お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者特急マイトガイン』ちょっとした感想 Track-2(第4~6話)

今回は、勇者特急マイトガイン』の感想記事第2回目です
 
ガードダイバー、そして雷張ジョー登場!今回ご紹介の3話は、前回紹介のお話に続き、ストーリーにガッツリ絡んでくることになるキャラクターが登場するお話になっています。舞人と最もかかわりが深くなるジョーの登場が一番遅いのって、なんか意外ですね
 
なお、前回(第1~3話)の感想記事は↓コチラです。
 
 
 
 

4話「緊急出動!ダイバーズ」

1993220日放送
登場した敵他:カトリーヌ・ビトン/アイアンマウスによる宝石連続強奪
Just a moment!ちょっと待ったぁ!」
 
STORY:ヌーベルトキオシティで相次ぐ宝石強盗事件。それは、怪盗カトリーヌ・ビトン率いる強盗団:ピンクキャットによる、ネズミ型ロボットアイアンマウスを使った犯行だった。不敵にも小沢警部に犯行予告の無線を入れ、ヌーベルトキオシティで犯行に及ぶカトリーヌ・ビトン。迫りくるアイアンマウス、爆破炎上するホテル。人々が混乱する中、舞人は新たなるロボットたちを呼んだ!今こそ出番だ、ダイバーズ!
 
勇者特急隊2組目のサブロボットチーム:ダイバーズの初出動回であり、第4の宿敵カトリーヌ・ビトンの登場回となった今回。2話前のボンバーズ出動回はボンバーズ個々の描写もありましたが、ダイバーズの場合は活躍自体が最低限。合体形態のガードダイバーの活躍も少なく、初登場回としてはちょっとかわいそうな扱いにも感じました。
 
今日は穏やかな日曜日。舞人たちが思い思いの時間を過ごすそんな日の夜、ヌーベルトキオシティ内で一夜にして10か所の宝石店が襲撃されるという事件が発生。その犯人は怪盗カトリーヌ・ビトンであり、彼女は捜査に乗り出した小沢警部に対し、犯行予告を無線連絡するのでした。冒頭のシーンでは、舞人やサリーの生活シーンがチラリ。舞人はランニングをし、サリーはヌーベルトキオシティのホテルでバイトをしていました。またやってるバイトが変わっているサリー。もしかして、このままほぼ毎回のようにバイトを転々としていくのかな?今回の事件の犯人は、怪盗カトリーヌ・ビトンと彼女が率いる強盗団「ピンクキャット」。アイアンマウスと呼ばれるロボットネズミを利用し、店内に侵入して宝石を盗み出していました。「ピンクキャット」がネズミを使って盗みを働くとは、なんとも言えない組み合わせ。こりゃ絶対狙ってるな…。カトリーヌはこの世界では有名でお金持ちらしく、少し妖艶な感じを漂わせています。でも小沢警部には気持ち悪く感じたらしい。犯人から犯行予告が来てるのに、ツッコむところそこなのぉ!?
 
カトリーヌ・ビトンの犯行予告をキャッチしていた舞人は、満彦や青木さんらと協力して、現場となるヌーベルトキオシティホテルの張り込みに。サリーと偶然出会ったことをきっかけに犯行手口に気づく舞人でしたが、アイアンマウスの大群は宝石を狙わんとしていたのでしたまたまたまた偶然サリーと遭遇する舞人。今回はこの直前にサリーが舞人の正体(旋風寺コンツェルン総帥)であることを知ったため、初のお互いのことを知ったうえでの対面シーンになります。なんだかいいムードになりつつもアイアンマウスに邪魔をされ、おまけに誤って胸を触って張り倒される舞人。まあこういう展開が鉄板ですよね。アイアンマウスはホテル内を大混乱させながら、お目当ての宝石を強奪。それを目撃した舞人は、ギリギリのところでノミ型超小型発信機を取り付けることに成功します。小沢警部の目の前で堂々とダイヤグラマーを出し、追跡を開始する舞人。おいおい、これじゃあマイトガインの搭乗者だってことがバレちゃうぞ!
 
