お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンZ(ゼット)』第17話 ちょっとした感想

f:id:bongore_asterisk:20201017211601j:plain

鉄板ネタ化した感のある「卑怯もラッキョウも~」セリフ

 

 

 

f:id:bongore_asterisk:20201017212429j:plain

俺たちに何ができるか、全然わかんない…。わかんないけど!俺たちに、力を貸してください!!今回の『ウルトラマンZ』は、サブタイトル通りベリアロクをめぐるお話。敵としてバロッサ星人(2代目)が登場し、ベリアロクの争奪戦…というよりも、ベリアロクの気まぐれっぷりに登場キャラたちが振り回されるさまが描かれました。

 

ベリアロクが再びハルキを気に入って力を貸してくれるシーン以降のドラマはなかなかよかったですが、それに至るまでのドラマは、結構バタバタしていた印象。バロッサ星人(2代目)含めてドラマ内できちんと動いているのですが、どうもお話の輪郭がぼやけていた感じがしましたね。前半をもっと詰めてくれれば、後半の展開がより印象的になったことでしょう。

 

なお、前回(第16話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

f:id:bongore_asterisk:20201017213423j:plain

ベリアロクの気まぐれっぷりと、バロッサ星人(2代目)の行動がインパクト大だった今回のお話。後半の展開がドラマチックに描かれている分、上述した通り前半のドラマの展開がもっさりしていたのはちょっと残念でした。バロッサ星人(2代目)のキャラでなんとか乗り切ってたけど、あれが無かったら結構しんどかったぞ。

 

ホロボロスとの戦闘直後のゼット デルタライズクローを襲う影。それは、かつてゼットに倒されたはずのバロッサ星人でした。以前倒された個体を兄と呼ぶその2代目は、デルタライズクローと戦闘開始。エネルギーわずかながらもなんとか応戦するデルタライズクローでしたが、ここでベリアロクが突然バロッサ星人(2代目)のことを気に入って鞍替えしてしまいます。エネルギー切れで変身解除したハルキが市街地で倒れる一方、ベリアロクはその後バロッサ星人(2代目)の手を離れ、いずこへと飛んでいくのでした。前回の終盤で登場した、バロッサ星人(2代目)。初代が登場時は不気味な雰囲気を漂わせ、人間を使って「下等生物の言語は話さない」と豪語していたのに対し、2代目はやたら饒舌でかなりのお調子者(中の人ネタもたっぷり)といった雰囲気の個体でした。初代の時は「ニュージェネレーションヒーローズ作品で、とうとう宇宙人らしい宇宙人出てきたなぁ」と思ってたのに、なんだよ、個人の気質だったのかあれ…。そんなバロッサ星人(2代目)は、初代と同じく他の怪獣や宇宙人の武器を使用してゼットを攻撃。しかも厄介なことに、ベリアロクがこの2代目に興味を示したことで、ベリアロクを使ってゼットを攻め立ててきます。2代目が使用していたのは、ギャラクトロンMk-Ⅱやギルバリスのもの。この2代目、もしかしてこれらの怪獣に勝ったことがあるってことなのか…?(実際は、倉庫にあったものを引っ張り出しただけだろうけど)

 

ベリアロクは、市街地の一角に落下。バロッサ星人(2代目)とハルキがほぼ同時にそれを発見し戦闘になりかけますが、ここでジャグラス ジャグラー=ヘビクラ隊長が介入。なんと、新たにベリアロクを手にしてしまいます。怒ったバロッサ星人(2代目)は巨大化。これに対抗するため、ハルキも再びゼットに変身しますが、初代に通用したはずの技はことごとく見切られてしまい…。ベリアロクは市街地に鎮座するように落下。バロッサ星人(2代目)とハルキが同時に発見したので、ここで両者戦闘にもつれ込むか…と思いきや、ジャグラス ジャグラーが介入してきます。ジャグラーは今回、ハルキへの加勢とベリアロク入手のために登場。バロッサ星人(2代目)とまともにやりあって勝利し、ベリアロクを手中に収めてしまいます。ジャグラーが割とすんなりバロッサ星人(2代目)に勝利したのは、ちょっと驚き。ジャグラー自身も蛇心剣の使い手なので実力はかなりあるはずですが、相手も一応剣集めが好きな宇宙海賊なので、戦いは拮抗するかと思ったんだけどな…。こうしてベリアロクを失ったバロッサ星人(2代目)は、怒って巨大化。市街地で暴れ始めてしまいます。ジュランの実を口にして、大きくなったバロッサ星人(2代目)。なんだか、「スーパー戦隊シリーズ」みたいだぁ…。

 

