お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『勇者警察ジェイデッカー』ちょっとした感想 Case.16(第46~48話[終])

勇者警察ジェイデッカー』の感想記事。第16回目となる今回は、とうとう最終回を含めたラスト3話のご紹介です
 
フォルツォイク親子との決着は?心を持つロボット刑事たちの未来は?そして、そもそも“心”の存在意義とは?ジェイデッカー』の最終章は、まさに心をテーマにした作品にふさわしい展開になっていたと感じましたね。
 
なお、前回(第43~45話)の感想記事は↓コチラです。
 
 
 
 
 

46話「史上最大の犯罪」

199517日放送
登場した敵他:フォルツォイク親子/ハーメルンシステムによる世界征服計画
       ブラックチーフテン/世界各都市への侵攻
「僕は今まで、デッカードたち皆に守られてきた。今度は、僕が皆を守る番なんだ!」
 
STORY:フォルツォイク親子の誇るハーメルンシステム。それは、フォルツォイクロンの中に隠された秘密のシステム:シークレットサーキットに作用し、AIをコントロールするというものであった。フォルツォイク親子の前に世界の各都市は陥落。スコットランドヤードのブレイブポリスも壊滅してしまう。残された日本のブレイブポリスの切り札とは何か?勇太とデッカード1つになる時、新たな戦いの幕が開ける!
 
前回復活してしまったエヴァ・フォルツォイク。今回は彼女と息子ノイバーによってハーメルンシステムが起動され、そして最終決戦を控えブレイブポリスたちと人々の交流も描かれた一編となりました。43話から登場しているハイジャス人にも不穏な動きが。いったい地球はどーなっちゃうのぉ!?
 
ビッグ・マザーに乗り込んだエヴァは、ノイバーとともにそれに内蔵されたハーメルンシステムを起動。ブレイブポリスを窮地に追い込み、周囲のエトニア共和国軍のメカを操ってしまいます。何とか脱出を図るブレイブポリス。しかしそこへ、巨大ビクティムが―!ハーメルンシステムは、エヴァが発明したフォルツォイクロンに密かに内蔵されていた「シークレットサーキット」を呼び起こすシステム。これにより、フォルツォイクロンを使用したAIは彼女らに操られてしまうという驚異のシステムでした。自分の開発したものに、わざわざとんでもないものを仕込んでいたエヴァ。てっきり「自分が警察に追われていることを知って、その復讐のためにそういったシステムを仕込んだ」のかと思っていたら、なんと、フォルツォイクロン開発段階からロボットを使用した世界征服を企んでいたらしい。なんだよ、暴走した科学者どころか、最初から悪人じゃないか!その後ハーメルンシステムにより異常をきたすAI搭載メカでしたが、心を持つブレイブポリスは必死に抵抗します。このシーンでジェイデッカーたちが「自分たちに命令できるのはボス(勇太)だけだ!」として必死に抵抗するのが、とても彼ららしいシーンになっていると感じますね。何とか脱出を図る彼らを追う巨大ビクティムでしたが、なぜかまたも攻撃に失敗。彼の超AIと勇太は、どんな関係があるのでしょうか

ジーナと合流した勇太たちは、彼女からハーメルンシステムへの対抗策を聞きますが、その決断には迷いが。同じ頃ハーメルンシステムで勢いづいたフォルツォイク親子は、ビッグ・マザーでヨーロッパや北米大陸を横断。ロボットを狂わせ、各都市を壊滅状態へ追い込みます。フォルツォイク親子が襲撃したのは、劇中で確認できるだけでもモスクワ・パリ・ロンドン・ニューヨークと大都市ばかり。フォルツォイクロンを搭載したロボットは庶民レベルにまで普及しているため、ロボットたちが反乱を起こすような格好になり、それに追い打ちをかける形でブラックチーフテンの猛攻が各都市を襲います。普及しきったメカが、自分たちに反旗を翻してくるという恐怖。今回のフォルツォイク親子は、一番厄介な方法で人類に挑戦してきましたね。ロンドンではできたばかりのスコットランドヤードのブレイブポリスが出動しますが、ハーメルンシステムの毒牙にかかり、同士討ちの末全滅してしまいます。デュークの呼びかけにより、刑事たちの名前が判明。それぞれビショップ・ルーク・キング・ポーンと呼称されていることから、元ネタはチェスの駒でしょう。少し話題はそれますが、世界の各都市を襲う際のブラックチーフテンのセリフ、ちょっとジョークっぽい粋なことを言うのが笑いを誘います。まあ、やってることは笑えないけど…

