お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者警察ジェイデッカー』ちょっとした感想 Case.17[終](総括感想)

今回は、勇者警察ジェイデッカー』の総括感想記事です
 
J9シリーズ」に端を発し、この歳(20代前半)でロボットアニメに本格的に興味を持った私。どういうきっかけで知ったかは忘れてしまいましたが、「勇者シリーズ」の存在を知り、最初に観たいと思ったのがこの『ジェイデッカー』でした
 
なお、前回(第46~48話[終])の感想記事は↓コチラです。
 
 
 
 
勇者警察ジェイデッカー』という作品の魅力、そしてこの作品が伝えたかったものは、やはり“心”という存在の尊さ、素晴らしさでしょう

ロボットアニメはロボット自体が機械のため無機物的な扱いになりがちですが、この作品はそんなロボットに対し、意思の他に心を与えました。主人公勇太の仲間たちであるデッカードロボット刑事たちは、自分たちで考え判断するという“意思”だけでなく、見たこと聞いたことに対して考え感じる“心”を持ったのです

だから、彼らロボット刑事たちは、心を持つため他のロボット以上に人間臭い行動をとりますし、同時にその心を持つがゆえに、人間と同じような悩みを持つようになりました。そして彼らは心を成長させていくにつれて、ロボットであること以外はほとんど人間と変わりない存在へと進化していったのです

これを通常のロボットアニメのようなバトル、様々な合体等と並行して描いているのですから驚異的です。しかも、それらにあるような王道の盛り上がりシーンでも、心あるが故に悩んだり失敗したりもする姿もありました

ジェイデッカー』は、単なるロボットアニメというくくりを超えた作品だといえるでしょう。そう、これはまさに「心を持ったロボットたちによる共闘物語」です

J9シリーズ」もハマって毎日1話ずつ観ていましたが(当時)、『ジェイデッカー』の場合は内容にハマりすぎて、わずか2週間半くらいで完走してしまいました。土日の休日には引きこもって5話連続くらい観た時もあったなぁ。いやぁ、この作品に出会えてよかったよ
 
 
 
 
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世界観は変わって、昭和125年の地球。50年前の突然の石油枯渇によりエネルギー資源に窮した人類は、電気にその力を求め、世界の交通網の主力は電気鉄道になっていた
 
電力によりエネルギー問題を解決し、平和を取り戻したかに見えた地球。しかし、そんな状況下でも悪人による犯罪行為が絶えず、特にロボットを利用した犯罪に人々は頭を悩ませていた。
 
だが、そんな悪人たちに立ち向かう者たちがいた。鉄道車両を模したメカを駆り、ロボットに変形して悪を倒していく彼らの名は、「勇者特急隊」。
 
正義のヒーローだともてはやす人々であったが、彼らは重大な事実を知らなかった。勇者特急隊のリーダーが、世界的大企業:旋風寺コンツェルンの若き総帥である、旋風寺舞人であることを―!
 
 
 
 
 
「銀の翼に希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号!勇者特急マイトガイン、定刻通りに只今到着!」
 
次週より、勇者シリーズ4作:『勇者特急マイトガイン』の感想記事、掲載開始!
 
 
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というわけで、次週より『マイトガイン』の感想記事を始めることになりました。
 
毎回恒例、ザックリとメインキャラの紹介をしていくことにしましょう
 

 

 
 
 
 

①旋風寺舞人(CV檜山修之)

15歳の高校生にして、世界的大企業「旋風寺コンツェルン」の総帥。そして勇者特急隊のリーダーでもある本作の主人公。頭脳明晰・容姿端麗、そしてイカしたナイスガイと、これでもかというほど主人公属性を持っている人
旋風寺コンツェルンは祖父:裕次郎が設立した会社で、舞人はその3代目。彼が総帥を務めているのは、父親である旭が謎の事故死を遂げたから。この不審死は、作品後半の展開のカギになることに。
 
 
 

②浜田満彦(CV菊池正美)

舞人の同級生にして勇者特急隊のメカニックデザイン担当。戦闘時の舞人のサポート役も兼ねており、無線で舞人と連絡を取りながら彼の戦いをアシストすることも多い。ちなみに、夢は技術者ではなく漫画家。
とあるお話では、青戸工場にバイトできた女の子と仲良くなって…?
 