カトリーヌ・ビトンはホテル内をさらに混乱させ犯行を攪乱するため、手榴弾を使ってホテルの一室を破壊。爆発炎上するホテルでしたが、ここで舞人はダイバーズを召喚。救助や消火を彼らに任せ、自身がガインとともにカトリーヌのアジトへ攻め込みます。サブタイトル通り「緊急出動!」したダイバーズ。炎上するヌーベルトキオシティホテルを救うべく、あらゆる手を尽くして人々を救出していきます。ボンバーズとは違い、戦闘よりも人命救助を主な任務としているダイバーズ。ボンバーズとはまた違った立ち位置を見せつつ、そして「炎上するホテル」というシチュエーションから彼らの活躍の場を演出するなど、限られた時間の中でダイバーズというロボットたちの魅力を引き出そうという努力が窺えます。でも、やっぱり欲を言えばもっとその活躍が見たかった!一方カトリーヌ・ビトンのアジトに乗り込んだ舞人は、彼らしいセリフで彼女の前に現れながら宝石を奪還します。「Just a moment!ちょっと待ったぁ!」―。うん、こんなことをサラッと自信満々に言えるの、舞人らしいや
 
舞人そしてガインに追いつめられたカトリーヌ・ビトンは、巨大ロボット:ハーメルンを出現させて逃亡。舞人はマイトガインに合体して戦うも、アイアンマウスの妨害に思いのほかてこずります。そこで現れたのが、あのダイバーズ。彼らはガードボンバーに合体して、マイトガインをアシスト。そしてハーメルンは、マイトガインの動輪剣の前に一刀両断されるのでした。アイアンマウスとは打って変わって、巨大で両手にドリルをつけた武骨なロボットとなったハーメルン。その段違いのパワーの前に、さすがのガインも苦戦を強いられます。マイトガインがすぐ登場するのを防ぐのを兼ねて、ロコモライザー登場までの間にガインのバトルを描こうという構成は面白いですが、いくらなんでも第2話以降ガインの苦戦シーンがあまりにも多すぎるような気がします。最終的にマイトガインが逆転勝利するという流れを作るためもあるんでしょうが、もう少しガインの善戦シーンも観たいなぁ。一時苦戦したマイトガインを助ける形で、ダイバーズが再登場。彼らはガードダイバーへ合体変形を遂げ、マイトガインをアシスト、マイトガインはその後勝利を収めました。ダイバーズの合体形態であるガードダイバーの今回の活躍シーンは、ここのみ。流れ的に仕方がないとはいえ、ガードダイバーのレスキューシーンも観たかったなあ

 
  

5話「大統領を守りぬけ!」

1993227日放送
登場した敵他:ホイ・コウ・ロウ、黒い稲妻/ジャスティス大統領暗殺未遂
「舞人さんったら、アツく燃えている人を見るとすぐ肩入れしたくなっちゃうんだからなぁ。」
 
STORY:多くの会議の予定を変更し、遠くの国コンラーンへとやってきた舞人たち。その理由は、父の代からの友人であったジャスティス大統領に、特別列車をプレゼントするためだった。しかし、この裏で自分の特別列車を断られたホイ・コウ・ロウは怒り、現地のテロリストを焚きつけて暗殺計画を実行し始めた!ジリジリと迫る軍用ロボ、暴走する特別列車。苦戦する舞人たちは、あの仲間たちを呼ぶ。発進せよ、ボンバーズ!
 
マイトガイン』では複数のレギュラー悪役が存在しますが、それらの初登場回の連続もいったん落ち着き(といっても、次回また新たなキャラが登場しますが)、今回は第2話以来のホイ・コウ・ロウが舞人たちの前に立ちはだかる展開に。そして、同時に第2話以来久々にボンバーズが登場する回となりました。やっぱり戦闘スタイルが好きだぜ、ボンバーズ!
 
ガインとマイトウイングが牽引する特別列車に乗って、はるばるコンラーン国へやってきた舞人たち。その目的は、この国のジャスティス大統領に特別列車:イーグル5号をプレゼントするため。それと時を同じくして、ホイ・コウ・ロウは自分の特別列車を断ったジャスティス大統領に憤りを感じていました。コンラーン国はその名の通り、政変やクーデターが絶えない混乱国家。ジャスティス大統領とはかつて義勇軍のリーダーだった男で、舞人の父の代からの友人だったようです。ここでさらりと語られるのが、勇者特急隊の設立経緯。今回は「勇者特急隊構想」が舞人の父の代からあり、2年ほど前から活動を開始したことが明かされます。実はこのシーンこそ、初めて舞人が勇者特急隊の過去について触れたシーン。今後こういった形で、段階的に勇者特急隊の過去が明かされるのでしょうか。それにしても、旋風寺一族は昔から「アツく燃えている人を見るとすぐ肩入れしたくなっちゃう」血筋らしい。舞人のあの性格は、やっぱり父親譲りなのか…

