お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『鉄道公安官』ちょっとした感想 Track-5(第13~15話)


今回は、第5回目(第13~15話)となる『鉄道公安官』の感想記事です


再び通常回へと戻り、ちょっと鉄道要素は薄れるものの内容へ力が入れられ始めた2クール序盤。OPも完全に一新され、より刑事ドラマ要素も強くなってきました





13話「ひかり10号・報復の激走」
197972日放送
主な登場列車:新幹線「ひかり」号、寝台特急はやぶさ
主な登場駅:東京駅、上野駅名古屋駅、早稲田電停(都電荒川線)

「“個人的な感情で仕事を間違えちゃいかん”、それが(堀井)先輩の口癖でした。」
 
 
STORY:新幹線「ひかり」号の車内電話に、乗車中の浅原物産社長への殺害予告が着電した。浅原を警護する榊たちだったが、東京駅の出口を出た瞬間に発砲事件が発生。浅原は難を逃れ事件は警察の手に渡ったが、珍しく本間がこの事件に固執する。その理由は、犯人のモンタージュ画像にあった―。
 
 
メインキャラクターである本間が主役となる今回のお話。いつもは暴走しまくりな榊をいさめる立場である本間ですが、今回は逆に本間自身が単独で捜査に奔走します
 
 
そしてこのお話で、本間の過去も判明。国鉄入職後ずーっと公安官をしてきたわけではなく、当初は機関士をしていたようです。こういった配置換や異動は、当時の国鉄でも実際にあったことなのでしょうか?
 
 
星野たちの捜査、そしてシーン描写で、実はなかなかのクズ社長として描かれる浅原。ちゃーんとこれに関しても、最後の最後にオチがあります。
 
 
クライマックスでの本間の犯人に対する説得のシーンは必見。拳銃を捨て真正面から犯人の心にぶつかる本間の勇姿と、美しかった犯人の少年時代の記憶が、視聴者に深く印象を残します
 
 
今回からOPの音楽が一新。「鉄道公安官のテーマ」に変わっています。ですが、やっぱり個人的にはEDの「ホームタウン急行(エクスプレス)」が好きだなぁ。
 
 
ゲスト出演者は、ほぼ同時期に『メガロマン』にレギュラー出演されていた井上孝雄さん。洋画の吹き替えで声を耳にされた方も、多いのではないでしょうか。





14話「裏切りの途中下車」
197979日放送
主な登場列車:新幹線「ひかり」号
主な登場駅:東京駅、新横浜駅

「俺の…、男しての…、メンツが…!」
 
 
STORY:榊が警乗する新幹線「ひかり」号の車内で、今井忍という女性が「恋人の三上という男性が消えた」という届け出があった。400万円という大金とともに、三上はどこへ消えたのか?そして次第に明らかになる三上の正体。三上を捕まえるため、榊たちの執念の捜査と泉の危険な潜入調査が始まった―!
 
 
島村泉、三度登場!今回は榊にお尻を叩かれたり、逆にお尻をたたき返したり、さらには結婚相談所へ潜入調査までやってのけるという重要な役回りを行っています
 
 
会社社長を自称する三上のオフィスは実はボロいビルの一角を間借りしたペーパーカンパニー姉弟を自称する女性は実はかつての不正仲間と、何もかもを嘘で塗り固めきっている三上。彼の素性を解明していく謎解き的なストーリー展開が、視聴者を楽しませてくれます


何人もの女性をたぶらかし、大金を巻き上げてきた三上。彼の何が女性を惹きつけたのか。やはり瀬川室長曰く「女性の純情」なのでしょうか?
 
 
女性に対する偏見的な意識を堂々と語る星野。まあ間違ってはないとは思いますが、今じゃあこんなの放送できないだろうなぁ…。
 
 

主なゲスト出演者は、星野役の加納竜さんのブレイクのきっかけとなった『愛と誠』で共演した早乙女愛さん。2人が共演するシーンもあります。また三上に騙された女性の中に、のちに『仮面ライダーBLACKRX』で佐原一家のママさんを演じることになる鶴間エリさんの姿も!
 

 
 
 
 
15話「新幹線・謎の脅迫事件」
1979716日放送
主な登場列車:新幹線「こだま」号、急行「東海」
主な登場駅:東京駅、小田原駅四ツ谷駅根府川駅

「一度やろうと思ったのなら、最後までぶつかっていくのが男だろ!?」
 
 
STORY:新幹線「こだま」号車内で、籠城事件発生!犯人である務青年は、榊たちには何も要求することなく、人質である桜華学園高校の校長に“ある要求”をしていた。やがて事件は解決するが、なぜか事を大げさにしたがらない学園関係者たち。この事件は本当に単なる高校生の暴走なのか?そこには、務青年のある悲痛な訴えがあったのだ―。
 
 
事の発端は新幹線ですが、やっぱり全体としては鉄道がほとんど関係なくなっている今回のお話。ですが四面楚歌になった状態でもその“訴え”を行おうとする務青年と榊たちの奮闘と、最後のまさに「悪をくじいた」といった結末が、ドラマとしてうまく緩急がつけられていると感じます
 
 
桜華学園は名門進学校として有名な学校ですが、その実態は教師と生徒が一緒になってあらゆる不祥事を握りつぶし、学校のブランドにあぐらをかいて校長たちが甘い汁をすするドロドロの学校でした。私立学校ではいまだにこういった古い感じの体質が残っているところもあるみたいですが、やはり狭い世界ならではというべきか?
 
 
最後は「大学進学だけが人生じゃない」と言い切り、国鉄入職を目指すことにした務青年。もし彼が本当に国鉄に入職していたら、現在もJRのどこかで働いていることになりますね
 
 
中盤では、星野と務青年が小田原近郊の病院に向かうため、急行「東海」を使用。東海道線の代表的昼行急行として残ったこの列車も、今は昔…。
 
 
ゲスト出演者は、特撮やドラマ問わず様々な作品で子役として活躍していた斉藤浩子さん。また桜華学園の神保教頭役には、『帰ってきたウルトラマン』の伊吹隊長こと根上淳さんも出演されています。





今回はここまで。次回は、第16~18話ををご紹介予定です。








◎今日の特ソン◎


今日ご紹介するのは、1976年放送の宇宙鉄人キョーダイン』挿入歌「地球はやっぱり素晴らしい」です。


宇宙から地球に戻ってきたキョーダインたちの視点で地球のことが歌われている、『キョーダイン』の挿入歌。


まあ正確には2人は帰ってきたと言えるのか微妙なところですか、地球への感嘆が感じられる明るい曲に仕上がっています。







 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた次回、お会いしましょう!
 
 
 
 
 
 
 
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