 
 

③吉永サリー(CV矢島晶子)

本作のヒロインである女子中学生。テツヤという弟がいる。第1話で舞人に救出されて以降勇者特急隊との接触が増え、中盤舞人の真実を知ることに。入院している父に代わってアルバイトをして生計を立てているが、なぜか毎回職種が変わっている
雷張ジョーの存在と正体を知ってからは、物語の重要ポジションを担うように。そして最終決戦ではちょっと意外な形で舞人に貢献し、最後は―。
 
 
 

④青木桂一郎(CV岸野一彦)

親父ギャグが得意な旋風寺家の執事。勇者特急隊のフォローも担当しており、舞人が勇者特急隊計画を引き継ぎ、設立するきっかけを作った人物。
 
 
 

⑤松原いずみ(CV天野由梨)

旋風寺コンツェルンの秘書。勇者特急隊のオペレーション担当でもあるが、それほど頻繁には登場しない。悩みの種は、舞人の言動と彼のスケジュール管理。
 
 
 

⑥大阪次郎(CV巻島直樹)

旋風寺鉄道青戸工場の工場長にして、勇者特急隊のメカニック担当。温厚な人柄でもあり、いち悪人の考え方を変えてしまうほど(本人は気づいていない)
 
 
 

小沢昭一(CV掛川裕彦)

ヌーベルトキオシティ警察署の敏腕刑事。やる気と気合いは十分だけど、犯罪者に対してはいつも力及ばない。
 
 
 

⑧ウォルフガング(CV佐藤正治)

1話より登場する悪の天才科学者。「世界一強いロボット」を造り打倒マイトガインに燃えるが、根っからの悪人ではない。というより、後半からほとんど悪人っぽくなくなる。ロボット工学の腕は確かなものの、部下の扱いはぞんざい。しかし、そんな考え方もある人物との出会いをきっかけに変わっていくことに
 
 
 

⑨ホイ・コウ・ロウ(CV:島香裕)

⑩チンジャ・ルース(CV置鮎龍太郎)

2話より登場するアジアンマフィアの一味。ホイはボスであり、チンジャはナンバー2。兵器の密売や違法賭博などをビジネスにしており、邪魔をしてくるマイトガインを快く思っていない。
中盤以降、ストーリー展開の都合で全然出てこなくなってしまうことに
 
 
 

⑪ショーグン・ミフネ(CV梁田清之)

テーマパーク:大江戸ランドを拠点に、「古き良き日本」を取り戻すべく活動する過激派テロ集団「影の軍団」のボス。だが、当の本人はアメリカ人である。隈取に歌舞伎調の口調など見た目はふざけているが、その実力は本物。舞人たちは何度も苦戦させられることになった
 
 
 

⑫カトリーヌ・ビトン(CV:叶木翔子)

世界的な強盗団:ピンクキャットのボス。右腕であるオードリーとともに悪事を働くことが多いが、どれもおかしなことばかりで、舞人たちもあきれてしまうほど。しかも、繰り出してくるロボットが地味に強いのがタチ悪い
とある事件をキッカケに納豆が嫌いになり、しかもそれは最終回まで引きずることに。
 
 
 

⑬雷張ジョー(CV緑川光)

通称:エースのジョー。元正規軍のエースパイロットだったが、あることをきっかけに脱走。一匹狼となり、ウォルフガングが造ったロボ:飛龍や轟龍を使って何度も舞人に挑戦をしてきた。こちらも根っからの悪人ではなく、中盤すべての真実を知った後は、舞人と共闘することが多くなる
 
 
 

⑭パープル(CV鈴木勝美)

世界的な人気ロックミュージシャンにして、その素顔はアジアンマフィアの新たなるボス。中盤いきなり登場し、ホイ・コウ・ロウたちを追い出してしまう。最終回直前でエグゼブの配下だったことが判明。
後期EDテーマ「Black diamond」は彼のヒット曲という設定。
 
 
 

⑮エグゼブ(CV菅原正志)

トレジャーテック社の社長にして、勇者特急隊最大の敵。中盤より登場し、強烈なカリスマ性でウォルフガングらを部下に引き入れた。しかし、彼自身も操り人形に過ぎなくて…
 
 
 
 
 

☆勇者特急隊とは? 

世界各国を旅した舞人の父:旭が、その中で気づいた「世界を狙う巨大な悪」への対抗策として立案した計画がその原型。父亡き後舞人と青木が中心となり、その計画を実現させた。
 
 
 

A.ガイン(CV中村大樹)

AIを搭載した自律型ロボット。300系新幹線のぞみから変形する。性格はマジメで、マイトガイン合体時は左腕とメイン人格を構成している。
主な武器はガインショット。しかし、敵に対してほとんど効果がないことが多かった。
 
 
 

B.マイトウィング

舞人が乗る、400系新幹線「つばさ」型の超電導ジェット機。マイトカイザー登場後は舞人の使用頻度が減ったものの、それでも活躍の機会は多かった。
マイトガイン合体時は右腕を構成。
 
 
 

C.ロコモライザー

SL型の巨大メカ。後部にはガインとマイトウィングも搭載可能で、世界のどこへでも素早く駆け付けることが可能。劇中数回大破することがあったが、その度に修復され戦線復帰した。
マイトガイン合体時は、胴体等の大部分を構成。
 
 
 
マイトガイ(CV中村大樹)
舞人の「レッツ・マイトガイン!」の掛け声と、腕に取り付けた小型メカ:ダイヤグラマーの操作により、ガイン・マイトウィング・ロコモライザーが合体することで誕生する巨大ロボ。ガインと舞人が共同で動かす仕組みになっているため、通常時はパワーを発揮するが、どちらかが傷ついていると出力が落ちる場合がある。決めゼリフは、「銀の翼に希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号!勇者特急マイトガイン、定刻通りに只今到着!」
必殺技は動輪剣を駆使した「縦一文字斬り」など。中盤のマイトカイザーの配備をきっかけに、ガイン単独でも操作ができるようになった。
 
