分 で 配 達 し た ピ ザ を 自 分 で 食 べ る
見返してやれよ。偉そうな能書きだけで、人の生き方否定してくるヤツらをな。前回、ストレイジ日本支部解散という大きな展開を見せた『ウルトラマンZ(ゼット)』。今回はD4レイを搭載する特空機4号:ウルトロイドゼロの開発が進む中、辞令交付まで待機中のハルキたちがバロッサ星人とまたまたまた遭遇し、戦いを挑むお話でした。
中盤以降はひたすら戦闘の連続で、久しぶりにセブンガーも大活躍。お話の内容に坂本監督演出のアクションもマッチしており、娯楽色強めな一編になっていました。坂本アクションがガチッとハマると、こんなに面白いものなんだなぁ!
なお、前回(第21話)の感想記事は、↓コチラです
bongore-asterisk.hatenablog.jp
◎ストーリー面
辞令交付前の待機or別部署配属中のハルキたちが、バロッサ星人と遭遇したことで総力戦を強いられるという、戦闘重視だった今回のお話。本筋のお話も進んではいたものの、どちらかといえば先述の通り娯楽色強めの一編でしたね。これから最終回に向けて展開もハードになってくるだろうし、最後の通常回ってスタンスで作ったのかなぁ…(一応、今回のお話も「最終章5部作」の1つにカウントされている)。
前回、クリヤマ長官の指示により実行された、ストレイジ日本支部の解散。ハルキは辞令交付まで休暇を命じられますが、じっとしていることはできませんでした。やがてヨウコからの連絡をきっかけに、彼女やユカ、そしてバコさんとの再会を果たすハルキ。その喜びに顔を綻ばせる一方、ヘビクラ隊長だけは独自に別行動をとっていました。ストレイジ日本支部の解散後、ハルキとヨウコは待機を兼ねた休暇、ユカとバコさんはセブンガー展示祭のスタッフに従事。お互い顔を合わせることは少なくなっていました。前半では、現在のハルキたちの生活、そこからの仲間たちとの再会が描写。段階を踏んで彼らが再会していくさまは、胸にグッとくるものがありました。前回の終盤で解散したばかりのはずなのに、なんだか解散してかなり時間が経っているような演出してたからなぁ…。劇中時間では3日しか経ってないんだけどね。冒頭では、坂本監督の趣味としか思えないハルキの上半身裸でのトレーニングシーンが挿入されてたけど、まあハルキらしい行動だと思えるから、良しとしましょう。このようにハルキたちが再集結する一方、ヘビクラ隊長は人目を忍んで別行動。地球防衛軍内に潜入し、D4レイ搭載の特空機4号:ウルトロイドゼロの開発とその課題を知るのでした。わざわざピザ屋に変装し、見事潜入に成功したヘビクラ隊長。いや、ジャグラス ジャグラーとしての能力を使えば、潜入なんて簡単なはずだけど…。しかも、このピザは実際に地球防衛軍から注文されたものかと思いきや、ヘビクラ隊長がおもむろに食べていたので、そうでもないらしい。なんなんだよ、この潜入は!?(ほめてる)
スタッフの休憩室のような場所で、雑談に花を咲かせるハルキたち。そんな時、突然バロッサ星人が現れます。仇討ちにはやる星人でしたが、ハルキたちには勝てず撤収。不意討ちを狙うもゼットと乱入してきたジャグラス ジャグラーに返り討ちにされ、巨大化して暴れ始めます。ゼットはアルファエッジとなり巨大化して応戦する一方、ヨウコたちは特に武器を持ち合わせていないためピンチに。その時ヨウコが目をつけたのは、展示用とはいえバコさんの手できちんと整備されていたセブンガーでした。ヨウコは至福のままセブンガーの乗り込み、アルファエッジに加勢します!三度登場、バロッサ星人。今回は「弟たちの仇討のため」に登場という設定でしたが、「お話上での今回とりあえずゼットたちが倒すべき敵」という位置づけが強く、先代2体に比べてかなりバックボーンが貧弱でした。ぶっちゃけた話、今回は敵キャラがバロッサ星人じゃなくても成立したよね。まあ、いいけどさ…。このバロッサ星人に対し、まったく武装を持ち合わせていないハルキたちは、徒手空拳で応戦。まさかの押され気味になった星人は不意討ちも狙いますが、これはゼットとジャグラス ジャグラーの手で返り討ちにされてしまいます。追い詰められたバロッサ星人は、タピオカドリンクを飲んで巨大化し…。登場後のバロッサ星人は、本当にいいところなし。生身のハルキたちに押されるわ、ゼットの返り討ちに遭うわと散々です。このシーンでは、坂本監督のアクション演出が珍しくお話の展開にマッチ。ハルキたちは武装を持ち合わせていないため、必然的に徒手空拳で戦うしかないんですよね。いつもは「持ってる銃とか使えばいいのに、なんで接近戦で挑むの?」となりがちですが、今回はしっかりと理由付けがされていました。
巨大化したバロッサ星人は、アルファエッジからチェンジしたベータスマッシュとセブンガーに押され気味。そんな中、キングジョーストレイジカスタムとトライキングの登場が、場をかき乱します。星人の他トライキングをも相手にせざるを得なくなったベータスマッシュとセブンガーでしたが、臆することなく応戦します。途中、トライキングの手によりキングジョーストレイジカスタムが大破し、トライキング自身もファイブキングへと強化変身しますが、負けじとベータスマッシュもデルタライズクロー、そしてガンマフューチャーの力で応戦して勝利。セブンガーもベリアロクを使用して、バロッサ星人に勝利します。こうして戦いは終わり、やがてハルキたちに辞令が交付される時がやってきて…。ジャグラス ジャグラーの変身するトライキング→ファイブキングは、地球防衛軍にゼスティウム光線を解析させるために登場。これによりキングジョーストレイジカスタムはお釈迦になりました。キングジョーストレイジカスタムのパイロットが岩田さんだったの、びっくりしたな…。その後、バロッサ星人とトライキング→ファイブキングを相手にすることになったベータスマッシュとセブンガーですが、ダウンすることなく応戦。ゼットはデルタライズクローとガンマフューチャーの力で押し切ってファイブキングに勝利、セブンガーはまさかのベリアロクとレッグキャリアーを使った「セブンガー波乗りスペシャルスラッシュ」で勝利を収めるのでした。玩具発売時、「怪獣を運べる」という触れ込みで紹介されていたレッグキャリアー。「こんなの絶対劇中で役に立たないよ」と思っていましたが、まさか今回このような使われ方をするとは思ってもみませんでした。今回の主役は、まさにセブンガーでしたね。カッコよかったぜ!!
