お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーセイバー(聖刃)』第8章 ちょっとした感想

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俺が斬る(自分が剣になる)

 

 

 

2匹まとめて倒す…。これが逆境を跳ね返し、皆を救う、俺達の物語だ!今回の『仮面ライダーセイバー(聖刃)』は、キングオブアーサーのワンダーライドブックをめぐるお話の完結編。その力を手にしたものの一度は自分に迷いが生じていた飛羽真でしたが、亮の一時的な犠牲、そして倫太郎たちという仲間の存在に改めて気づいたことで奮起し、見事メデューサメギドたちを打ち破るさまが描かれました。

 

登場ライダー全員の連携が常にとれており(亮は石化されたので途中で離脱)、無駄な軋轢等を生じさせない状態で飛羽真の立ち直りを描いたのはGood。もう少し立ち直りの過程のドラマがあってもよかったかなとも思いますが、1話の中でしかも後半ではキングオブアーサーの活躍を描かなければならないという縛りがあったことを考えると、その描写は十分だったと言えるでしょう。でも、飛羽真たち…、そんなに君ら仲良かったんだっけ?

 

なお、前回(第7章)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、キングオブアーサーの力を手に入れた飛羽真。何とか初変身には成功したものの、彼の心の中には力を扱うことの迷いが生じていました。メデューサメギドを倒して意気揚々と帰ってきた倫太郎たちのフォローを受ける中、まだメデューサメギドの事件は終わっていなかったことが発覚。現場に急行する飛羽真たちでしたが、当の飛羽真=セイバーは満足に力を出し切れず、やがてそれは亮の犠牲を生むことに…。キングオブアーサーの力が強大だったことで、それを扱うことに迷いが生じていた飛羽真。そのまま彼はノーザンベースに帰還し、倫太郎たちと再会しますが、その心が晴れることはありませんでした。ノーザンベースのシーンで、飛羽真と倫太郎たちの様子が対になっているのが、飛羽真の苦悩をより際立たせてくれていてGood。この後の倫太郎たちの言葉も、優しさにあふれています。和気藹々としていていいんだけど、君らそんなに仲良かったっけ…?このような中飛び込んできたのが、メデューサメギドの攻撃を受けた世界3つのうち、まだ2つは解放されていないという情報。現場に向かった飛羽真たちが見たのは、2体のメデューサメギドでした。飛羽真は変身してキングオブアーサーの力を使いますが、ほとんど使いこなすことができずピンチに陥り、そんな彼を救うため、バスター=亮は自らを犠牲にするのでした。実は3人姉妹だったメデューサメギド。メデューサメギドの攻撃により世界がさらに浸食されるシーンでは、『鎧武』に登場した鳳連と城乃内の姿がありました。「なんだこのレジェンドキャラの使い方は!?」と思いきや、『鎧武外伝』の宣伝を兼ねてるのね…。

 

亮という犠牲まで出してしまい、さらに苦悩する飛羽真。かみやま内でふさぎ込んでしまう彼でしたが、それを救ったのはそらの言葉でした。自分には仲間がおり、それが一番大切なことだ―。そのことに気づいた飛羽真は、メデューサメギドを倒し世界を救う、物語という名の作戦を一気に考え出すのでした。悩む飛羽真を救ったのは、そらの言葉。これにより彼は、改めて仲間の存在に気づき、自分1人で解決しようとするのではなく、“仲間たちと紡ぐ物語”を生み出そうと決意します。ここで興味深いのが、そらが一切飛羽真を批判せずに彼を応援していること。キングオブアーサーの話を次回以降も引っ張るのであれば、ここで飛羽真を批判するそらの姿が描かれたかもしれませんが、そういったものをスパッと無くしていたのが、ドラマ自体のテンポをよくしていましたね。こうした気づきを経て、飛羽真が考え出した物語(作戦)は、2体いるメデューサメギドのもとへ分散して向かうのではなく、逆に1か所に固まって出撃しようというもの。一見すると、片方の世界を犠牲にしかねない大胆な作戦でしたが、そこには飛羽真の強い確信がありました。

 

現場に急行した飛羽真たちは、一斉に変身。メデューサメギドとレジエル、さらには乱入してきたカリバーともう1体のメデューサメギドを相手にすることになりますが、飛羽真の物語を頭に叩き込んでいた彼らに、恐れはありませんでした。再びキングオブアーサーのワンダーライドブックを手にしたセイバーは、ドラゴンアーサーの姿となってメデューサメギドを撃破。残るもう1体についても、キングオブアーサーのセーバーセイバーにより倒されるのでした。全ライダー(バスターを除く)が1か所に一斉に出撃するのは今回が初。彼らは飛羽真=セイバーの作った“物語”をベースに見事連携を取りあって、敵をどんどん追い詰めていきます。このあたりの戦闘は、しっかりとブレイズをはじめとする他ライダーの活躍を描いていてよかったですね。そして、残るセイバーはキングオブアーサーワンダーライドブックでドラゴンアーサーへと強化変身。さらにキングエクスカリバーの封印も解くことに成功してメデューサメギドを2体とも撃破。世界を解放するのでした。事前の玩具情報バレで知っていたとはいえ、やっぱりセイバー自身が剣になっちゃうのは衝撃的。「俺が剣になるの!?」って驚いてたけど、視聴者も同じくらい驚いちゃったよ!

 

 

 

キングオブアーサーの力をものにしたのもつかの間、メギドたちの新たな動きを察知した飛羽真たち。現れる謎の女性の正体とは何か?そして、ピンク色の仮面ライダー仮面ライダースラッシュの変身者とは!?

 

駅伝による放送休止を挟んだ次回(次々週)は、仮面ライダースラッシュのデビュー回!変身するのは、もちろん…あの人だよね!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『魔進戦隊キラメイジャー』第29話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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