お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第3話 ちょっとした感想

宝太郎の信念がつないだ新フォーム:アッパレスケボー!

 

 

 

俺は見たいんだ!未来を…人とケミーが一緒に自由に生きられる未来を!そのために俺は仮面ライダーになった!!今回の『仮面ライダーガッチャード』は、ガッチャードの新フォーム:アッパレブシドーと、黒鋼スパナの変身するヴァルハラドのWデビュー回。非常にこなすことの多い一編でしたが、30分枠の中できちんと宝太郎の直面する試練→そこからの乗り越え&成長や、スパナの強烈なデビュー等がしっかり描かれており、この辺りは、さすが『ネクサス』や『セイバー』の最終回をまとめ上げた長谷川脚本らしいかなと感じました。

 

とはいえ、尺が30分しかないので、1つ1つの描写はものによっては淡白な印象だったものも存在。ですが、描いていること自体にも意味がありますし、それに淡白になりつつもそれなりに理由付けをしていたことから、そこまで違和感はありませんでしたね。唯一違和感があるのは、「ケミーが触れる悪意ある人間が、毎回毎回突き抜けすぎじゃねぇか?」ってことくらいかな…。

 

なお、前回(第2話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

錬金アカデミーの生徒として、初めての登校日を迎えた宝太郎。個性の強いメンバーに囲まれながら、彼は、ミナトからケミー回収の指令を受けると同時に、もっとケミーのことを知りたいことから、一番気難しいとされるアッパレブシドーのケミーカードをもらいます。最初はやる気満々だった宝太郎でしたが、アッパレブシドーの心を開かせられないうえに、出現したポイゾナスマッシュルームマルガムにも敗北。彼が目を覚ましたときには、既にりんねたちの手で人々は救われたものの、ポイゾナスマッシュルームマルガムを取り逃がした後でした。序盤では、まずポイゾナスマッシュルームマルガムの誕生を描写して、その後は宝太郎が中心のドラマ展開へ。マルガムの素体となってしまった男性:茸本は、人の笑顔が憎いあまり、通り魔的行動をとろうとしていたヤバいヤツでした。確かに、ケミーをマルガム化するには人の悪意に触れさせる必要があるけどさ!こう、もう少し…ストレートでマイルドな感じにできないのか?なんでこんな絶妙にひねたサイコな感じなのよ!?そんな形で誕生したポイゾナスマッシュルームマルガムに立ち向かう宝太郎。しかし、スチームホッパーの力ではその笠を破れず、取り逃がす結果に終わってしまいます。スチームホッパー、今回初黒星。この直前にサブマリンマルガムも登場していることから、ここはスチームホッパーで倒すのかなとチラッと思ったので、ここでの敗北はちょっと衝撃でした。また、順番は前後しますが、この前に、宝太郎がミナトから、今回のガッチャードのパワーアップにつながるアッパレブシドーのカードをもらうシーンが存在。パワーアップアイテムをホイホイ他人からもらうというのは、「平成仮面ライダーシリーズ」ではもうなんだか定番シーンになってしまいましたが、「パワーアップにつながるとは知らず、純粋にケミーと仲良くなりたいがためにアッパレブシドーのカードをもらった」という、宝太郎が受け身な構図にしていないのがGoodでした。

 

アッパレブシドーの心を開かせるには、自らが武士道を知るべきではないか―?そう考えた宝太郎は、自主的に剣道の特訓に励み始めます。ところが、それを邪魔する黒鋼スパナという青年が出現。ガッチャードライバーを渡せと迫ってきたうえ、それを断られるや否や実力行使に出、徹底的にケミーを道具扱いします。まだ戦いに慣れ始めたばかりの宝太郎は、残念ながらやられてばかりでしたが、それでもケミーと仲間になりたいという信念は決して揺るがず、やがてそれはアッパレブシドーの心を開かせるカギとなります。中盤で、宝太郎とスパナが初めて邂逅。彼らの考え方と身体が真っ向からぶつかり合うさまは、個人的には、この後のアッパレスケボー&ヴァルハラドデビューシーン以上に、今回最大の見どころであったなと感じました。ケミーを道具としてしかとらえておらず、冷徹さを感じるスパナの一方で、あまりにも純粋すぎる宝太郎の考え方。しかし、その純粋な信念が、アッパレブシドーの心を開かせます。宝太郎の「ケミーと仲間になりたい」という考え方が、単なる薄っぺらい興味ではないと証明された瞬間。今後、彼のこの信念は幾度となく試されることになるのでしょうが、決してブラさずに最後まで貫いてほしいですね。そして、そんな宝太郎の考え方こそが、人とケミーの新たな未来を切り拓くことになるんじゃないかな。

 

ミナトとりんねが駆け付けた廃工場に、ポイゾナスマッシュルームマルガムが出現。2人の力ではなかなか抑え込めそうにないと思われたそのとき、完全復活を遂げた宝太郎が駆け付け、アッパレブシドーとスケボーズの力で、アッパレスケボーへと強化変身します。アッパレスケボーの力は、スチームホッパーでは破れなかったポイゾナスマッシュルームマルガムの笠も打ち破り撃破に成功。事件を解決し宝太郎たちはすっかり油断しますが、そこへ今度はサブマリンマルガムが出現し、りんねを付け狙います。宝太郎もミナトも身動きが取れない中、颯爽と現れたのはあのスパナでした。終盤では、アッパレスケボーとヴァルハラドの戦闘が立て続けに描写。特に重きが置かれていたのは前者であり、スチームホッパーのときとはまた違ったテンポの良さで戦い抜いていたのが印象に残りました。変身の際に使わないホッパー1等のケミーカードを、ちゃんと武装で戦闘に生かせる設定にしているのは、販促としてよく考えてるよなぁ。そんなアッパレスケボーの活躍のあとで、出現したサブマリンマルガムと、それに応戦するヴァルハラド。さあ、勝つのはどちらか!?次回予告のおかげで、ヴァルハラドが勝って、そのケミーカードをガッチャードが入手するってのは、もうバレバレなんだけどね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サブマリンマルガムはヴァルハラドの手で倒されたが、スパナは宝太郎を仮面ライダーとは認めなかった。その後宝太郎たちは、冥黒の三姉妹と遭遇してしまい、マルガムとともに異空間に飛ばされてしまう!脱出のカギを握るのは…新たに入手した2枚のケミーカードだった!

 

次回は、ガッチャードの別フォーム:ヴェノムマリナーが登場!新たに登場するマルガムとの戦闘で主に使用されることになるのでしょうが、それにプラスして、異空間からの脱出のために、このヴェノムマリナーの能力がどう役に立つのかが気になるところです。サブマリンマルガムがどこでも潜ってしまう能力を見せてるから、それを昇華させた力を見せてくれるのかなぁ?

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第29話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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