お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第5話 ちょっとした感想

悪意なき人間とケミーの、奇跡のタッグマッチ!

 

 

 

旭さんは、ケミーとともに生きる未来を見てるんですね。今回の『仮面ライダーガッチャード』は、アントルーパーとレスラーGの組合せにより誕生するアントレスラーの初登場回。ゲストキャラである旭の問題を解決するドラマ構成になっていましたが、そこに宝太郎たちが介入しなければならない事情をしっかりと作り出し、平成1期のようなゲストのお悩み解決回にならないようにしようという気概が感じられました。

 

1話の間に旭の抱える事情、そしてそこからの立ち直りとエピローグをしっかり組み込んでおり、1話完結回として立派に楽しめるお話だった今回。そりゃあ、2話完結構成に比べれば、ドラマの大きさと深さは劣りますが、本来「仮面ライダーシリーズ」ってこうであっていいんじゃないかなと思うんですよね。ほどよくライトに観れて、でも押さえるべきポイントはしっかり押さえている。それでいいじゃないですか。

 

なお、前回(第4話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

朝早い時間等に店を手伝いながら、今日も錬金アカデミーに通う宝太郎。この日は蓮華たちが大量のケミーカードを発見しており、彼はそのコンビネーションの良さに驚きます。そんな蓮華たちが、次にケミーがいそうだとにらんだのは、廃業寸前のプロレスジム。そこのオーナーである旭と出会った直後、地上げ屋ヤクザが乗り込んできて緊迫した状況に陥りますが、レスラーGをはじめとするケミーとケミーカードの力で、なんとか乗り切ります。序盤では、錬金アカデミーでの、宝太郎たちの交流が描写。まだ出会って間もない彼らですが、すっかり仲が深まりましたね。ここで、「ケミーカードの合計が10になるように組合せるとフォームが完成する」という設定が語られてたけど、宝太郎とりんねの名字の数字を足すとまた10になることにも触れられていたのは、興味深かったなぁ。パッと見れば気づきそうなものなのに、全然気にしてなかったよ。そんな宝太郎とりんねが、蓮華の半ば勘によって連れて来られたのが、旭プロレスジム。廃業寸前で地上げ屋ヤクザが連日土地の売出しを求めにやって来るような、まさに崖っぷちのジムでした。令和のこの時代に「平成仮面ライダーシリーズ」でヤクザという言葉とキャラを見るとは思ってもみませんでしたが、それ以上に面白かったのが、そのヤクザに対する宝太郎たちの対応。相手がさすがに拳銃を取り出してきたので、錬金術を使って応戦しないといけないのはわかりますが、バレットチョウチョに変身した宝太郎で、真っ先に発砲しているのがりんねなのが笑えます。「こうなったら撃つしかない!」じゃないんだよ、直前に「錬金術は生身の人間に使っちゃいけない」って言ってたくせに…。

 

地上げ屋ヤクザの次に乗り込んできたのは、元レスラーの剛力。ゴリラマルガムに変身し襲いかかってくる彼に、宝太郎はガッチャードに変身して応戦しますが、パワーの差があり過ぎてまるで勝負になりませんでした。スパナの要求を断って、レスラーGがまだ旭のもとにいれるようにした宝太郎たちは、旭に剛力の必殺技:風車式バックブリーカーを破る特訓を頼み込みます。年齢ゆえに体力的に厳しいことから、一度はそれを断る旭でしたが、そのときレスラーGがまたまた現れて…。中盤では、ガッチャードとゴリラマルガムの初戦が描写。剛力が元レスラーであるため、必然的にその戦いはプロレスチックになるのですが、普通のアスファルトの地面の上でプロレス技をかけられるわ、そのうえ叩きつけられるように投げ飛ばされるわと、ガッチャードが危険なアクションをさせられていたことに注目させられました。スーツ着てて中にプロテクターを仕込んでいるだろうとはいえ、今回のアクションは本当に痛そうだったなぁ。そんなガッチャードは、スパナの登場によりなんとか危機を脱することに成功。スパナは当然にレスラーGの引き渡しを要求しますが、宝太郎たちは全力で拒否し、スパナは一時撤退せざるをえませんでした。旭のことを思い、レスラーGの引き渡しを拒否する宝太郎。ここでりんねも、彼側にすすんでついている点が見逃せません。第1話のときの彼女なら、こうしたことはしなかっただろうからなぁ。宝太郎と関わることで、人間味が出てきましたね。

 

レスラーGが取り憑きアサヒGとなった旭の猛特訓を受け、宝太郎は風車式バックブリーカーを破る方法を編み出すことに成功。ちょうど再び現れたゴリラマルガム/剛力に、アントルーパーとレスラーGの力を組合せたアントレスラーで挑みます。風車式バックブリーカーを打ち破り、出来るだけ接近戦で攻撃を叩き込むアントレスラーは、その後も優勢を保ってゴリラマルガムを攻撃。そこへ再びアサヒGとなった旭が加勢し、最後は2人でゴリラマルガムを撃破します。こうして事件は解決しますが、ラストに待っていたのは、旭とレスラーGの別れ。旭は涙を飲んで自力でのプロレスジム再起を誓い、レスラーGとの別れを受け入れるのでした。終盤では、宝太郎とアサヒGの血の滲むような特訓と、それを経てアントレスラーとなりゴリラマルガムを打ち破るガッチャードとアサヒGの姿が描写。「ケミーが悪意のない人間と取り憑くと、その能力と特性を生かした超人になる」という設定には驚きましたが、その後の宝太郎の特訓シーンの激しさにはさらに驚かされました。本当に激しいアクションでは吹替えで対応しているのでしょうが、少なくとも顔の見えるカットでは本人が実際にぶん投げられて演技してるんですよね。ここまでやるかとあっ晴れに思いました。こうして、風車式バックブリーカーへの対抗策を会得した宝太郎は、ゴリラマルガムにアサヒGとともに応戦。接近戦を多用して勝利を収めますが、事件解決の先に待っていたのは、旭とレスラーGの別れでした。ラストシーンでは、旭とレスラーGの別れをしっかり描写。静かながらもアツさと友情を感じさせる演出は、今回のラストシーンにふさわしい描写でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スパナをつけ狙う謎の男…。マルガム化して襲いかかり、挙句の果てにはりんねまで誘拐してスパナをおびき出そうとする彼は、一体何者なのか?そして、そんな敵にスパナはどう立ち向かうのか!?

 

次回は、スパナのメイン回であると同時にガッチャードの新フォームもまたまた登場。スパナのキャラクター性の掘り下げが行われそうです。りんねが誘拐されてるのに、次回予告やテロップで心配するフレーズが1つも見当たらなかったけど…、まあ、彼女なら間違いなく大丈夫でしょう。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第31話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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