お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『機動戦士ガンダムSEED』ちょっとした感想 SEED-18[終](総括感想)

今回は、機動戦士ガンダムSEED』の総括感想記事です。

 

21世紀初の「ガンダムシリーズTVシリーズ作品となり、未だに根強い人気を持つ本作。観る前は、『SEED』は他の比較的人気のある作品群とは毛並みが違うのに、なんでこんなに支持を得ているのだろうと不思議でしたが、実際に観ることで、その疑問が一気に氷解しました。『SEED』、確かに人気が出る要素をたくさん持ってますわ。

 

なお、前回(第49~50話[終])の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

『SEED』が多くのファンを引き付け、そして支持を得続けている理由。それは、「キャラの強烈な個性」「過去の「ガンダムシリーズ」のエッセンスの現代的な落とし込み」にあると言えるでしょう。

 

まずは、「キャラの強烈な個性」。『SEED』にも多くのレギュラーキャラが登場し、ストーリーを彩ってくれましたが、皆キャラが濃いにもかかわらず、誰1人としてキャラが被っている者がおらず、そのキャラが行う行動も、最後まで皆ブレていませんでした者もいませんでした。これだけキャラが多いのに、そうしたブレがほとんどなかったのは、驚異的と言えるでしょう(若干ディアッカが後半にかけて優男な感じになっていきましたが)。

 

そして、そうした個性あふれる中でも、過度に相手や視聴者をバカにして自分を引き立てようとする、いわゆるかなり厭味ったらしいキャラはいなかった印象。序盤のディアッカアズラエルは、どちらかといえばこちらの傾向もあるキャラでしたが、そのキャラそのものの立ち位置から考えると、個人的には不快さはなく、許容範囲内でしたね。

 

続いて、過去の「ガンダムシリーズ」のエッセンスの現代的な落とし込み。『SEED』は宇宙世紀とは世界観も設定も異にする、いわゆる「アナザーガンダム」作品ですが、大まかな構図やストーリーの流れは『ガンダム』や『Ζ』を明らかに意識したものになっており、それを現代的にアレンジしているのが特徴的。そのため、『SEED』が初めてのガンダムである人にとってはもちろん新鮮に受け入れられるし、過去作を何作も観てきたファンからすれば、各種オマージュにニヤリとさせられつつ、新鮮さも得られるという、新規もファンもどちらにとっても観やすい作風になっていました。

 

そして、本作の観易さをより高めてくれているのが、そのストーリー展開。もちろん、「ガンダムシリーズ」作品でありかつ宇宙戦争をテーマにしていることから、決して明るい作風ではないのですが、各キャラの行動も、そしてお話の流れそのものも、「一番最悪な事態」が回避してくれているんですよね。言葉ではうまく表現しづらいのですが、例えば物語の谷間の部分では、「これ以上突き抜けた表現や展開になると、拒否反応を示す人が出るかも」というところの寸前でキッチリブレーキがかかり、そこから持ち直していくという構成になっているなと感じました。これに、なんというか、ある種安心して作品を観ることが出来たんですよね。こうした感覚を「ガンダムシリーズ」で得るのは、初めてな気がします。

 

さらに、前半主人公機であるストライクガンダムの汎用性がかなり高く、それゆえにどの機体よりも個性的になっているのがGood。パーツ換装してマルチな活躍ができるロボットというのは、ロボットアニメでは珍しくない設定ですが、「ガンダムシリーズ」ではこのストライクガンダムが初ですもんね。エールストライクガンダムが最も重武装なので、中盤以降それ一辺倒の使用になるかと思いきや、最後まで(戦線復帰してムウがパイロットになって以降も)ちゃんと状況や戦局に合わせて3タイプを使い分けていたのは、本当に素晴らしかったです。

 

キャラも個性的で、お話も観やすく、主人公機をはじめとするガンダムもカッコいい。これだけの要素がそろっているのですから、そりゃあ『SEED』が未だに根強い人気を誇るのも頷けます。

 

もし私が、ガンダムシリーズ未見の人に対して、「宇宙世紀であるか否かを問わず、最初に視聴する作品として何を勧めるか」と訊かれたら、迷いなくこの『SEED』を挙げますね。それくらい本作は、プレーンで柔軟で、そして「ガンダムシリーズ」のエッセンスをちゃんと受け継いでいる作品だなと感じました。

 

 

 

キラたちの死闘の末、つかみ取ったはずの、ナチュラルとコーディネーターがともに手を取り合う平和。しかしそれは、無残にもカガリの眼前で打ち砕かれた。

 

再び燃え上がる戦禍の中で、少年シン・アスカは、オーブで失った家族のことを胸に立ち上がる。ザフトの兵士として―!

 

再び燃え上がる戦禍の中、今、1人の少年が、戦場に立つ―!

 

 

…というワケで次回からは、2004年放送の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の感想記事が始まります。お楽しみに!

 

運命の時、立ち向かえ!インパルス!!

 

 

 

 

 

機動戦士ガンダムSEED』の本編は、各種サイトで公式配信中!↓コチラもチェックだ!

 

 

 

 

 

ガンプラ Pick Up!

機動戦士ガンダムSEED』に登場したモビルスーツガンプラの一部を、ピックアップしてみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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