お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンZ(ゼット)』第18話 ちょっとした感想

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54年―、止まっていた時が動き出す

 

 

 

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ありがとう、ウルトラマン―。今回の『ウルトラマンZ(ゼット)』は、サブタイトルからも明らかなとおり、『ウルトラQ』の「2020年の挑戦」をベースにした一編。登場する敵はもちろんケムール人であり、『Q』から54年経った時間軸として物語が展開されていました。

 

ニュージェネレーションヒーローズ作品における過去作オマージュor意識した作品は、なんだかどれも堅苦しい感じのお話になっていましたが、今回は難しいことはそぎ落とし、純粋な「2020年の挑戦」の続編として物語が進行。オリジナルの話を知っている人はもちろん、知らない人でも十分楽しめる内容になっていました。そうそう、これくらいがいい塩梅なんだよね。

 

なお、前回(第17話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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頻発する人間の消失事件、必ず姿を現す謎の女性:カオリの正体は…という感じで、終始ホラー&ミステリー調で物語が進むという、今までの『Z』のお話に比べると、かなりテイストが異なっていた今回のお話。カオリというゲストキャラクターの使い方の他、ケムール人には欠かせない(?)観覧車の再登場にも意味を持たせるなど、芸の細かさを感じさせる一編でしたね。「2020年の再挑戦」って、ケムール人だけでなく、カオリの挑戦のことも意味してたのか―。

 

市街地に出現したパゴスに応戦すべく、出撃したハルキたち。しかし、パゴスは突然その姿を消してしまいます。その後、付近の調査を行うことになったハルキは、謎の女性:カオリと遭遇。どこか様子がおかしい彼女に引っ掛かりを感じていたハルキは、本部へ帰投した際に知った人間消失事件の映像で、ある発見をするのでした。今回は序盤からパゴスが登場し、街で暴れるという展開からスタート。「ここからケムール人とどう結びつくんだろう?」と疑問に思いましたが、ケムール人配下の怪獣などではなく、ただ単にケムール人の暗躍に巻き込まれたある種の被害者(電磁波に引き寄せられただけ)という設定だったのは、面白かったですね。そんなパゴスが消えたことにより、付近の調査をすることになったハルキたち。ハルキはカオリと出会い、その様子にかなり疑問を持ちつつも本部に帰投しますが、その後知った人間消失事件の映像で、カオリの姿をハッキリと見つけるのでした。ハルキがカオリと出会う直前のシーンでは、ヨウコのセリフからストレイジ自体が結構な人員不足であることが窺える描写が存在。上層部はわりと人数いるのに(第3話)、現場の人員までその確保が行き届いていないのか…。そして、この後のカオリとの遭遇を経て、本部に戻ったハルキが知ったのが、人間消失事件。どの映像にも謎の女性の姿があり、ハルキはそれがカオリだと確信するのでした。人間消失事件における人間の消え方は、「2020年の挑戦」の時のものと同じ。この演出にはニヤリとさせられました。

 

カオリを探しに、再び観覧車の下へ向かったハルキとヨウコ。そこでカオリの姿を見かけますが、先行して追いかけたヨウコは、悲鳴とともに倉庫の中で消息を絶ってしまいます。慌てて駆け付けたハルキが目の当たりにしたのは、残されたヨウコの装備とカオリ。カオリを介抱する彼は、やがて彼女の持つ秘密を知ることになるのでした。中盤からはさらにホラーテイストが加速。真っ暗な倉庫の中でヨウコがケムール人に襲われるシーンは、「多分そういう展開で来るんだろうな」と予想していても思わずビビっちゃいました。いやぁ、このあたりの演出は本当にGoodでしたよ!そして、このようなヨウコの危機を知り、遅れて倉庫に駆け付けたのがハルキ。彼は倒れていたカオリを介抱しますが、じょじょに彼女の意識はもう1つのもの=ケムール人に侵食され、その立場は逆転。身体を実質的に乗っ取ったケムール人は、カオリと自分の顛末を話し始めるのでした。万城目淳たちの活躍で食い止められたものの、多くの犠牲者も出した、54年前のケムール人の事件。その時に誘拐された人間を使ってケムール星では手術が行われていましたが、今回登場した個体とカオリの手術は失敗し、1つの身体に2つの人格が同居するようになるハメに。しかし、ケムール人はこれを逆に利用し、半世紀以上経った今、再び人類誘拐作戦に志願し暗躍していたのでした。カオリとケムール人の関連が、ここで判明。ケムール人の変身体だとかそういう設定ではなく、巧みに原作とガッツリリンクさせつつ納得のいく“答え”になっていたのが秀逸でしたね。

 