コンラーン国の中心駅に到着した舞人は、ジャスティス大統領と再会。イーグル5号をプレゼントすることを話しますが、なぜか大統領は迷っている様子。しかしそんな中、ホイ・コウ・ロウの魔の手は着々と舞人たちに迫っていました。ジャスティス大統領は義勇軍のリーダーだったころの名残か、そういった立場になっても自ら前線に立ちたいタイプとのこと。防弾機能を持つイーグル5号は確かにありがたいプレゼントでしたが、同時にそういったスタンスの彼にとってはそれに反するものだったようです。大統領の気持ちはわかりますが、やっぱりそこは大統領なんだから、こういった列車に乗るのは決して悪いことではないと思うんですけどねぇ。舞人たちが大統領と過ごす一方で、ホイ・コウ・ロウの部下であるチンジャ・ルースはコンラーン国に潜入。軍に潜入してイーグル5号に発信機を取り付けたり、テロリストグループ「黒い稲妻」と交渉してロボットを売りさばいたりなどといった数々の悪事をこなしていきますチンジャ・ルースのこの間の活動時間は数分。描写としてはかなり急ぎ気味ですが、活動しているチンジャ・ルースがいちいち自分が今何をやっているのかを解説しながら活動しているので、とてもこの間の展開は違和感なくかつスピーディーに話が進んでいきます
 
イーグル5号お披露目式の日、突然襲撃してきた黒い稲妻。彼らのロボット軍団に対して舞人とガインはボンバーズも呼んで応戦。彼らの出現に驚いたチンジャ・ルースは、イーグル5号を遠隔操作して暴走させますが…。第2話以降どうしても戦闘面では劣勢が目立つガイン。今回は単独でのロボット撃破とまではいきませんでしたが、わりかし善戦したのが少し彼にとって救いといえるのではないでしょうか。その一方で、2話以来久々に登場したボンバーズは、前回でも見せたあの荒々しいバトルスタイルでロボット軍団に応戦。アニマル特急形態→ロボットモード→アニマルモードとすべての変形形態を見せるなど、今回は彼らの戦闘が目立つ回でしたね。暴走したイーグル5号は、マイトウイングとガインのパワーをもってしても停車させることは不可能。イーグル5号に取り付けられた発信機を発見した舞人は、乗車中であったいずみさんにそれを取り除くよう指示します。最初は怖がりつつも、スーツを裂いて決死の行動で発信機を取り除くいずみさん。舞人を取り巻く人たちって、皆やるときはやる人たちだなぁ…
 
イーグル5号を救ったことにより、舞人たちの反撃が開始。舞人たちはマイトガインに、ボンバーズはトライボンバーへと合体して、黒い稲妻のロボット軍を撃破。こうして黒い稲妻はほぼ壊滅状態となり、大統領の命は救われたのでした。今までのシーンで苦戦や劣勢が目立っていた分、そのお返しだと言わんばかりの怒涛の攻勢が、この戦闘シーンの魅力。マイトガインは動輪剣で敵を圧倒し、トライボンバーは持ち前の格闘戦で敵の腹部に風穴を空けてみせます。やはりこういった荒っぽいバトルスタイルこそ、トライボンバーの魅力。目立った武器を持っていない合体巨大ロボは他にもいますが、自ら積極的に格闘戦に持ち込もうとするロボットって、案外珍しいんじゃないかなぁ。とにかく、今回は第2話以上にボンバーズ、そしてトライボンバーの活躍を堪能できたお話でした
 
 
 

6話「登場!宿命のライバル」

199336日放送
登場した敵他:ウォルフガング/パンツァーCR-17によるマイトガインへの復讐未遂
                 雷張ジョー/パンツァーCR-17の操縦
「ターゲットを倒すまで追い続ける…。それが、ハンターの宿命というものだ。」
 
STORY:突然街で暴れだし、マイトガインにあっという間に倒された巨大ロボ。それは、マイトガインへの復讐に燃えるウォルフガングの作戦の始まりに過ぎなかった。戦闘データを調べ上げ、軍用ロボのエースパイロット:雷張ジョーを仲間に引き入れ、パンツァーCR-17で挑んでくるウォルフガング。戦闘データを熟知する敵に対し、勝つことができるかマイトガイン?今、宿命の対決が始まった―!
 
