お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマンジード』第11話 ちょっとした感想


【悲報】バド星人、ペガにすら負ける




 

とうとう1クール目終盤、折り返し地点にまで近づいてきた『ウルトラマンジード』。今回はマグニフィセント登場への布石として、リクの過去が部分的に明かされる重いお話になりました。
 
 
まさに「ジー()アイデンティティー」を問う形になったお話。いやあ、こういった展開になるとはねぇ
 
 
 
 
 
・ストーリー面

上述の通り、リクの出生に関するお話が中心。それにプラスして前半ではAIBの活動状況、後半ではアクションシーンも挿入され、非常に中身の濃い回でもありましたね
 
 

独自調査によりストルム星人=ケイに脅威を感じたAIBは、諜報活動の形でケイの監視を開始。ケイに見破られたことで多大な損害を被りますが、その直前で収集した交信電波の発信源の情報をもとに、その調査をレイト=ゼロに依頼します。今まではゼナとモアしか出てこなかったAIBですが、今回はペダン星人やネリル星人もAIBのエージェントとして登場。AIBは想像以上に、地球でも水面下でその活動を拡大しているようですね。ベリアルと交信中にそのことを察知したケイは、監視していた覆面エージェントたちを一掃。編集者も始末してその場から消えてしまいます。ケイと交信していた際のベリアルが意外にピンピンしていたのには少し「えっ?」となりましたが、それよりもまさか編集者が死亡退場するとは予想外でしたね
 
 

AIBから話を受けて、銀河系の指定ポイントに向かうことになったゼロ。レイトは重要な会議があるためそれを済ましてからと抵抗しますが、結局ゼロの意思が勝って宇宙へ飛び立ちます。それと前後して、リクは掃除機と間違えて新品のPS4を購入しますが、ライハに指摘され返品しに行くのでした。どちらも今回のお話におけるギャグシーン。後半に控えている展開が重いので、これが一種のオアシスになっています。意図されたものかどうかわかりませんが、テレビ東京系での本放送時はリクのPS4のシーンの後に、PS4ゲームのCMが放送。妙に『ジード』本編にリンクする形になったので、これにも笑わされました
 
 

新品の掃除機を購入し帰路につくリクとライハ。そこで遭遇するケイと、ライハを狙う謎の銃口!リクにとうとう決着をつけることにしたケイは、ここでリクの出生に関する重要な情報を語りだします。起動したウルトラカプセル収集のために、ベリアルに使役されていたケイ。ウルトラカプセル発現に必要なリトルスターを効率的に収集するために、ウルトラマンになりうる“存在”を作り出すことを提案したケイは、ベリアルの遺伝子をもとにウルトラマンの模造品となる生命体を作成。それがリク=ウルトラマンジードだったのでした。ジードは確かに当初の設定どおりベリアルの息子でしたが、その出生の秘密はベリアルの目的達成のための駒に過ぎなかったという非情なものに。模造品であるが故本来の実態がなく、ウルトラカプセルでその力を借りないと変身できないということだったんですね。前作『オーブ』の設定とは真逆になる形で、先輩ウルトラマンの力を借りる理由が明かされた『ジード』。玩具販促のため生み出されたフュージョンライズの設定を、このようにして設定に盛り込んでくるとは、かなり驚かされましたね
 
 

ジードとペダニウムゼットンの対決はいったん相討ちで終了。瓦礫の中で倒れるリクは、ケイにウルトラカプセルを奪われてしまいます。ボロボロの身体で取り戻した唯一のカプセルは、ウルトラマンゼロのカプセルでした。ウルトラカプセルが1本しかないために、ジードに変身できなくなってしまったリク。たまたま取り戻したウルトラカプセルがゼロだったのは、マグニフィセント登場のためでしょう。ちなみにこのシーン、前作『オーブ』のマガオロチ回終盤の構図とそっくり。もしかして、田口監督ってこういう構図が好きなのか?
 
 
 
 
 
・特撮面

前後編であり、新怪獣:ペダニウムゼットン登場回となった今回の戦闘。新怪獣の登場、そしてケイの本格的な攻勢を表現するにふさわしい、ハデハデな街の破壊描写が観ていて興奮させられましたね
 
 


バド星人を使いライハを人質に取った形になったケイ。しかしその作戦もペガの奇襲により失敗に終わりジードとペダニウムゼットンの戦闘が始まります。ウルトラシリーズ」テレビ本編への出演は、『セブン』以来実に50年ぶりとなったバド星人。しかし今回はケイの手下になっていたうえに、ライハどころかペガにすら戦闘能力で負け、最期は飛んできた瓦礫で圧死というありさまでした。クソッ、いい活躍してくれると少しばかり期待していたのにさあ…!


街中で繰り広げられる、ジードとペダニウムゼットンの戦闘。このシーンでは光線の鮮やかな光学合成に目が行きがちですが、アクションのスピードから見てわざとスローを使用していない点にも注目したいですね。こうしてスピーディな荒れた戦い方を見せることで、ジードの焦燥やペダニウムゼットンの本気のバトルを表しているのではないでしょうか



そして見逃せないのが、街の破壊描写。今回はビルの崩落シーンにもこだわりが炸裂しており、迫力あるビル破壊描写を楽しむことができます。車が跳ね上がるような描写などもあり、そのほかの破壊シーンも多彩でしたね。今回の戦闘シーンは本当に画面内での情報量が多く、特撮班もかなり気合を入れて作業をされていたことが窺えます



シメはペダニウムゼットンの脅威を感じるビルの倒壊描写。ビル自体を丸ごと倒すという街の破壊表現は最近多用されていますが、こういった表現の応用もあるのだなぁと実感させられました






変身不能なうえに傷心のリク。そんな彼のもとに届いた謎の手紙と、現れる謎の老人の正体は何か?


次回は1クールのシメ回でもあり、マグニフィセント初登場回!伏井出ケイは…おそらく退場はしないと思うんだけどなぁ。








◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、1982年放送の大戦隊ゴーグルファイブ』挿入歌「ゴーグルVアクション!」です。


劇中満遍なく使用された挿入歌の1つ。歌詞が明るく戦闘シーン向けにはそぐわなかったからか、インスト版での使用が多かったのでした。


曲を聴いてると曲調や使われている音楽などがOPと酷似。作曲が同じ渡辺さんということもあるのでしょうか、こういったアレンジが流行っていたのでしょうか。







 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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