ケムール人は観覧車を利用し、液体を東京中にばらまこうと画策。そうはさせまいと、ベリアロクの協力を得てハルキはゼット デルタライズクローへと変身します。香りをどう救うか悩みながら戦う彼でしたが、ベリアロクの力とカオリの精神力で、ケムール人を倒し爆弾を異次元空間へ葬り去ることに成功。カオリの体調もじょじょに回復し、彼女の人生の「再挑戦」が始まることになりますが―。ケムール人とセットの印象が強い観覧車。ただの街のストラクチャーの1つとして出すという手もあったはずですが、ここで「ストーリー上における観覧車の存在意義」をちゃんと付加していた(ケムール人が爆弾を爆発させるため)のはよかったですね。まあ、「それなら高層ビルのてっぺんにつければいいじゃない」って話になるけど…、そういうツッコミはヤボだよ。このようなケムール人の企みを阻止すべく、ハルキは変身。カオリをどう救うかに悩みながらも、何とかケムール人の計画の阻止とカオリ救出に成功するのでした。そして、再び街には日常が戻り、カオリは新たな人生を歩みだすことに―。今回は、戦闘終了後のドラマ展開も秀逸。ケムール人の過去のデータを調べた際に、ヘビクラ隊長が「偉大なる先人たちだ」と発言したり、カオリが「昨夜のことは覚えていない」と言いつつも、小声で「ありがとう、ウルトラマン」と言ってみたりなど、ドラマとしても、過去作リスペクトとしても、本当にじ~んとくる仕上がりでしたね。ああ、万城目たちの活躍は、ちゃんと歴史の一部になっていたんだなぁ…。

 

 

 

◎特撮面

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パゴスとの戦い、ケムール人の戦いと、前半後半で特撮&戦闘描写を楽しむことができた今回。そのクオリティは、さすが辻本監督というべき仕上がりでしたね。でも、ちょっと車の描写がくどすぎる感じはあったかな…。

 

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電磁波の異常値が観測されている中、突然パゴスが出現。これにはハルキのウインダムとヨウコのキングジョーストレイジカスタムが挑みます。パゴスの分子破壊光線をよけながら戦う彼らでしたが、パゴスは突然その姿を消してしまうのでした。今回は冒頭からミニチュア特撮たっぷり。車が跳ね上がったり、倒れると瓦礫が舞うこの描写は、辻本監督回の定番になった感じがします。でも、こう同じ戦闘の中で何回もやられると、ちょっとお腹いっぱいというか、くどい感じは否めないですね。本人は凝ってるんだろうし、確かにそのクオリティも高いんだけど、やりすぎだよ…。

 

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ついにその正体を現したケムール人は、人間を効率的に誘拐するため、観覧車に爆弾を仕掛けて消去エネルギー源(液体)をばらまこうと画策。これにゼット デルタライズクローが立ち向かいます。戦いを有利に進めるゼットでしたが、ハルキの葛藤がスキを作り出して…。ケムール人は見た目通り腕っぷしは強くないものの、能力面で厄介なタイプの敵。こういった設定にすることで、ゼットがデルタライズクローになる理由を明確にしているのはGoodです。そんなゼットとケムール人の戦闘は、やはりパゴスの時と同じく瓦礫が舞う描写などが印象に残るものに。水面に浮かぶボートをケムール人が武器として使った時は、ちょっと笑っちゃいました。

 

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ベリアロクの力でもカオリを救えるかどうか、不安なハルキ。その時、カオリの精神体がケムール人から抜け出そうとするのを目撃した彼は、意を決してデスシウムスラッシュを放ち、カオリを救ってケムール人を倒すことに成功。残された爆弾も、デスシウムスラッシュでできた空間の裂け目に放り込んで爆発させ、事件は無事解決するのでした。「ベリアロクの力でカオリを救うんだろうな」とは思っていたけど、まさかカオリの精神体が抜け出してきて、しかも爆弾を食い止めようとする展開になるのは予想できなかった。このシーンには思わず「え、そう来る!?」って声出しちゃいましたよ。このようなカオリの頑張りもあり、ハルキは意を決してデスシウムスラッシュを発射。カオリ救出とケムール人撃退&爆弾処理に成功するのでした。デルタライズクローの光線関連の合成は、今回もカラフル。夜戦によく映えていました。

 

 

 

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青空を割り、殺し屋超獣バラバが現れた!怪獣を超える能力を持つ超獣相手に、大苦戦のゼットたち。そんな彼らのもとに、あのヒーローが帰ってきた!その名は…!!次回は、ウルトラ驚くぜ!

 

次回の敵怪獣(超獣)はバラバ。そして、一部雑誌などで告知があった通り、ウルトラマンエースがゲスト出演します。単なる助っ人ウルトラマンとしての登場ではないようですが…、はてさてどうなるか!?

 

そんな第19話の感想記事は、↓コチラだ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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