スコットランドヤードのブレイブポリス壊滅を受け、ついに決断した勇太とデッカード。他のメンバーは万が一のハーメルンシステムの暴走に備え、超AIを一時的に機能停止させるという措置をとることになりました。レジーナが打ち出した作戦とは、シークレットサーキットが埋め込まれている部分の超AIの機能を停止させ、代わりにそこへ勇太の心を接続させ、デッカードの心も維持しつつ敵と戦うというもの。技術的にそんなことができるのかどうかはさておき、レジーナは超AIのどこにシークレットサーキットが埋め込まれているのかがある程度わかっている様子。だったら他のメンバー含めて該当箇所を摘出すればいいんじゃないか…とも思いましたが、そう簡単には摘出できないようなところに埋め込まれているのでしょうね。デッカードを除くブレイブポリスの機能停止シーンでは、レギュラーメンバーが総出演。各メンバーにかかわりの深かったキャラたちが彼らを見守るという形になっており、泣かせてくれます。シャドウ丸は普段レギュラーメンバーとほとんどかかわりがなかったため、誰も見守る人がいないんじゃないかと心配になりましたが、あずきとくるみが彼のもとへ。そうだったなぁ。カゲロウ事件で落ち込んでいた彼を救ったのは、あずきだったもんなぁ

全ての準備が完了したジェイデッカーと勇太は、ビッグ・マザーに向けて出動。ハーメルンシステムの有効範囲内に入った瞬間に勇太は超AIを一時的に切り、デッカードの心と自分の心を接続。それは成功し、ハーメルンシステムをものともせずにビッグ・マザーへ立ち向かっていくのでした。ハーメルンシステムを突破してくることはノイバーもブラックチーフテンも予想外だったようで、少し驚き慌てる彼らの姿が観れるのは貴重です。しかしエヴァジェイデッカーハーメルンシステムを突破した理由を察知していることから、偶然ですがこれがハーメルンシステムに対抗するための最も有効な手段…だったのでしょうか。そんな一連のブレイブポリスの行動を見て、ついに行動を起こさんとするハイジャス人。彼らの真の目的は、何なんだ―?
 
 
 
 
 

47話「ハートtoハート」

1995121日放送
登場した敵他:フォルツォイク親子/ハーメルンシステムによる世界征服計画、マッド・マザーの起動
「そうだ…。私の心は、勇太の優しさから生まれたのだ。」
 
STORY:ビッグ・マザーの中へ突入した勇太とジェイデッカー。しかし、そこにあったハーメルンシステムの強烈な作用のために、ジェイデッカーの超AIは大破。やがては巨大ビクティムの超AIも異常をきたしてしまう。マニュアルモードでジェイデッカーを操縦し、必死に抵抗する勇太。人類とロボットたちは、ハーメルンシステムの前に屈するしかないのか?だがその時、全ての超AIが共鳴し奇跡を起こした!今、心は回路を超える―!
 
数話にわたってブレイブポリスを苦しめてきたフォルツォイク親子とも、ついに決着の時が。今回はジェイデッカーたちの超AIが起こした奇跡、ビッグ・マザーとその中にある巨大ロボ:マッド・マザーの破壊等、ロボットの心や戦闘面で濃密な描写が連続し、『ジェイデッカー』の最終決戦にふさわしいボリューム満点のお話となりました。まさか、ブラックチーフテンに泣かされるとは思わなかったなぁ
 
ブラックチーフテンの攻撃をかいくぐり、ビッグ・マザーへと突入したジェイデッカー。フォルツォイク親子と対峙することになりますが、そこにはハーメルンシステムの核が。システムの音波の直撃を受けたジェイデッカーは、必死の抵抗を見せるも超AIが大破し機能停止に陥ってしまいます。ハーメルンシステムは音波のため、当然システムに近ければ近いほど、その影響を受けてしまうとのこと。ビッグ・マザー周辺はその音波の影響が強いだろうとは容易に予測できましたが、まさかビッグ・マザーの中にもそのハーメルンシステムがセットされているとは思いませんでしたね。ジェイデッカーが機内に侵入してから、態度を豹変させていくエヴァ。ノイバーが少し引いているあたり、彼も母の異常性を薄々感じてきていたのでしょうか

