今回は、昨年2023年12月25日(月)にCBC中部日本放送にて放送、終了後TVer等にて期間限定公式配信されている、「ドラマ『美少女戦士セーラームーン』20周年記念特番「セーラー戦士 20年目の同窓会」」の感想記事です。
2003年にCBC制作・TBS系全国ネットで放送された、実写版『美少女戦士セーラームーン』。ミュージカル等には頻繁になっている一方で、実写映像作品としては唯一である本作は、知名度はミュージカル版にはやや劣るものの、根強いファンを持ち、原作をベースとしながらも独自展開を挿入したり(マーキュリーの闇堕ち)、全話を小林靖子さんが担当していたり、放送枠があの『ウルトラマンネクサス』の前枠だったりと、様々な面で興味深い面を持つ、味わい深い作品でもあります。
そんな本作において、ファンであれば知らない者はいないと言っても過言ではないのが、主演したセーラー戦士5人(沢井美優さん・泉里香さん・北川景子さん・安座間美優さん・小松彩夏さん)の仲の良さ。SNSやブログ等でさんざん公開されていますが、今回のような映像で観られるのは、本放送終了以来ぶりとなります。はてさて、20年経ってもなお、それぞれの分野の第一線で活躍し続ける、戦士たちの今やいかに―。
なお、TVerでの公式配信リンクは↓コチラです(1月9日正午まで)
本番組は「同窓会」と銘打っていることから、司会進行も特に設けずに、5人が座談会形式でざっくばらんに語り合う形式に。『セーラームーン』時代の振り返りは、冒頭5分程度にとどめられ、あとはその後の5人の交流や、20年を経ての心情変化等のお話が中心になっていました。
冒頭の『セーラームーン』時代の振り返りは、基本的には過去ほかの媒体で明かされていたお話が大半。そのため、大まかな話では驚きはなかったのですが、北川さんがいつもオーディションの話をされる際に出てくる芋版のくだり(オーディションの際、特技として芋版を披露した)で、実際にオーディション当時に彫って押したものがちゃんと出てきたのにはギョッとしました。ちゃんと東映本社で保管されていたんだなぁ。珍しく物持ちがいいじゃないか…!
その後のほぼすべての時間は、本放送終了後の5人の交流の話が重点的に展開。定期的に会っているのは知っていましたが、「各個人の誕生日+何か理由をつけての集まりで、年平均7~8回会っている」という話を聞いたときは、とてもほほえましく感じられました。全員芸能の仕事で決して暇ではないはずですが、オフの日をしっかり合わせてこれだけ集まっているのは、驚異的と言えるでしょう。さらに、今ではLINEもあることから、特に集まらなくても頻繁にやり取りしているとのこと。特撮作品を通して、共演者どうしの仲が深まることは、珍しいことではありませんが、ここまで長く、そして密接に続いているのは、『セーラームーン』のメンバーが現状唯一と言っても過言ではないでしょう。
そして、終盤になると、5人のプライベート面にもかかわるお話へ。現在泉さんを除く4人が結婚している主演メンバーですが、やはりそこで話題になるのが、当時もチラッと話題になっていた、北川さんの結婚式で残るメンバー4人が登壇したこと。サプライズ演出のためにDAIGOさんが奔走していたのは、当時のニュースでも報じられていましたが、思った以上に奔走していたらしいという話は、これまたほほえましく感じられました。メンバー全員が登壇できるかどうか決まっていない状態で、「演出用の月と柱を発注しちゃいました!」って、なかなかできる芸当じゃないよこれ!?
20年経過してもなお、5人の絆と作品への愛の強さを再認識することができた、「ドラマ『美少女戦士セーラームーン』20周年記念特番「セーラー戦士 20年目の同窓会」」。これを機に、Blu-ray BOXの発売や東映特撮YouTube officialでの配信等も、やってもらいたいものです。
そういえば、このブログでは断片的にしか触れてきませんでしたが、私もこの実写版『美少女戦士セーラームーン』は大好きなんですよね。原作とは少し違う展開や結末になってはいますが、小林節の入った、ビターな、でも暗さ一辺倒ではない、ちょっぴりハードな作風が、ドラマとして非常に面白いんですよ。いつかまた、ブログ記事作るとするかなぁ―。
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