『仮面ライダージオウ』EP25　ちょっとした感想 - お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの？ver.2.0

未来が見える者どうしの戦い！

獅子座のレグルス…、王の星という意味だ。『仮面ライダージオウ』も、そろそろストーリーの折り返し地点。そんな今回は、まさに“裏の魔王”ともいうべきアナザージオウが敵として登場。ソウゴの過去もストーリーに絡みそうな勢いであり、ゲストキャラクター：飛流との関係もかなり気になる、ドキドキ感重視な展開でした

過去に登場したアナザーライダーだけでなく、その変身者たちもゲスト出演。前半戦の振り返りのような側面もありましたね。それにしても、ここからどうゲイツリバイブの誕生につなげるんだろう…？

過去にアナザーライダーになった人間が、そのアナザーライダー自身に襲われるという事件が発生。黒ウォズ経由でそのことを知ったソウゴは、やがてアナザービルドに遭遇します。この時の戦いではいったん撤退を余儀なくされますが、その後天文台ではアナザーエグゼイドと遭遇。それは直前に現れたアナザービルドが変身したものであり、対応するライドウォッチでも撃破できない厄介な相手でした。今回序盤からちょくちょく挿入されるのが、「獅子座の星・レグルス」に関する描写。逢魔の日の時もこの星が強く輝いていたことから、その日が近づいていることを意味しているようです。ということは、次回でゲイツリバイブが登場した後に、ジオウとゲイツが本気でぶつかる大きな(ストーリー上での)イベントがあるということか…？メインキャラクターがそんなレグルスの輝きを気にする中、発生した事件は、過去のアナザーライダーによる襲撃事件。訳も分からずソウゴもジオウとなって戦いますが、何かを感じた黒ウォズは、急遽一時撤退を彼に指示します。アナザーライダーとなった人間からその力を吸い取り、着実に変身能力を身に着けていくアナザージオウ。その目的は、どうやらジオウに代わるもう1人の王になる…と言うだけではなさそうで―

アナザージオウの正体を目にしたソウゴは、彼がアナザーライダーのかつての変身者を狙っていると考え、かつてのアナザーウィザード：早瀬をボディーガード。一方ゲイツとツクヨミは、ソウゴと飛流の関係性が気になり、調査を開始。2人をつなぐある事件のことを知ります。アナザージオウの正体は、加古川飛流という青年。ソウゴは彼のことを思い出せなかったようですが、ゲイツとツクヨミの調査により、彼はソウゴとその家族が巻き込まれた、10年前のバス交通事故の生存者であることが判明します。この事故により、判明しているだけでもソウゴの両親が死亡。飛流側も近親者がなくなっているようです。ということは、彼のソウゴ＝ジオウに対する異常なまでの執着は、事故の恨みによるものなのか？いや…、まだもっと何か深い“理由”がありそうな気がしますね。ゲイツたちがこのような事実にたどり着いていた頃、ソウゴは元アナザーウィザード：早瀬をボディーガード。過去の事件を全く覚えていない早瀬には気味悪がられてしまうものの、かつてゲイツたちと過ごした時間を思い出したソウゴは、ちょっと嬉しそうな顔をするのでした。ここでのソウゴの気持ちは、個人的には共感できるもの。でも、これが黒ウォズ曰く彼の「魔性の部分」とまでは思わないかなぁ

早瀬に逃げられそうになったソウゴですが、ここで飛流が再登場。彼はアナザーゴーストなどに変身し、駆けつけたゲイツやウォズフューチャリングクイズを翻弄します。ソウゴもジオウⅡへと変身して対峙。アナザージオウがついにその本当の姿を現し、激しい戦いが始まります。アナザージオウの真の姿は、どちらかと言えばジオウⅡではなく最初のジオウをモチーフにした姿。しかしその能力はジオウⅡとほぼ同じであり、お互い未来を予知し合ってぶつかり合うという、チート能力どうし戦いになってしまいます。ジオウⅡと互角の戦いをして見せるアナザージオウ、なぜ彼が生まれたのかかなり気になるところ。オーラたちがその誕生に戦慄しているあたり、ただならぬ何かがありそうですね。アナザージオウがこうした強さを見せる一方で、今回イマイチだったのがゲイツとウォズ。ゲイツは前半でも戦っていたのでまだいいですが、ウォズはフューチャリングクイズの力で一度はアナザージオウを拘束するも、〇か×か選択できない問題を出してしまうというミスを犯し、そのまま反撃されてしまいます。「トマトは野菜か果物か」論争は、2068年の未来でも続いているらしい。うーん、今回白ウォズがいいとこナシだったなぁ…