『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』第44話　ちょっとした感想

怒りの警察合体！サイレンパトカイザー登場！

番組は変わって、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』です

「高尾ノエルが見つかったのか？」「いや、見つかったのは…真実だ！」今回は、前回に引き続きノエルのスパイ疑惑をめぐるお話。スパイの犯人を特定し、さらにサイレンパトカイザーとなってギャングラーを撃破するなど、パトレンジャー側の活躍が非常に目立っていましたね。それにしても、本物の悟は…

前回、悟からスパイ疑惑をかけられてしまったノエル。彼をスパイだと断定する悟でしたが、圭一郎には迷いが生じていました。その後、逃げ延びたノエルは、自分の正体を魅利たちに語りますが、魅利たちがその事実を受け入れるのは、決して容易ではありませんでした。雨に打たれ、ノエルの無実を信じたいと願っていた圭一郎。ここで彼が悟の行動の不審点に気づき、さらに彼が偶然置いていった音楽プレーヤーを覗くシーンが、中盤以降の真実の解明につながっているのが興味深いですね。一方のノエルは、魅利たちと出会い、VSチェンジャーを突き付けられつつも、自分の真実を語ることに。しかし、魅利たちはその事実を受け入れるのは難しく、ルパンコレクション探しにまで迷いが生じるようになっていました。ノエルの先祖は、かつてギャングラーと共存していた種族。彼らはギャングラーの活動をきっかけに人間界へと逃亡し、人間たちに紛れる形で今日まで生活。ノエルもその種族の1人でした。ノエルは完全に人間でないというよりも、半人半妖のような存在。ギャングラーと同じ種族であってもとから敵ではないのですが、魅利たちは、彼がギャングラーとつながりがあるという理由で忌避してしまいます。このシーンは、ちょっと魅利たちの対応が極端すぎる印象。でも、「ギャングラーとつながりがある」ということは、彼らにとって大きなショックだったんでしょうね

お通夜状態のように静まり返るジュレ。そんな中、魅利たちの前にコグレが現れ、ノエルのことを話し、彼らにルパンコレクション集めに引き続き協力するよう求めてきます。同じ頃、悟の発言の矛盾点と不審点に気づいた咲也とつかさは、圭一郎とともに悟を波止場に呼び出し、事実を突きつけます。そして、彼らがたどり着いた真実と犯人の正体は…！コグレから語られる、ノエルの素性。彼は孤児でしたが、ルパンに救われたことをきっかけに自分を取り戻し、やがて彼を慕うようになっていました。ノエルが取り戻したい人間は、ルパン自身。彼がそう思う理由はよくわかりましたが、一方で、いつ彼が人間でないことを知ったのかが語られていなかったのが残念でした。初めから知っていたのか、それともルパンから教えてもらったのか…？その後、国際警察内では、咲也とつかさが悟を疑い、圭一郎とともに彼を呼び出すことに。事実を突きつけられ、さらにノエルからの攻撃を受けた悟は、とうとうギャングラー：ナリズマの正体を見せるのでした。「ノエルが来る前から、情報が洩れていることがあった」ということで、一気に方針転換するつかさ。尺の都合とはいえ、すぐに考えを変えすぎじゃないか？そして、この後に展開されるナリズマの正体発覚シーンこそ、今回最大の見どころ。「見つかったのは真実だ」と圭一郎が豪語し、事実を並べて悟＝ナリズマを追い詰めていく圭一郎たちがカッコよかったですよね～！

悲しい現実を知らされるも、それを振り切り戦いを挑む圭一郎たち。パトレンジャーに変身した彼らは、ルパンレンジャーの助けを借りて、ナリズマの撃破に成功。さらに、巨大化したナリズマに対しては、サイレンストライカーを使ったサイレンパトカイザーで勝利。こうして、国際警察スパイ潜入事件は解決するのでした。悟は死んだ可能性が非常に高いと告げられ、悲しげな顔になるも、ナリズマとの戦いに身を投じる圭一郎たち。劇中の描写では悟生存の可能性もにおわされているフシがありましたが、公式HPで死んだことにされてるあたり、実際は死んじゃってるんだろうなぁ。その後の戦闘シーンでは、パトレンジャーたちが獅子奮迅の活躍！ルパンレンジャーの活躍シーンはルパンコレクションの奪取シーンくらいしかなく、等身大戦ではスーパールパンXとパトレンU号で、巨大ロボ戦ではサイレンパトカイザーとエックスエンペラーガンナーでナリズマを撃破しました。ついに登場、サイレンパトカイザー！販促の都合でルパン側のメカになってしまったサイレンストライカーでしたが、それを逆手に取った今回の演出は嬉しかったなぁ～。でもやっぱり、サイレンストライカーはパトレンジャーのメカになってほしいよなぁ