今回は、1993年に初版が発売されたガンプラ:「1/144 V2ガンダム」のレビューです。
『機動戦士Vガンダム』本放送時に発売されていた、今から見ればいわゆる旧キットと呼ばれるガンプラの1種。発売から20年以上経った今でも、当時の金型で少量ながら生産されています。
このキットは、今年2月に初めて行って以来、何回か行っているお台場の「ガンダムベース東京」で購入。V2ガンダムのデザインが好き&お値段も手ごろで一通りのものがそろっていることから、これを人生初ガンプラに選びました。はてさて、その組心地は…。
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箱を開封してみると、色分けされたパーツと説明書が付属。説明書は当時のものがそのまま今も使われており、ちょっとにじんだ感じの印字が、懐かしさを感じさせます。
そして注目すべきは、上の画像の通り、パーツの色分けがかなりなされていること。廉価版プラモなんかは成型色が一色のみで、安価な分「細かい塗分けは勝手にやってくれ」というものも多いですが、この「1/144 V2ガンダム」の場合、素組みでもある程度のプロポーション&カラーが再現できるようになっています。初版発売当時で既に一番最初のガンプラ(『ガンダム』のガンプラ)が発売されてから15年近くが経過していましたが、この時点でもかなりの進化を遂げていたんですね。
そして、組んでみたのが上の画像。メタリックシールも付属しており、細かい塗装をせずともV2ガンダムが再現できるようになっています。上の画像ではガンダムマーカーで一部塗装していますが、ちゃんとした塗料を買えばよかったなぁ…(ケチってスプレーとか塗料を買わなかった)。
接着剤を使わずに組んでいる本プラモですが、子供が遊んでもそう簡単には壊れないような仕組みになっており、ある程度無茶な動きをさせても、パーツの脱落がほとんどなく可動。ボールジョイントが破損するなどということはまずありません。意外に丈夫で驚きました。
そして、画像にはありませんが、オプションパーツとしてビームサーベルやビームシールド、ビームライフルそして“光の翼”エフェクトが付属。これにより、劇中のV2ガンダムを再現することが可能です。「子供が組んで遊ぶ」ことを前提に設計されていることから、一通りのパーツが付属しているのも、旧キットの魅力の1つですね。
私の初ガンプラとなった、「1/144 V2ガンダム」。これを組んだことにより、なぜ「ガンダムシリーズ」において、ガンプラが今も主力商品となっているのかがわかった気がしました。それは、ガンプラというものが“ディスプレイモデル”という要素と、“動かして遊ぶ”という要素を両立しているからなんですね。
思えば、かつての「ウルトラシリーズ」における防衛隊メカの主力玩具も、80年代頃まではプラモデルが主流でした。それを考えると、「子供向け番組の主力玩具がプラモ」という構図は、全くおかしくありません。ガンプラはいい意味で、古き昭和の要素を持つコンテンツともいえるでしょう。
さて、まだ組んではいませんが、既にほかにもいくつかのガンプラは購入済み。問題は、いつ組むかだな…。
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