お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダージオウ』EP37 ちょっとした感想

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10年以上経って貫禄つきまくりなカガーミン

 

 

 

どうせ俺には宇宙の力なんてない…。地獄の力だけだ!ここ10話近くレジェンドライダー編が続いている仮面ライダージオウ』は、とうとう『カブト』編に突入。前編となる今回は、『カブト』本編で敵として登場したワームをストーリーに深く絡め、それらの脅威そして地獄兄弟たちに、ソウゴたちと加賀美新が立ち向かっていくさまが描かれました。

 

『カブト』のレジェンドキャストとして、加賀美新と地獄兄弟の2人(矢車想影山瞬)が登場。本編でソウゴたちと接触するだけでなく、各々が今回の事件に深く関与している形になり、この匙加減はなかなか良かったなと感じました。でも、さすがに「ここ最近頻繁に隕石が地球に落下している」っていう設定は…無理があるんじゃないかなぁ?

 

 

 

最近頻発する、隕石の落下。それにより首都圏を中心に被害が多発しますが、ソウゴたちをはじめとする人類のほとんどは、ワームの再来を察知していませんでした。偶然目撃したニュース映像でワームの存在を知ったソウゴたちは、二手に分かれて現場に急行。ゲイツとウォズは2人でワームを蹴散らしますが、ソウゴとツクヨミは戦闘の最中、ある人物と接触していました。その名は…。多発する隕石の落下、それによって運ばれてくる宇宙生命体:ワーム。ワームを今回のストーリーに絡めるために必要な描写なのはよくわかるのですが、上述した通り、やはり隕石の落下が日常茶飯事になっているという舞台設定はちょっと無理があるんじゃないかなぁって気がします。のちのシーンで、加賀美や士の発言をきっかけに「時空がゆがみ始めている」っていうのが言及されているのですから、ワームの襲来もその時空のゆがみのせいにする…ってのもありだったと思いますね。そして、みなさんご存じの通り、ワームの持つ厄介な能力の1つが、人間への擬態。あるニュース番組でアナウンサーがワームであることを目撃したソウゴたちは、さらに新たな隕石の落下を目撃し、二手に分かれてそれぞれ現場へ急行。彼らにとって未知の脅威:ワームに立ち向かっていきます。前半のワームとの戦闘シーンはそれなりに時間がとられており、「集団で人間に擬態しており、一気に襲い掛かってくる」・「戦闘の最中成虫になって速度が速くなる」ということも描写。最初はこれらに苦戦するジオウⅡたちでしたが、各々自分たちの能力を駆使して戦いを切り抜けます。特に印象に残ったのは、成虫になったワームに対するゲイツの戦い方。スピード重視のゲイツリバイブ(疾風)でしっかりとこの窮地を乗り切っており、「ちゃんと設定を生かしているな!」って感じました。同じ頃、ソウゴもジオウⅡとなって戦っていましたが、ここに現れる仮面ライダーが1人。そう、仮面ライダーガタック(マスクドフォーム)=加賀美新だ!

 

