お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』 総括感想

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今回は、新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』の総括感想記事です。

 

アニメシリーズとしては初回放送から6年、玩具展開を含めると10年近い歴史を誇る「シンカリオンシリーズ」の、第3作アニメとして放送されて本作。シリーズの3作目というのは、キャストや設定を一新し、ある程度世界観をリセットして物語を展開する作品が多く、『CW』もその流れに沿った作品作りになりました。しかしその結果は、個人的には惨憺たる有様だったように感じました。

 

なお、最終回(第39話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前2作に比べて、少し高年齢層を意識した作風になった『CW』。しかし、思ったほどそれが跳ねなかった―というよりも私自身に刺さらなかったのは、ドラマ構成のアンバランスさと、シンカリオンシリーズ」の作風が持つ本来の魅力の欠如(制作側が忘れてしまっていたから)この2点に尽きると考えています。

 

まず、ドラマ構成のアンバランスさ。本作の敵は、廃棄データたちの集積体(というべきか)とテンダー。そして中ボスとして、ファントムシンカリオンやハーデスシンカリオンが立ちはだかるという形でしたが、ファントムシンカリオンのことが大体1クールで完結したのに対し、ハーデスシンカリオンのことは3クール後半まで引っ張るという、ハーデスシンカリオンに偏ったドラマ構成に。さらに、玩具販促の都合から、ハーデスシンカリオンはタイセイたちに何度も大ダメージを食らっても倒されないことから、ストーリーそのものがなかなか進まないという印象を視聴者に与えており、テンダー登場までのドラマ展開が正直タルい感じがありました。

 

これが、「突然の全39話への放送短縮等の事情があった」ということであればまだわかるのですが、放送開始前のニュースで、「ED担当アーティスト3組が決定!」と報じられていることから、番組企画当初の段階で、3クール全39話であった可能性はかなり高め。それであれば、レイジとハーデスシンカリオンのことは2クール中でスパッと終わらせ、3クールにてテンダーや廃棄データたちの話に移行してくれたほうが、バランスが良かったのではないでしょうか。ハーデスシンカリオン デストロイモードが登場してからユナイトシンカリオン登場までのドラマは、正直苦痛になるほどドラマ展開が遅々として進まなかったからなぁ。

 

続いて、シンカリオンシリーズ」の作風が持つ本来の魅力の欠如。これについては、視聴者の数だけ様々な捉え方があり、一概に「これだ!」と断言出来るものではありませんが、個人的に感じているのは、下記記事でも触れている要素、特にその中での「“平和”な作風」の欠如にあると考えています。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

ここでいう平和な作風とは、決して「争いのない仲良しこよしのストーリー展開」等のことを言っているのではありません。上記記事の記述を引用するならば、「両者が互いを過剰なまでに罵倒・否定しないこと」等のことを指しています。

 

前2作においては、確かに戦うべき相手がおり、それとの戦いが終盤までありました。しかし、ハヤトやシンら主人公らは、そんな戦いの中でも、「なぜ戦わなければならないのか」を考えたり、敵であるはずの相手への一定の尊重を常に持っていました。

 

しかし、『CW』はどうでしょうか。廃棄データたちは結局倒すべき存在から脱却することは出来ず、タイセイたちはいがみ合ってばかり(これは、彼らの設定が中学生という多感な時期であるということもありますが)前2作あった上述の要素は、ほとんど消え去っていました。

 

これが単なるロボットアニメであれば、特に私も気にしません。大抵のロボットアニメには当然に倒すべき敵がおり、『ガンダム』をはじめとして、比較的シリアスだったりダークだったりするドラマ展開をするものが多いですからね。

 

しかし、「これを「シンカリオンシリーズ」でやっちゃったら、それはシリーズ自身の魅力を潰していてダメだよね」と、強く思うのです。

 

ハッキリ言って、新幹線や鉄道が変形合体するロボットアニメは、他にもあります。『ヒカリアン』はその最たる例ですし、「新幹線っぽいメカが出てくる」にまで範囲を広げれば、「トランスフォーマーシリーズ」や「勇者シリーズ」にまで広がります(全部タカラorトミースポンサーの作品ですけど)。

 

こうした前例がある中で、登場した「シンカリオンシリーズ」。JR各社の協力を得ていて、新幹線をはじめとする名称やデザインを堂々と使えることから、それをプッシュするだけでもある程度の人気は獲得出来たはず。しかし、このシリーズはそうしたアドバンテージにかまけず、上述したような、他のロボットアニメとは一線を画す作風・要素を盛り込んでいたからこそ、ちびっ子や鉄道ファン以外の人気も獲得することが出来たのです。

 

だからこそ、『CW』の作風変化は、「ああ、このシリーズも他のロボットアニメと似たようなものになってしまったのだな」と、残念に感じましたよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところどころで総集編を挟んだこともあり、2月初旬という半端な時期に終わった『CW』。次週から3月最終週まではセレクション放送を行い、その後4月から、別の新番組にバトンタッチすることなります。この別の新番組こそ、『トミプラワールド のりのりタイムズ!!』なのでしょう。

 

シンカリオンシリーズ」はアニメ展開は終了するものの、玩具展開としては存続。ということは、あと2,3年後には、4作目となる新作が放送開始されるかもしれませんね。

 

でも正直なところ、『CW』の作風を受け継いで4作目を作ることになったとしたら…、アニメ作品としての「シンカリオンシリーズ」の命は、それほど長くないんだろうなぁとも思っちゃいますね。

 

 

 

 

 

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