バロッサ星人(2代目)の前に一度は窮地に立たされたゼット アルファエッジでしたが、ヨウコの乗るウインダムのおかげで脱出。デルタライズクローに強化変身し攻撃を仕掛けますが、今度はウインダムを人質に取られてピンチに陥ります。しかし、ここでベリアロクが再びハルキたちに興味を示し、力を貸すという選択を取ったことで形勢逆転。バロッサ星人(2代目)は逃亡を図りますが、デルタライズクローの攻撃の前に爆発四散するのでした。前半では負傷により特空機を操縦できないはずだったヨウコが、ここでぴんぴんして参戦。傷の治り、えらく早いな…。そんなウインダムはゼット救出というファインプレーを見せますが、バロッサ星人(2代目)の攻撃により拘束され、人質扱いされてしまうハメに。またもピンチに陥るゼットを救ったのは、ベリアロクでした。ベリアロクが再びハルキを気にいるシーンこそ、今回のお話のクライマックス。ベリアロクもちょっと人が良すぎる気がしないでもないですが、ハルキたちが未熟で何をやりたいかもよくわかってないがゆえに、その成長と可能性を見込んで力を貸すという展開はGoodでしたね。こうしてベリアロクを手にしたゼット デルタライズクローは、怒涛の攻撃でバロッサ星人(2代目)を圧倒。星人は逃亡を図りますが、それをみすみす逃がすゼットとベリアロクではありませんでした。デルタライズクローの情報解禁時に使用されていたスチールって、この戦闘シーンのものだったんですね~。

 

カブラギ=セレブロは、防衛軍から追われることになり逃亡中。ついに発見されてしまいますが、セレブロは寄生先をカブラギから防衛隊員のアサノへと変え、まんまと逃げおおせてしまいます。カブラギは今後、どうなってしまうのか―!?

 

 

 

◎特撮面

f:id:bongore_asterisk:20201017223730j:plain

ゼットとバロッサ星人(2代目)の戦闘シーンが長く、しかも前半と後半にそれぞれ挿入されていたため、特撮使用パートも今回は多め。ミニチュア破壊よりも、CGエフェクトに重きが置かれている感じでした。後半の戦闘シーンでの、ゼットの怒りを表現するようなCGエフェクトは秀逸でしたね。

 

f:id:bongore_asterisk:20201017223749j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017223907j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017223917j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017223933j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017223944j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017223959j:plain

突然ゼットの前に姿を見せた、バロッサ星人(2代目)。いきなり戦闘を仕掛け、エネルギーを消耗しているゼット デルタライズクローはピンチに陥ります。さらに、ベリアロクが気まぐれを起こしたことで、事態はますますややこしい方向へ…。前半の戦闘シーンでは、デルタライズクローとバロッサ星人(2代目)の格闘戦が主。ベリアロクを意識的にアップで映しているカットもあり、印象深いものにしてくれていました。それにしてもバロッサ星人(2代目)、よくしゃべるよなぁ。ん?初代がミステリアスで2代目がおしゃべりって、今回「卑怯もラッキョウも~」ネタにされてたメフィラス星人と同じじゃん!狙ってるのか!?(多分違う)

 

f:id:bongore_asterisk:20201017224548j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017224622j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017224656j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017224738j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017224816j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017225010j:plain

ベリアロクがジャグラス ジャグラーの手に渡ったことで、バロッサ星人(2代目)は巨大化。ハルキもゼット アルファエッジに変身して応戦します。ヨウコのウインダムの加勢を受け、デルタライズクローに強化変身して一気に攻勢に出るゼットでしたが、ウインダムが逆に人質に取られてしまい…。後半の戦闘シーンは、その撮り方やCGエフェクトによりゼットの感情を表現しているのが注目ポイント。デルタライズクローに変身してからの、目を血走らせるかのように光らせるCGエフェクトは、ゼットの怒りを感じる一方で、それほど過剰だとは感じない仕上がりになっていたので、秀逸な演出でしたね。対するウインダムも負けてはおらず、レーザービームでゼットを援護。なぜかえらく命中率が低かったな…。そしてとどめは、ウインダム・ヨウコインパクト!ええっ、そんな技あったのぉ!?

 

f:id:bongore_asterisk:20201017225553j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017225611j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017225628j:plain

f:id:bongore_asterisk:20201017225638j:plain

手出しができなくなり、防戦一方となるデルタライズクロー。しかしここでベリアロクが、再びハルキたちに力を貸し、形勢は一気に逆転。デルタライズクローは鬼神のこときいきおいでバロッサ星人を圧倒し、撃破に成功するのでした。ベリアロクを再入手してからのデルタライズクローは、BGMにOPがかかっているのも相まって、これでもかと言わんばかりの強さを発揮。ベリアロクで荒々しく戦うさまは、カッコよかったですね~。

 

 

 

f:id:bongore_asterisk:20201017225930j:plain

現れる怪獣パゴス。古びた観覧車を見つめる謎の女性…。そう、あの宇宙人の暗躍は、まだ終わってはいなかった。未来ではなく現代と化した2020年の夜。現れたケムール人の目的とは、一体何か!?次回は、ウルトラ走るぜ!

 

次回は明らかに『ウルトラQ』を意識したお話。もちろん登場する敵はケムール人です。『Q』の制作スタッフも、きっと制作当時は、「2020年もウルトラシリーズが続いていて、しかも「2020年の挑戦」の続編が作られる」なんて、予想もしなかったろうなぁ…!

 

そんな第18話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

Twitter Instagramやってます。よろしければ↓閲覧&フォローの方お願いします!

Twitter https://twitter.com/CTF_bongore_A

Instagram https://www.instagram.com/bongore200706/