お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』第17話 ちょっとした感想

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腹を割って話すことの大切さ

 

 

 

君たちは、怖がりだが…強いんだな。今回の『新幹線変形ロボ シンカリオン チェンジ ザ ワールド』は、引き続きシンカリオンSRGの誕生にかかわるお話に。タイセイたちとアカネの間に生まれた溝は埋まり切らなかったものの、タイセイたちがアカネと向き合うことを決意するさまが描かれ、かなり次回への希望を感じるドラマ展開がなされました。

 

今回のお話において、効果的かつ重要な役回りを担当していたのが、ガンマ。こうしたドラマにおいて、先輩格である彼は非常にキャラとして使いやすく、このお話を通して彼のキャラとしての魅力も深まったように感じました。

 

なお、前回(第16話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回登場した、ハーデスシンカリオン。ファントムシンカリオンと全く違うそれに、アカネたちは驚きながらも応戦。しかし、ハーデスシンカリオン自身の強さにプラスして、ミニュアデスとオルトロスを操って襲い掛かってくるそれに、ほとんど反撃することができずに押されてしまいます。幸いなことに、ハーデスシンカリオンはキャプチャーウォールを破壊しようとするも突然姿を消したことで、タイセイたちは命拾いしますが、アカネの心には、肝心な時に三両合体を実現できなかった後悔がずっと引っかかっていました。今回は、中盤以降ドラマがメインとなるため、シンカリオンによる戦闘シーンは前半に集中。ハーデスシンカリオンに初登場補正がかかっていることもあり、E6こまちらが追いつめられていきます。ハーデスシンカリオンは、単体でもなかなかの強さを誇りますが、やはりミニュアデスとオルトロスといった、サポートメカを操れるのがかなりのアドバンテージになっているなという印象。ただその一方で、それを召喚しようとする際に特定のモーションに入るので、あれを見極めればまだまだ十分に勝機はあるのではないかとも感じました。でも、これからデストロイモードへの合体も控えているし、それを見極める前に先にハーデスシンカリオンがパワーアップしちゃうかな…。そんなハーデスシンカリオンは、E6こまちらを蹴散らしたため、そのままキャプチャーウォールを破壊できそうな勢いでしたが、なぜか途中でやめて撤退。これにより、タイセイたちはなんとか撤収します。明らかに不自然なハーデスシンカリオンの撤退。お話の展開的には、ここでタイセイたちがやられるわけにはいかないからというのはそうなのですが、ちゃんとそれ以外の明確な理由が設定されそうであるところに、好感が持てます。悪役なのに、できるだけ周囲に被害を出したくない―。ハーデスシンカリオンの目的は、いったい何なのだろう?

 

イナがハーデスシンカリオンの解析を続ける中、アカネとの溝が少しずつ深まってしまうタイセイたち。ガンマは何度も、アカネと直接対話し本人の意思を訊き出すことを進めますが、タイセイたちはなかなかそれを実践しようとせず、立ち話で偶然耳にしたことを根拠に、アカネの真意を知った気でいました。一方のアカネも、マイのアドバイスを聞かず、SRG値を上げるための特訓を密かに続けていて…。中盤では、タイセイたちとアカネ側それぞれの様子が描かれる形に。彼らが仲間内で言い争ったりすれ違ったりは、今まで何度もありましたが(今回、テンやシオンからは「先輩たちいつも争ってるよね」といわれる始末)、今回の場合、お互いが嫌っているのではなく、心の底ではわかりあいたい、よりを戻したいと考えていることに、まだ救いを感じます。そう考えつつも、なかなか行動に移せないタイセイたちに、的確なアドバイスをしていたのがガンマ。しかし、タイセイたちは、それが正しいとわかっていても実践できず、結局アカネの話を偶然聞いただけで、彼の真意を知った気でいました。ガンマの言っていることはわかっているものの、ある種の恐怖と優しさ、また配慮といった、複雑な心情が絡み合って実行に移せなかったタイセイたち。彼らの年代らしい繊細な感じを表現したいのはよくわかるのですが、ちょっとくどすぎたかなという印象も受けました。でもまあ、ちびっ子たちにそれを感じ取ってもらうには、これくらい長い時間をとったほうがいいのかな。

 

依然として、アカネと正面から向き合って話し合うことができていなかったタイセイたち。しかし、マイやガンマからの言葉で、自分たちがなぜシンカリオンに乗っているのかを改めて自覚し、ようやく覚悟を決めてアカネのことを尊重することを決意します。そして、そうしたタイセイたちの思いを、アカネは偶然耳にしていて―。終盤で、ガンマの言葉を受けてタイセイたちの下した決断。それは、どんな選択をしようとも、アカネのそれを尊重しようというものでした。今回はいろいろありましたが、最終的のこの決断を、タイセイたち自身の考えでキチンとさせていたのは、ナイスな采配だなと感じました。この直前のやり取りを通して、ガンマがタイセイたちの強さを認識することで、彼らを認めたような形になっていたのもGoodでしたね。そして、こうしたタイセイたちの言葉を偶然聞いていたのが、話題となっているそのアカネ。これが、次回における彼の決断にどう作用するのかが気になるところです。最終的には、引き続きシンカリオン運転士として活動することを選ぶんだろうけど、タイセイたちへの情だけで、そうした選択はしてほしくないなぁ…と個人的には思いますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカネのSRG値は依然として伸び悩み、やがて彼の元に正式に陸上部への復帰の話が来たことで、揺れるタイセイたち。それでも、彼らはアカネのことを尊重すると決めたため、アカネが陸上部を選ぶのなら、そのまま送り出そうとしていた。そのとき、再び現れるハーデスシンカリオン!アカネが決断するとき、ついにシンカリオンSRGは立ち上がった!

 

次回は、シンカリオンSRG登場編の完結回。ついにシンカリオンSRGが登場し、ハーデスシンカリオンと激突してくれます。シンカリオンSRGが実現するということは、やっぱりアカネは鉄道部の活動を選択したということになるのでしょうか?通常であれば二足の草鞋を履くという展開もあり得るんだけど、その可能性は以前のお話でつぶされちゃってるからな…。

 

 

 

 

 

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