戦闘中に現れた影山瞬、そしてアナザーカブトと戦うも、取り逃がしてしまった加賀美。彼はその後ソウゴに同行してクジゴジ堂へやって来、地獄兄弟のこと、そしてソウゴたちが知らない渋谷隕石のことについて語り去っていきます。一方、自分の力の覚醒と記憶の復活に悩むツクヨミの前には士が現れ、彼女は彼の誘いに乗り、自分の真実を探しに行くのでした。序盤の描写、そしてクジゴジ堂での加賀美の会話から、既に死亡していることが確定的である影山。しかしワームの擬態の特性である「記憶の受け継ぎ」もしっかりとなされており、また変身能力もオリジナルから引き継いでいました。ここから、キャストオフしたガタックとパンチホッパーのクロックアップ・バトルが展開。CGを使った高速戦闘シーンはなかなか頑張っていましたが、クロックアップの本来の描写は「周囲の動きが遅くなり、ライダーやワームが速く動いているように見える」という形でしたから、今回のクロックアップの描写は悪くはないけど…「頑張ってるけどそうじゃないんだよ!」とも一言いいたくもなっちゃいました。こう書くと、この戦闘シーンではガタックばかりが活躍しており、ジオウⅡは蚊帳の外…という印象を受けますが、ジオウⅡは「未来予知」の能力を生かして負けじと活躍。早く動くのではなくパンチホッパーの動きを予知することで、彼にダメージを与えていきます。ジオウⅡの能力を生かしたこの戦闘シーン、ホントにちょっとのシーンでしたが、これまた巧みだなと感じました。あえて2回攻撃を受けてからサイキョウギレードで一発攻撃をお見舞いするってスタイルも、なかなかやるな!って感じだったなぁ。その後、アナザーカブトがキックホッパー矢車想であることを知るも、取り逃がしてしまった加賀美は、クジゴジ堂へ。そこで彼は地獄兄弟について語りますが、もう1つ、ソウゴたちの世界では起きていない渋谷隕石のことについて語るのでした。ワーム襲来の原因となった渋谷隕石。しかしソウゴたちの住む世界では、そのようなことは起きていないようです。加賀美自身も「『カブト』本編の世界から時空を移動してきた」ってわけでもなさそうですし、やはり士たちのいう時空のゆがみが、彼とソウゴたちの記憶にも影響を与えている…のでしょうか?

 

ソウゴは矢車の行方を追う中、影山に遭遇。彼の言葉に乗り廃工場へやってきますが、彼の襲撃を受けます。しかしそれは、ソウゴを尾行していた加賀美によって阻止。さらにソウゴは、これをすでに罠だと見抜いており、ウォズと協力して影山を追い詰めます。その後現れたアナザーカブトには、ウォズギンガファイナリーが応戦。ワクセイの力で圧倒するもアナザーカブトは今度はパンチホッパーに変身し、ウォズに一発お見舞いした後姿を消します。さらに加賀美と影山もその姿を消し、接近しつつある巨大隕石に立ち向かったソウゴ=ジオウフォーゼアーマーは…。終盤の戦闘シーンで、ソウゴの魔王っぽい一面が出ることに。彼は影山の誘いを罠だと見抜いており、万全の準備をして彼について行っていました。これだけなら別に単なる策士程度にしか思いませんが、このシーンでのソウゴのセリフや言い回しがどことなく悪役っぽくなっており、魔王としての片鱗を見せています。これはたまたまなのか、それとも意図的なものなのか…?このような形で影山と接触したソウゴたちでしたが、ワームを満載した巨大隕石が近づいていることを知り、ソウゴはジオウフォーゼアーマーに変身して宇宙へ。現れたアナザーカブト、そして影山の変身したパンチホッパーには、ウォズギンガファイナリーとガタックが挑みます。前回デビューしたてのウォズギンガファイナリー、今回もその力は圧倒的で、アナザーカブトの攻撃に耐え抜き、さらにワクセイの力を使って、クロックアップするアナザーカブトに対し容赦なくメテオ攻撃を食らわせていきます。これによりアナザーカブトはハデに爆発。このアクションシーンだけでもかなり見ごたえがあるのですが、この爆破によってできた火を、その直後のキックホッパー登場シーンにも生かしていたのが素晴らしかったですね。そりゃあ、細かいところをつつけばツッコミどころもありますが、全体的に今回は、お話も演出もなかなか頑張っていたと感じましたね。

 

 

 

止められない巨大隕石、まだまだ暗躍するアナザーカブト。ワームにより甚大な被害が出たあの渋谷隕石の惨劇が、時を超えて再び繰り返されてしまうのか?その時、あのレジェンドライダーが現れた!

 

次回は『カブト』編後編。いよいよ『カブト』の主役であるカブトも登場します。次回予告から察するに、カブトに変身するのは加賀美なのかなぁ。『カブト』本編を加味してもストーリーの流れとしてはまあおかしくはないけど、うーん…。

 

 

 

…というワケで、記事は「『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第11話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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