◎特撮面
バロッサ星人、そしてトライキング→ファイブキングとの戦闘が前面にプッシュされていた今回のお話。ゼットもセブンガーも確かに窮地に立たされているのですが、各々の持てる力を最大限に発揮して戦っており、総力戦という感じで戦い抜き、そして勝利をつかみ取る構成になっていたのが素晴らしかったですね。
現れたバロッサ星人は、ハルキたちそしてゼット&ジャグラス ジャグラーに追い詰められ、等身大戦ではいいところなし。地球上のでんぷんを摂取して巨大化し、暴れ始めます。これに対し、ゼットはアルファエッジとなって応戦。ヨウコもセブンガーに乗って戦います。またまた等身大戦を見せてくれたゼット。こうしたウルトラマンの等身大戦を見せてくれるのはいいですよね。まさか『Z』劇中で2回も観られるとは!その後、バロッサ星人は巨大化。「特定の物質を摂取して巨大化できる」→「ハデな光を発しながら巨大化し、いきなり暴れ始める」という流れは、かつての「スーパー戦隊シリーズ」や「ウルトラシリーズ」を想起させるものでしたね。
アルファエッジがベータスマッシュとなり、セブンガーとともに戦う中、キングジョーストレイジカスタムが登場。これをきっかけに、ゼット側の連携が乱れ始めます。さらに、ジャグラス ジャグラーの変身したトライキングまでもが登場し、キングジョーストレイジカスタムはその戦闘中に大破。ベータスマッシュとセブンガーはピンチに陥ります。ベータスマッシュとセブンガーの連携は絶妙で、セブンガーは今まで見せたことのないような技を連発。その持っているポテンシャルには驚かされました。しかし君、活動時間はどうしたんだ…?一方、同じ特空機であるキングジョーストレイジカスタムは、あまりいいところなし。ペダニウム誘導弾でバロッサ星人をひるませたものの、最終的にはトライキングの手でゼスティウム光線を真っ向から浴びるハメになります。上述した通り、キングジョーストレイジカスタムのパイロットは岩田さん。なんか、とても『ゴジラ』っぽい感じがしたのはなんでだろう?
うトライキングがファイブキングに強化変身したのに対抗し、ベータスマッシュはデルタライズクローに強化変身。ところが、ベリアロクが気まぐれを起こしたため武器なしで戦うことになります。このベリアロクを手にしたのが、なんとセブンガー。これとレッグキャリアーを使用し、バロッサ星人に堂々の勝利を収めるのでした。今回もドハデ&カッコいい登場をしてくれたデルタライズクローですが、ベリアロクが「前にも戦ったことがあるヤツには興味がない」と言い出したことで、素手で戦うハメに。それでももともとが強いのでファイブキングに全くひるんでいませんでしたが、なんかちょっとかわいそうだったなぁ…。そんなデルタライズクローに対し、ベリアロクを握り大金星を挙げたのがセブンガー。ヨウコはベリアロクをけしかけて引き抜き、キングジョーストレイジカスタムのレッグキャリアーを使ってバロッサ星人に接近。「セブンガー波乗りスペシャルスラッシュ」で一太刀浴びせて勝利します。セブンガーがベリアロクを使用するとは、これまた驚き!サブタイトルの影絵でそれらしきものが描写されていましたが、さすがにこれは予想できませんでした。最高にカッコよかったですね。
デルタライズクローは、ガンマフューチャーにチェンジ。ティガ・ダイナ・ガイアの力をフル活用し、ファイブキングを追い詰めます。そして最後は、ギャラクシーバーストを放って勝利。激しい戦いは、こうして幕を閉じるのでした。ガンマフューチャーの召喚により、ティガ(パワータイプ)・ダイナ(ストロングタイプ)・ガイアV2が相次いで登場。やっぱり平静三部作の彼らが登場すると、「つよい(確信)」って感じがしますね。そして最後は、とどめのギャラクシーバースト。若干オーバーキル気味な感じがしましたが、これがまたカッコよかったですね。
D4レイを搭載した特空機4号:ウルトロイドゼロが遂に完成した。その一方で、全国各地で怪獣が活性化し、暴れ始めた!現れるゴメス・タッコング・キングゲスラ・デマーガ…。これら怪獣相手に、ゼットたちはどう立ち向かうのか!?次回は、ウルトラヤバいぜ!
次回は怪獣総進撃と言わんばかりに、怪獣たちが相次いで登場!これまた戦闘中心のお話になって楽しそうだけど…、ストーリーはハードになりそうだなぁ。
そんな第23話の感想記事は、↓コチラだ!
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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