お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーガッチャード』第1話 ちょっとした感想

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令和5代目ライダーのフレッシュデビュー!

 

 

 

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俺…仮面ライダーらしい。スゴくデッカイもの、託されちゃったみたいだ…。令和ライダー5作目として、ついに始動した『仮面ライダーガッチャード』。その第1話となる今回は、宝太郎側のメインキャラや敵である冥黒の三姉妹を一気に登場させ、かつ宝太郎側の視点でドラマを展開させることで、視聴者目線でも違和感なく『ガッチャード』の世界に入り込めるようにしており、ドラマ面とアクション面を両立させた、非常にバランスの良い観やすい第1話になっていました。

 

細かい説明は半ばわざと後回し(第2話以降で解説)とし、とにかく物語を構成する要素をガンガン提示していくというドラマ構成は、『ゼロワン』以降の令和ライダーのドラマ作りと同様。最初観ていたときは「『ガッチャード』もこのパターンか」と思っていましたが、そうしたことは中盤で終了し、あとはガッチャードの活躍に重きが置かれていたので、結果的にはいい塩梅に仕上がっていましたね。さあ、この絶妙な爽快さを、1年間維持することができるかな?

 

なお、前作『仮面ライダーギーツ』最終回の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

今日も母:珠美の店をギリギリまで手伝い、高校に駆け込む宝太郎。そんな彼の今最大の問題は、高校卒業後の進路でした。担任のミナト先生にそれを指摘されたとき、同じクラスの九堂りんねと初めて会話することになり、その後の世界史の授業では、赤っ恥を欠かされてしまうことに。何とか仕返ししてやろうと、宝太郎は放課後にりんねを尾行。彼女の自宅を突き止めますが…。今回は、序盤にまず謎の男(りんねの父:風雅)の様子を描き、その後宝太郎の様子の描写へと移行。前者のシーンではCG合成が多用されており、第1話らしい気合の入り方を感じました。シーン全体を見るに、CGは精彩に作られている(相変わらずの東映特撮クオリティーですが)一方で、風雅等の登場人物の影が全く見当たらないのが気になるところ。これは、『キングオージャー』におけるCG背景シーンのときとよく似ています。ということは、『ガッチャード』から「平成仮面ライダーシリーズ」側でも、あのLED背景が使えるようになったのかなぁ?そんなシーンを経て、前半では宝太郎のりんねとの出会いと、学校生活の様子が伸び伸びと描写。宝太郎は「ガッチャ!」と言っている以外は普通の男子高校生ですが、りんねはミステリアスさMAXであり、錬金術師であることを特に隠していないのか、はたまた偶然か、その力を使って自宅に出入りするところを宝太郎に見られてしまいます。りんねは静かな性格の一方で、そのセリフ回しと行動はなかなか大胆。ゆえに、かなり印象に残るヒロインとなりました。作品によっては、後半で仮面ライダーに変身しかねないようなキャラだけど、個人的には人間―いや、いち錬金術師として、最後まで生身で物語に関わってほしい感はあるかな。

 

りんねの自宅付近で出会った、謎のバッタ=ホッパー1。宝太郎がそれと話していると、りんねと偶然再会し、その後なんと機関車型のバケモノが迫ってきます。そのバケモノ=ケミーの1体であるスチームライナーに、錬金術師として挑むりんね。宝太郎はりんねを放ってはおけないと、自分なりにスチームライナーと戦いますが、それに巻き込まれて異世界に連れ出されてしまうことに。何が何だかわからない宝太郎は、そこで謎の男と出会い、冥黒の三姉妹の攻撃を受ける中、ガッチャードライバーとケミーカードを託されるのでした。中盤では、錬金術師としての一面を見せるりんねと、ただの人間として奮闘する宝太郎の様子が描写。スチームライナーが目の前まで迫ってきているのに、ビビりながらも立ち向かっていく宝太郎のさまは、やっぱりヒーロー然としていました。主人公らしい、カッコいい立ち回りでしたね。そんな宝太郎は、スチームライナーに取り込まれてしまうも、実はスチームライナーもホッパー1も宝太郎を襲う意思はなく、むしろガッチャードライバーに選ばれし存在として彼を連れてくることにした味方側の存在。異世界で風雅と初めて出会った宝太郎は、ガッチャードライバーとケミーカードを託されますが、直後冥黒の三姉妹の攻撃を受け消滅してしまいます。第1話でいきなり消滅してしまった風雅。でも、せっかく石丸幹二さんをキャスティングしているんだから、きっとしばらく経ったら…また何かの形で出てきそうだよね。

 

封印されていたはずのケミーが一斉に解き放たれ、街は大混乱。さらに、冥黒の三姉妹の1人であるクロトーが、カマキリ型ケミーのカマンティスと融合してマンティスマルガム暴れ始めます。人々を、そしてケミーを救いたい―。そう考えた宝太郎は、先ほどガッチャードライバーを受け取った際に脳裏によぎった変身ポーズを思い出し、見様見真似で仮面ライダーガッチャードへと変身。バッタ型のスチームホッパーワイルドを経て、人型のスチームホッパーへと変身!その力でマンティスマルガムを倒し、カマンティスを救出するのでした。終盤では、混乱する市街地で、宝太郎がガッチャードライバーを持って立ち上がり、仮面ライダーガッチャードへと変身するさまが描写。スチームホッパーワイルドに変身したときは、「なんじゃこれ!?」と思いましたが、この過程があったからこそ、続いて登場するスチームホッパーのカッコよさはたまらんでしたね!そんなガッチャードの戦闘スタイルは、あくまでも徒手空拳がメインの接近戦重視の戦法。これによりマンティスマルガムと真正面からぶつかりあい、最後はライダーキックをキメて華麗にフィニッシュします。ライダーキックのさま(バッタの要素がクローズアップされる)といい、初期変身フォーム以外で初めて入手する力(カマンティス)がカマキリモチーフであるといい、なんだか『オーズ』を想起させるような感じ。偶然なのか、それとも狙っているのか…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッチャードへの変身能力を手に入れ、りんね錬金術師の家系であること、そしてミナトも彼女の家に一枚噛んでいることを知った宝太郎。そうくれば、彼が「もっと知りたい!」という好奇心を抑えきれるはずがない!宝太郎は、ミナトの出す問題をクリアし、仲間として認めてもらうことができるのか!?

 

次回は、りんね側の詳細が明かされると同時に、ガッチャードの専用バイク:ゴルドダッシュが初登場。さらに『ガッチャード』の物語が深まっていくことになります。目に映えるメタリックスカイブルーの姿と同じく、爽やかに始まった『ガッチャード』の物語という風を、これから1年間楽しむことにしましょう!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第27話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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