お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』第18話 ちょっとした感想

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ついに実現!シンカリオンSRG

 

 

 

今ならやれるさ!リョータ、タイセイ!今回の『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』は、シンカリオンSRG登場回の完結編。ハーデスシンカリオンがデストロイモードに強化合体する一方で、タイセイたちも絆を取り戻して三両合体を実現させ、完全撃破までとはいかずとも、ハーデスシンカリオン デストロイモードを撤退に追い込むことに成功していました。

 

今回のお話だけで、アカネの問題の解決、シンカリオンSRGとハーデスシンカリオン デストロイモードのデビューと活躍時間の確保を行わなければならないため、かなりこなすべき要素が多め。そうした中でも、わりと違和感なく、スパッとまとめられていたのではないかなと感じました。結局カケルたち陸上部は、アカネを呼び戻すことはかないませんでしたが、部として存続することは出来てよかったですよね。

 

なお、前回(第17話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、アカネが陸上部を選択したら、それを受け入れて送り出そうと決めたタイセイたち。しかし、ガンマはそんな彼らに再度問いただし、彼らの中にアカネを引き戻したいという気持ちがあることを見抜きます。タイセイの姿に過去の自分を重ね、何とか彼らのアシストができないかと考えたガンマは、カドミチたちに無断で、わざわざ大宮へテンとシオンを呼び出します。カドミチとイナの前で、彼が披露した提案とは…。中盤からタイセイたちが活躍することになるぶん、序盤ではガンマの活躍が多めに描写。タイセイに過去の自分を重ね合わせ、また一度やると決めた彼らの決断に隠れていた迷いを見抜いていたのはGoodでしたが、その後の行動は若干空回りしていました。「タイセイたちが三両合体できないのなら、自分とテン、そしてシオンが三両合体すればいい」として、イナたちから了解を取る前に、技術的な確認等もせず、テンやシオンを勝手に呼び出してしまったガンマ。行動力はすさまじいけど、なんでこういうときだけ、やたらと思い切りがいいんだよ!?そして、何気にこれが、ガンマとテンたちが初めて直に出会ったシーンなんだよね…。そんなガンマは、イナといがみ合ってしまい、呼び出されたテンたちは、ただ見守るしかない状況に。こんなのばかり見せられてたら、テンたちのERDAに対する信頼は、どんどん下がっていくぞ…。

 

陸上部の測定の日が近づき、手伝いに熱の入るアカネ。そこでとうとう、カケルから陸上部に戻ってほしいと切り出されます。アカネは言葉に詰まるも、最初に言ったのは「陸上のほうが好きだ」ということ。それだけを聞いて立ち去るタイセイたちでしたが、その言葉には続きがあり、アカネはカケルと競走することになります。そんな中、ハーデスシンカリオンが再び出現。タイセイたちが来るまでの間、ガンマたちが応戦しますが、ほとんど歯が立たず追い詰められてしまいます。カケルから選択を迫られるアカネ。ここで彼は、まず陸上部のことを切り出して、タイセイたちは肩を落としてその場から立ち去ってしまいますが、その言葉には続きがあり、アカネは鉄道部での活動がうまくいっていないから、陸上部に傾倒してしまっているのではないかと語ります。タイセイたちが、あともう少し我慢して聞いていれば、避けられたであろうすれ違い。ですが、こうした行き違いでドラマを生み出そうとするやり方は、面白いなと感じました。でも、それをのちのドラマでちょっと生かし切れていなかったのは、もったいないなとも感じたけどね。そんなアカネに対し、カケルは競走で勝負し、自分が勝てば陸上部に入るよう挑戦。迷いながらもその勝負を受けたアカネは、最初こそ考え込んでいたせいでスタートダッシュは遅れるも、最終的には遅れを取り戻して逆転勝利をおさめます。アカネが吹っ切れるきっかけとなった一方、カケルには結局何も得るものがなかった、この競走。最終的に、陸上部は部として存続することになるとはいえ、ちょっと複雑な気持ちにもなりました。

 

カケルとの競走に勝ち、自分が何をしたいのか、何のためにシンカリオンに乗るのかを、自分の中ではっきりさせたアカネ。彼に恐れや迷いはもうなく、ERDAに戻ってタイセイたちとともに出撃していきます。そして。3人のSRG値が上昇して安定したとき、ついに三両合体を発動させ、シンカリオンSRGが誕生。ハーデスシンカリオン デストロイモード相手に互角に渡り合い、右腕を斬り落として撤退に追い込みます。吹っ切れた明るい顔で、ERDAにやってきたアカネ。彼はタイセイたちとの絆を取り戻し、すすんでシンカリオンに搭乗し、出撃していきます。アカネがシンカリオンに搭乗する理由は、彼らしいもの。セリフ配分と語句の並び方で、なんだかちょっとイヤミっぽい言い方になってしまっていましたが、彼がタイセイたちを自分と同じ立ち位置の仲間だと認識していることは、ふんわりと理解することができました。こうして、ピンチのE8つばさたちのもとに駆け付けた、E5はやぶさ/タイセイたちは、取り戻したコンビネーションでハーデスシンカリオンを圧倒。そして、シンカリオンSRGへの三両合体も実現し、ハーデスシンカリオン デストロイモードを中破させて撤退に追い込むのでした。ついに登場、シンカリオンSRG!OPをBGMに合体するさまは、ロボットアニメのクライマックスらしい演出で、最高にテンションが上がりましたね。使用する専用武器が絞られているというのも、逆に単機での強さを象徴しているようで、面白いなと感じました。でも、ハーデスシンカリオン デストロイモードのデビュー回にぶつけるのは、ちょっともったいなかったかな。これのせいで、「シンカリオンSRGは完全に敵を撃破!」という構図が作れませんでしたからね。お盆期間中の販促や、次回が特別編であることを考慮して、こうしたスケジュールになったのでしょうが、欲を言えば、デストロイモードの登場を8月最終週まで遅らせて、今回はシンカリオンSRGによりハーデスシンカリオンが撃破されておしまいのほうが、より盛り上がったかなと感じました。そしてラスト、鉄道部に引き続き在籍することになったアカネ。そうなると、依然部員不足となる陸上部が同好会に陥落することが心配されましたが、測定会で好成績をおさめたことで、新規入部者が急増。これにより所属人数5名以上の要件を満たしたため、部として存続することになりました。陸上部の結末は、なかなか落としどころとしてはGoodなところ。久しぶりに、よい設定の活かし方をしているなと感じました。

リンク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンカリオンSRGへの合体も実現し、戦力と運転士どうしの絆がさらに強化されたERDA。しかし、ここまでの道のりは、決して平坦なものではありませんでした。今までのタイセイたちの活躍を、いま一度振り返り、『シンカリオンCW』の物語にジャストミートしてみよう!

 

次回は、本作2度目の特別総集編。前回からかなりタイミングが早い気がしますが、来週はお盆期間終盤で在宅率が低く、ゆえに視聴率等も期待できないことから、こうした総集編を挟むことにしたのでしょう。『ウルトラマンアーク』も同様の対応ですが、今後こうした調整は、テレ東子供番組の主流になっていくのかなぁ(現状、すべての番組がそうした対応にはなっていないようですが)。

 

 

 

 

 

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