今回は、2023年3～4月に予約受付、8月25日より順次発送された、「S.H.Figuarts ウルトラマンデッカー ミラクルタイプ」のご紹介です。
ここ最近は、本放送中に主役ウルトラマンの基本タイプを商品化し、その後頃合いを見て別タイプをリリースするようになった、「ウルトラシリーズ」系のS.H.Figuarts。『デッカー』からフラッシュタイプに続きリリースされることになったのは、ミラクルタイプでした。
『トリガー』のときもそうだけど、ここ2年は、パワー系よりもスピード系のタイプのほうが先に商品化されてるよね。その割には『Z』のときはベータスマッシュ（パワー系）が先に商品化されてたし…、バンダイの商品化判断基準って何なんだろう？
なお、昨年（2022年）発売された「S.H.Figuarts ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ」のレビューは↓コチラです。
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パッケージから取り出すと、上の画像の通り。基本的なプロポーションはフラッシュタイプのものと同じですが、ミラクルタイプの場合プロテクターがより小さいものになり、また色味がほぼ全ての寒色系統で構成されていることから、より線の細い、華奢な印象を受けるフィギュアになっています。
特に細く見えるのが、両足。最初パッケージから取り出したときは、「なんだこの人間離れした細さは！？」と衝撃を受けましたが、フラッシュタイプと比較すると、同じ長さ&太さであることに気づいてビックリ。カラーリングが変わるだけで、ここまで見た目と印象がガラリと変わるのかと思い知らされました。
塗膜が厚くなりがちなメタリックカラーをふんだんに使用していますが、塗装ハゲや乱れはほとんど見受けられず、頭部クリスタル周辺の模様も、流麗な印刷で表現。なかなか高クオリティーな仕上がりを見せています。
フラッシュタイプのときと同じく、プロテクターはあるものの両肩の可動域にほとんど干渉しないことから、お馴染みの登場ポーズ（ミラクルタイプはとったことないけど）もバッチリ再現可能。トリガー系統のフィギュアーツからの進化を、改めて感じさせられました。
フィギュアをあれこれ動かしてみると、こんな感じ。フィギュアーツ特有の広くて柔軟な可動域をそのままに、豊富な手首パーツが付属していることから、劇中再現含め本当に多種多様な、まさにミラクルなポーズの種類（？）を見せてくれます。
必殺技エフェクトとして、レアリュートウェーブ用の手首も付属。これを取り付けると、さすがに自立させるのは困難ですが、エフェクトそのものの重さに負けて腕が垂れ下がるということはありませんでした。気にしていないと見過ごしそうになるけど、ここにも高い技術力が取り入れられていると言えるでしょう。
またこの商品には、フラッシュタイプ向け手首として、セルジェント光線エフェクトとサムズアップ手首（左右両方）が付属。フラッシュタイプを持っていると、さらにポージングの幅が広がる形になります。
セルジェント光線エフェクトは、見た目のインパクト大なのはいいのですが、いかんせん全体的にトゲトゲしているので、手首にはめ込むのがちょっと困難。ひいひい言いながら私も取り付けていました。
サムズアップ手首は、左右両方付属しており、また色そのものがシンプルなシルバーであることから、シルバー族系のウルトラマンにはほぼマルチに使うことが可能。これはマジのガチで貴重な、そして遊びがいのある手首ですね。私も、今後ガンガン使っていこうと思います。
デッカーのフィギュアーツの新たなる可能性を感じさせてくれた、「S.H.Figuarts ウルトラマンデッカー ミラクルタイプ」。『デッカー』系統のフィギュアーツは、この他にも既にダイナミックタイプとストロングタイプの商品化が確定しており、『トリガー』よりも先に主役ウルトラマン全タイプがコンプリートされることになりました。
ダイナミックタイプはスルーしたけど、ストロングタイプは秒で予約しましたよ。なんてったって、本放送時からずっと「欲しい！」って言っていましたからね。やっぱり、願望というものは、実際に文字や言葉にしたほうが叶いやすいんですかね？
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