 
 

D.ボンバーズ(CV巻島直樹)

動物形態アニマルモードへの変形機構も有しているロボットチーム。200系新幹線やまびこ型のライオボンバー253成田エクスプレス型のバードボンバー651系スーパーひたち型のダイノボンバーが存在。途中から100系新幹線ひかり型のホーンボンバーも加入した。
全員血気盛んで勇敢。戦力差が明らかな敵に対しても、果敢に立ち向かっていくこともあった。
 
 
 
 
◎トライボンバー(CV巻島直樹)
◎バトルボンバー(CV巻島直樹)
ライオボンバー・バードボンバー・ダイノボンバーが合体した形態が「トライボンバー」、それにさらにホーンボンバーが合体した姿が「バトルボンバー」。主な武装はバトルボンバー時に右肩に装着されたバトルランチャーと胸部のバトルバーストくらいで、基本的には己の拳で戦う荒っぽい戦闘スタイルが特徴
連結することでアニマル特急(ホーンボンバー加入後は「猛獣特急」)となる。
 
 
 

E.ダイバーズ(CV置鮎龍太郎)

消防車型のファイアダイバーパトカー型のポリスダイバージェット機型のジェットダイバードリル戦車型のドリルダイバーで構成される、レスキュー機能に優れたロボットチーム。ボンバーズとは逆に性格は冷静だが、各機単独での活躍はほとんどなかった。
連結することで、フランス国鉄TGV型のレスキュー特急となる。
 
 
 
◎ガードダイバー(CV置鮎龍太郎)
ダイバーズの4体が合体した姿。レスキューのための武装が主に装備されているため、そういったことに柔軟に対処できる反面、トライボンバーに比べるとパワーが落ちている。
主な武装はハイドロキャノン。火災の消火の他に、敵に対する牽制攻撃として用いることも多い。
 
 
 

F.ドリル特急マイトカイザー

マイトガインの強化パーツ用として開発されたメカニック。マイトガインの大破という緊急事態を受け、人型ロボット:マイトカイザーにも合体できるように改良された。超AIが搭載されていないのはそのため。ドリル特急は、カイザードリルを先頭に、小型メカ:カイザー15を搭載したカイザーキャリアを連結した形態。
そのドリル特急が、舞人の「チェンジ、マイトカイザー!」の掛け声とダイヤグラマーの操作によって合体変形した姿がマイトカイザーである。決めゼリフは、「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪!勇者特急マイトカイザー、ご期待通りにただいま到着!」
マイトカイザーは空中戦を得意とし、飛行形態カイザージェットにも変形可能。舞人の操縦が不可欠のため、中盤以降舞人は、マイトウィングの代わりにこれを使用することが多くなった。
 
 
 
◎グレートマイトガイ(CV中村大樹)
舞人の「レッツ・マイトガイン!」の掛け声とマイトガインの「グレート・ダッシュ!!」という掛け声で、マイトガインを中心に分離したマイトカイザーが合体した姿。グレート動輪剣をメイン武器とする。主な必殺技は、「グレート動輪剣・真っ向唐竹割り」。
 
 
 

G.弾丸特急マイトガンナー(CV鈴木勝美)

 勇者特急計画における最後の追加メンバー。SL型から変形し、性格はボンバーズに似てやや荒っぽく血気盛ん。胸部のセルフキャノンビームは百発百中の命中精度を誇る。決めゼリフは、「決して悪を許さない!正義の早撃ちガンファイター・マイトガンナーとは俺のことだ!」
 
 
 
◎グレートマイトガインパーフェクトモード(CV中村大樹)
グレートマイトガインにマイトガンナーが合体した最強形態。合体した関係で機動力は少し低下するものの、火力面ではかなりのパワーアップを遂げる。必殺技は、全エネルギーをマイトガンナーに集中して発射する「パーフェクトキャノン」。
 
 
 
 
 
さあ、次週より『マイトガイン』の感想記事掲載開始だ!
 
 
―正義の力が、嵐を呼ぶぜ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp


 

 

 

 

 

 

 

 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1993年放送の勇者特急マイトガイン』OPテーマ「嵐の勇者(ヒーロー)」です。


否が応でも印象に残る強烈なイントロと、ハスキーで高らかに歌い上げるその歌声が特徴的な、『マイトガイン』のOPテーマ。勇者シリーズのOPテーマはどれも個性的ですが、この「嵐の勇者(ヒーロー)」から、少し音楽の方向性が変わったように感じます。


「♪銀の翼に 希望乗せたら」という歌詞は、子供向けアニメ作品の中ではトップクラスともいえるくらい秀逸な歌詞。新幹線と言えば、『マイトガイン』はいつか『シンカリオン』とコラボしたりしないのかなぁ。

 


www.youtube.com

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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