ジェイデッカーをマニュアルモードに切り替え、なおも戦闘を続ける勇太。しかし、ハーメルンシステムにより心を奪われた巨大ビクティムの前に苦戦を強いられます。巨大ビクティムの剣が迫ろうとしたとき、彼らの超AIに変化が起き始めます。勇太を攻撃することをためらうあまり、ついにハーメルンシステムで自我を奪われてしまう巨大ビクティム。彼やジェイデッカーに対して、ブラックチーフテンハーメルンシステムの影響をそこまで受けていないようでしたが、最初からフォルツォイク親子に従っていたからなのかなぁ。AIが大破してもなお、潜在意識だけは残っていたジェイデッカーもといデッカード。彼は消えゆく意識の中で、勇太と初めて別れる際のことを思い出します。勇太と出会って別れる際、初めて「寂しい」や「悲しい」の感情を覚えたデッカード。彼のAIはここで初めて変化を起こし始め、そして勇太を救いたいと思ったとき(第1話)に、心が生まれた―。そういった心が生まれた過程を回想することで、改めて「心をくれた勇太を守りたい!」と願ったとき。彼の超AIは変化を始め、周りのロボットの超AIもそれに共鳴するようになります。詳しい原理はもちろん不明ですが、この時デッカードの超AIはさらに変化、いや進化を遂げ、本当の生物と同じような心を持つようになったということでしょう。心を持つロボットがロボット生命体に進化した瞬間。難しい理屈はいらない。勇太たちが作ってきた絆が生んだ奇跡といえるでしょう

ジェイデッカーの完全復活を機に、ブレイブポリスのロボット刑事たち、巨大ビクティム、ブラックチーフテンたちの超AIにも大きな変化が。彼らの超AIに眠っていた「勇太とデッカードの出会い」の瞬間のフラッシュバックにより、デュークたちは自ら再起動してビッグ・マザーへ。巨大ビクティムもブラックチーフテンもフォルツォイク親子に反旗を翻し、彼らが起動した巨大ロボ:マッド・マザーに立ち向かっていきます。AIを持つすべてのロボットたちが見たという、「勇太とデッカードの出会い」の瞬間。その理由は、全ての超AIデッカードの超AIをベースにしていたから。ブレイブポリスのメンバーはもちろんのこと、ブラックチーフテンまでもが、ある種の「心の創造主」である勇太を守るため、マッド・マザーに立ち向かっていきます。「心の創造主」というと大げさですが、デッカードの超AIには上述の通り「勇太との出会い=自分の心の誕生」という認識があり、それが各ロボットの超AIにコピーされていたため、このような現象が起きたようです。いち小学生からブレイブポリスのボスへ、そしてすべての心あるロボットの創造主にまでなった勇太。なるほど、43話で柏崎が「この子に地球の運命がかかっている」というセリフも、あながち大げさの表現ではなかったんですね

マッド・マザーに立ち向かうジェイデッカーたち。しかしブラックチーフテン程度の力では歯が立たず、巨大ビクティムも重傷を負い2人は追い詰められてしまいます。そんな時に駆けつけたのが、完全復活を遂げたデュークファイヤー・スーパービルドタイガー・シャドウ丸・ガンマックスアーマー。彼らはありったけの火力でマッド・マザーを攻撃し、最後はビクティムが捨て身の行動でできた相手のスキをつき、ブレイブポリスはフォルツォイク親子に勝利したのでした。マッド・マザーに挑んではやられていくブラックチーフテン。いくら先ほどまで敵だったとはいえ、そのあっけないやられ方には悲しみを覚えます。極めつけは、あるブラックチーフテンの「俺たちも、お前のこと、“ボス”って呼びたかったぜ…。」という言葉。このシーンでは涙腺崩壊必死です。まさか、ブラックチーフテンに泣かされることになるとはなぁ…。ブラックチーフテンの部隊が壊滅し、残った巨大ビクティムは左足を負傷しながらも、マッド・マザーに挑戦。腹部を刺されますが、なんとその勢いで逆にマッド・マザーに接近しコクピット部を攻撃。ジェイデッカーたちに最後の攻撃のチャンスを与えます今回、マッド・マザーを倒す突破口を開いた形になった巨大ビクティム。しかし彼はマッド・マザーが倒された後、ジェイデッカーたちとは脱出せず、フォルツォイク親子とともに墜落するビッグ・マザーの中で行方不明になってしまいます。あれほどの仕打ちを受けたのにもかかわらず、もう1人の創造主としてエヴァを救おうとした巨大ビクティム。これが、以前(第29話)デュークが言っていた、ロボットの創造主に対する愛―ということだったのだろうか…
 
 
 
 
 

48話(終)「さよなら勇太(ボス)」

1995128日放送
登場した敵他:ハイジャス人/地球人への精神浄化未遂
       フォルツォイク親子/勇太殺害未遂
「まあ、理屈はともかく、我々は“人の心”ってものが愛しいんですよ。」
 
STORY:フォルツォイク親子の事件が終わって、数日。平和を享受していた勇太たちだったが、そこへ突如あのハイジャス人が飛来。地球人の心の根源は悪にあるとして、精神浄化をしようとし始めた!柏崎に憑依していた宇宙人カピアの協力により事態は回避されたが、この一件を機にブレイブポリスはある決断をする。ブレイブポリスがした大きな決断とは何か。本当の人間らしい心とは何か。ロボット刑事たちは今、新たなる一歩を踏み出す!
 