マイトガイン』のレギュラー敵役の1人:雷張ジョーの初登場回である今回。序盤と後半とマイトガインの戦闘が二度も楽しむことができる、ちょっぴり豪華なストーリーになっています。でも、まだジョーは「宿命のライバル」って感じではないかなぁ。
 
街に突然現れた、謎の巨大ロボ。マイトガインとなって出撃した舞人はあっという間に動輪剣で敵を一刀両断。事件を解決して仕事に戻ります。しかしこの事件は、ウォルフガングのマイトガインへの復讐劇の始まりにすぎませんでした。序盤の戦闘は今後の展開に必要な描写とはいえ、重要なポイントではないためいささか戦闘は巻き気味。いきなりマイトガイン状態で登場し、敵をパンチ等でひるませた後に動輪剣でフィニッシュします。マイトガインは動輪剣をメインに戦う印象があったため、こうした徒手空拳メインで戦うのはなんか新鮮。あのゴツいデザインには似合わないかなとも思いましたが、案外こういったスタイルもマッチしていましたね

戦闘データ収集をしたウォルフガングは、自身の開発したパンツァーCR-17パイロットの選別を開始。抜き打ちのチェルネンコが勝ち抜きますが、ウォルフガングには別の候補がいるようで…?それと同じ頃、仕事を終えた舞人は、暴走族に絡まれていたキザな青年と出会うのでした。ウォルフガングが集めたパイロット候補の勝者は抜き打ちのチェルネンコ。単発キャラなのに出番も多かったため今回限りの退場はもったいない感じもしましたが、まあレギュラーキャラになっても使いにくいか…。一方仕事を終えた舞人が出会った青年の名前は、雷張ジョーという男。暴走族に絡まれていたので助けが必要かと思われましたが、その身のこなしとバイクテクニックで暴走族を圧倒。舞人に礼も言わずにその場を去っていきます。実はこのジョーこそ、ウォルフガングがパイロット候補として密かに狙っていた男。軍用ロボのエースパイロットだった彼は、とある理由で軍を抜けて今は流れ者。彼が軍を抜けた真の理由は後々明かされるのでしょう。声を担当しているのはあの緑川光さん。若さを感じますが、やはりあの特徴的な声色がこの時点でも出ていますね
 
ウォルフガングの仲間になることになったジョーは、パンツァーCR-17に搭乗。抜き打ちのチェルネンコのおとり作戦によりマイトガインをおびき出し、舞人たちを追い詰めていきます。劣勢になっていく舞人でしたが、彼の信念がマイトガインを逆転へと導きます。ウォルフガングから脅迫されたからではなく、パンツァーCR-17に魅せられたことで仲間になったジョー。これでジョーはウォルフガング側の敵となるわけですがこれにより、同時期の作品(本放送時は始まる直前)でしかも同じタカラがスポンサーである『電光超人グリッドマン』の敵と主役のそれぞれ中の人が、『マイトガイン』で共演するという形になりました。これは単なる偶然なのか、それとも『マイトガイン』があったからこそ『グリッドマン』がこうなったのかな…?パンツァーCR-17は西部劇に登場しそうなガンマン風のロボット。ウォルフガングの言う通り高性能なロボットで、さらにジョーの操縦テクニックも合わさることで、マイトガインをどんどん追い詰めていきます。動輪剣をも失ったマイトガイン。満彦から撤退を勧められる中舞人が下した決断は、自分たちの力を信じて戦うこと。ガインを戦闘データで分析できるようなロボットではないと言い張り、アツい心で華麗に逆転してみせるマイトガイン。うーん、これでいいのか…。いや、『マイトガイン』だからいいのだ!
 
動輪剣によってパンツァーCR-17が一部破損し、モニター越しにお互いの正体を知る舞人とジョー。そんな中抜き打ちのチェルネンコがサリーたちを人質に取り、ジョーにマイトガインの抹殺を命令します。その時、ジョーがとった行動とは―?サリーたちを人質に取るというだけでも汚いやり方なのに、ジョーの手柄を横取りしようとまでする抜き打ちのチェルネンコ。そんな彼に対し、ジョーはマイトガインではなく彼に対して発砲。ロボットは爆発炎上し、サリーたちの命も救われました。爆発の中で脱出した形跡がない抜き打ちのチェルネンコ。ああ、これで彼も死んじゃったのかなぁ…。そしてラストシーンでは、マイトガインをバックにその場を去っていくジョーの姿が。ウォルフガング側についたジョーですが、常にウォルフガングと行動を共にするわけではなく、あくまでも呼ばれたときに登場するタイプの敵になるのでしょうか。
 

 

 
 
 
 
 
今回はここまで。次回は第7話から第9話をご紹介予定です。『勇者特急マイトガイン』。正義の力が、嵐を呼ぶぜ―!
 
 
 
 


◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1993年放送の『勇者特急マイトガイン』使用BGM「吠えて発進!ボンバーズ」です。
 
ボンバーズの出撃シーン、と言うよりも彼らが駆け付けるシーンで良く使用されていたBGM。彼らの戦い方や性格の印象とは違い、軽快な音楽になっているのが面白いですね。
 
マイトガイン』はサブロボとしてボンバーズとダイバーズなどが登場しますが、ボンバーズは割と劇中では活躍等に恵まれていた印象。人気があったからなのかな?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 

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