お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『鉄道公安官』ちょっとした感想 Track-15(終) 総括感想


今回は、先週しそびれてしまったドラマ『鉄道公安官』の総括感想記事です


全42話・ほぼちょうど1年間放送された作品を14回に分けて感想記事を投稿してきた本作品。当時のブルートレインブームなどを受けて制作されたとはいえ、なかなか脚本面でも制作費面でも力の入れられていた作品であったように感じます。






先述したように、当時は空前のブルートレインブーム。しかし一方で国鉄の財政はとうの昔に火の車を通り越しており、「スト権スト」などがまだまだ活発に行われていた70年代後半。このドラマはそんなさなか制作されました。


しかしこのドラマは「鉄道公安職員」モチーフだからと言って安易に国鉄を持ち上げる、あるいはこきおろすというワケではなく、“警察業務は行うけど刑事ではない”という独特の立ち位置を重視し、それをベースにドラマを作っていたのがとても面白い点だといえるでしょう


こういった特殊チーム系の刑事ドラマは、メンバー全員が個性的で特殊な才能持ちだったりということが多いですが、『鉄道公安官』の場合はメンバーは個性的でもあくまでドラマを生み出していたのはスリやら車内での暴力沙汰といった、一般的に鉄道車内で起きやすいことばかり。それが後半のマンネリ化を引き起こしたことも事実ですが、あくまでもそういったことからほとんどブレさせなかったことが、ドラマとしてのある程度のリアリティを生み出しました


そのうえでさらにこのドラマの驚異的な点は、1週間に一度のレギュラー放送ドラマなのにもかかわらず、大体1クールに2~3度遠方ロケを行い、おまけにゲスト出演陣にも豪華な面々を起用していたこと。


北は仙台・南は長崎、そして当時はテレ朝系がなかった山陰・山口県などにも果敢にロケを敢行。レギュラー出演陣も当時から知名度の高い俳優ばかりでしたので、スタッフのスケジュール調整の苦労、そして膨大な制作費などがあったことでしょう。しかしこれが、『鉄道公安官』だからこそできる鉄道の華やかさの表現につながっています



当時はその多彩な国鉄車両の登場から、多くの鉄道ファン視聴者の獲得にも成功した『鉄道公安官』。「刑事ドラマ」と「鉄道」、まだ十津川警部シリーズがドラマ化されていなかった当時、このドラマはそういったものの先駆けになったといえるのかもしれませんね。






「どうも長い間、ありがとうございました。また、新幹線でお会いしましょう!」


そう言って榊は日々の警乗勤務に戻り、『鉄道公安官』の物語は幕を閉じた。


しかしこれからほぼちょうど7年後、ついに国鉄は解体。JRグループが出発する陰で、鉄道公安職員たちは一般警察官と同等の扱いになり、そのほとんどは“警察官”として全国の警察へと配属されることになりました。


榊たちは運よく鉄道警察隊に配属されて任務を全うしたのか?それともほかの公安官と同じく各地の警察署に配属され、警察官として残りの職業人生を歩んだのか?その顛末は、誰も知らない―





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・感想記事の余波


さて、この感想記事を約3か月投稿して3点ほど個人的に感じたことがあったので、それらもまとめることにしましょう。


①リアルタイム世代の訪問者増加

この記事を投稿し始めてから、『鉄道公安官』のリアルタイム世代であろう40~50代の訪問者数が増えました。
特に週1回の当感想記事投稿日は、40代の訪問者がブログ訪問年代別割合でトップを占めることが当たり前になっていました(管理人はまだ20代前半なのに…)。


②検索ワードの効果

この記事を投稿し続けるようになってからしばらくすると、「鉄道公安官 感想」のワードで検索すると、大体3~5番目あたりに当ブログの記事がいくつかヒットしまくるようになりました。
もともとレビューをやってる人が少ない作品ということもあるのでしょうが、こういった個人ブログの感想記事はネットの海に埋もれがちなので、これは個人的には大きな手ごたえですね。


③記事の安定供給

これは管理人個人の問題なのですが、やはりブログを投稿しているとどうしても記事のネタが不足したりすることがあります。そういった中、このような「感想記事を週1回投稿する」という決めごとをベースにあらかじめ記事を作っておけば、そういう事態にも柔軟に対処できるというワケです。
もちろん感想記事の方だって力を入れて作るわけですが、上記のような理由で「文章を作る→即投稿」という形にしないことで、より内容を濃くできるというメリットもありましたね。


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さて、今回を含め全15回。約3か月半にわたって続けた『鉄道公安官』の感想記事。いかがっだったでしょうか。


ジャンボーグA』の感想記事投稿以来、約3年近くぶりの感想記事レギュラー投稿となりましたが、個人的には上記のような手ごたえを感じた他に、『鉄道公安官』という作品自体をさらに好きになることができました


やるかどうかはまだ未定ですが、今後もこう言った感想記事の企画は続けていきたいなと考えているので、お楽しみに!








◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、2007年放送の仮面ライダー電王』後期OPテーマ他使用曲「Climax Jump DEN-LINER Form」です。


OPテーマとしてAAAが歌っていたものを、モモ・ウラ・キン・リュウ4人のイマジンの中の人たちがカバーで歌うノリノリの曲。声を作るだけでも難しいはずなのに、その声をベースに歌うとは声優さんもさすがその声を仕事の道具としているだけありますね。


特撮で「鉄道」というとまあいろいろ思い当たるものはたくさんありますが、一般向けにもわかりやすいものの1つが『電王』ではないでしょうか。まあデンライナー以外に鉄道要素ほとんどないけど…。







 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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