ジェイデッカー』の物語も、とうとう最終回。そんな今回は、本作らしい「人間の心」に迫ったお話になりました。ハデな戦闘は一切なく、あるのはロボット刑事たちのドラマ。異色の最終回ともいえなくもないですが、だがそれがいい
 
フォルツォイク親子の事件も終わり平和が続く中、ピクニックにやってきた勇太たちとブレイブポリス。久しぶりの平和な時間を過ごす彼らでしたが、そこへ謎の巨大宇宙船が飛来。それはかつて地球を訪れた、ハイジャス人のものでした。ここで突然、柏崎が自分の正体やハイジャス人の目的について語りだします。柏崎に憑依していたのは、ドーラル星系第6番惑星出身の宇宙人:カピア。彼は宇宙を旅していましたが、その間に母星がハイジャス人の精神浄化を受けて変化。一切の犯罪等は無くなったものの、同時に心をも無くしてしまった、冷たい星になってしまっていました。ハイジャス人の精神浄化は一種の感情コントロールで、その星の生命の根源が悪だと認識したものに対して行っている様子。本人たちは宇宙の平和のためのつもりなんだろうけど、される側はたまったものじゃないなぁ。カピアの一連の話は本人の口からではなく、あずきたちが冴島総監らに伝達する形で内容が明らかになる形式。こうすることで描写の圧縮を行っています。今回はOPがないため、この直後にタイトルロゴが登場。最終回らしい雰囲気を盛り上げてくれています

カピアの力により、ハイジャス人の宇宙船へ降り立った勇太たち。彼らはハイジャス人に精神浄化を中止するよう要請。対するハイジャス人はあれこれ理由をつけて精神浄化を受け入れさせようとしますが、勇太たちはそれでも精神浄化を拒否。するとハイジャス人は精神浄化を取りやめ、宇宙の彼方へと去っていくのでした。ハイジャス人曰く、精神浄化はその星の人々の心を矯正して平和的にするだけでなく、それにより種の寿命を延長させることも目的らしい。知的生命の種の寿命のまっとうのための行動―。以前彼らは自らを銀河警察と自称していましたが、この人たち本当に正式な銀河警察なのかなぁ?以前バラック星人がその存在を恐れていたあたり、そのような行為をしているのは事実のようだけど…。このようなハイジャス人の意見に対し、反論するのがデッカードロボット刑事たち。彼らは心について語り、人の心が好きだとすら言い張ります。いつもは一部のロボット刑事くらいしか心についてあまり言及しませんが、今回は全員がその考えを披露。特にガンマックスとシャドウ丸は、普段の彼ららしいキャラクターでそういったことを発言するので、粋に決まっています。また、地球ではハイジャス人の目的を聞いた東副総監が激昂。人間はロボットじゃないと怒る中、ハイジャス人の考えがかつての自分に似ていることに気づきます。ハッと表情を変え、うつむく東副総監。今までどちらかといえばデッカードたちをもの扱いしてきたことを考えると、印象的なシーンになっています。勇太たちの意思を受け、最終的に去っていくハイジャス人たち。彼らが地球の意思を受け入れたのか、それとも逆に見捨てたのか、それは彼らにしかわからない―
 
ガンマックス「善と悪、白黒ハッキリつけられるほど、心なんて単純なものじゃねぇぜ!」
 
ハイジャス人も去り、再び平和が戻ってきた地球。カピアの宇宙への帰還の時が迫る中、デッカードたちロボット刑事たちは、ある決断をします。それはカピアの母星へカピアとともに向かい、かつて勇太から心をもらったように、心を与えるような活動をするということでした。メンバーの中で誰が行くか話し合いが続く中、勇太の意見もあり、デッカードが行くことになります。今回の一件で、心を与えるという行動をしたいという考えに至ったブレイブポリス。心を手に入れ、そして勇太をはじめとする人々のやり取りを続けたことで、こことを成長させていったブレイブポリスたち。まるで意思のないロボットのようになってしまったカピアの故郷の星のことを聞いて、「自分たちが心を与える番になりたい」と思うようになるのは、ある意味当然の発想なのかもしれませんね。そして、デッカードの意見や強い意志を受け入れて、彼を後押しする勇太。その時は気丈にふるまっていましたが、その日の夜、デッカードの車内で彼は泣き出してしまいます。1年以上過ごした友人との別れ。寂しくないはずがないもんね…

デッカード「今度は、私が心を無くした人たちに、心を与える番なんだ。誰かが行かなくてはならない。だから―。」
 
デッカードが宇宙へ旅立っていった日の夜。抜け殻となってしまったデッカードの機体を見つめる勇太のもとへ、怪しい黒い影が。それは、なんと前回の戦闘で生死不明となったフォルツォイク親子!勇太への復讐を誓う彼らの前に、勇太・あずき・くるみの3人は大ピンチ。そこへ現れたのは―!まさかまさかの、生きていたフォルツォイク親子。ハイジャス人と勇太との顛末を知っていたため、最初は勇太が見た幻影かと思いましたが、そうではなく本当に生きていたようです。彼は勇太を射殺しようとしますが、1発目は命中するも勇太の勇者警察手帳に直撃し失敗。続く2発目から勇太を守ったのは…、なんと宇宙に旅立ったはずのデッカードでした。デッカード復活シーンは、展開としてはわかっていたもののやはり実際観ると安心感がひとしお。フォルツォイク親子を追い払ってくれました。どうやらカピアはハナからデッカードではなく、別のロボットを母星へ連れて行く気だった様子。そのロボットは、前回同じく生死不明になっていた巨大ビクティムでした。カピアが巨大ビクティムを選んだのは、もちろん一度悪の心に染まったことがあるということもそうでしょうが、デッカールームなどでデッカードとの別れを惜しむ仲間たちなどの姿を見たということもあったのでしょう。デッカードも帰ってきてよかったし、巨大ビクティムにも救いがあってよかったなあ

警察から追われ、波止場に追いつめられるフォルツォイク親子。そんな彼らが出会ったのは、前回全滅したはずのブラックチーフテン。ブラックチーフテンは、フォルツォイク親子の意思を尊重し、彼らとともにある場所にとどまることに。一方カピアの母星へ旅立ったビクティムは、心を取り戻すべくカピアとともに新たな行動に出ようとしていました。フォルツォイク親子の希望とは、数話前に破壊されたエトニア共和国の永久冷凍睡眠刑施設で、親子ともども眠りにつくこと。こうすることで、自分たちの絆を永遠のものとすることにしたのでしょう。そこで眠りにつく彼らは、どこか優しそう。勇太への復讐の念が消えたのか、はたまたこの世の中にもう自分たちの居場所がないと悟ったからなのか―。彼らが地下深くで眠りについた今、それは結局わからずじまいとなってしまいました。カピアの母星へ降り立ったビクティムは、新たなる身体を手に入れます。それはデッカードの機体に酷似した、ロボットの身体。カピアの姿もどことなく勇太に似ており、まるで勇太とデッカードのコンビのように見えます。明るくも不気味なほど静かな街を見つめて、まず自分が経験してきたことを語ることにしたビクティム。心を与えるという任務に乗り出した彼らの表情は、明るいのでした
 
ビクティム「カピアよ、君をボスと呼んでよいか?」
カピア「構わないよ、ビクティム。」
ビクティム「ありがとう…ボス。」
 
 
終盤。OPテーマ「HEART TO HEART」に合わせて、夕陽に向かって走る勇太たちの姿と、キャストクレジットが流れます。そしてラストシーン、「おわり」という文字の下には、KOKORO O ARIGATOというローマ字の文章が。
 
 
勇者警察ジェイデッカー』。これは、ロボット刑事たちの犯罪との戦いであると同時に、心を持ったロボットたちによる、心と心の物語である

 
 
 
 
 
 
…こうして、『勇者警察ジェイデッカー』の物語は完結しました。
 
 
次回は総括として、改めてこの作品について振り返ってみることにしましょう。
 
 
 
 
 
 
 
 

◎今日の勇者ソング◎

今日ご紹介するのは、1994年放送の勇者警察ジェイデッカー』EDテーマ「笑顔は君の忘れ物」です。
 
ジェイデッカー』のEDとして、1年間使用された曲。他の勇者シリーズと比べてこまめにED映像が変えられており、ロボット刑事の追加加入があるたびに彼らの姿が加えられていました。
 
明るい曲調とおもちゃ箱のような映像のおかげで気づきにくいですが、この歌もある意味勇太とデッカードの関係を歌ったような曲。「♪素敵な笑顔は 君の忘れ物~」。皆さん、最近心からの笑顔をしていますか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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