お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーギーツ』第34話 ちょっとした感想

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約1年差で2人ともヒーローになった志田姉妹

 

 

 

景和は今回ライダーに選ばれなかった。だから何も覚えていない。代わりに、お姉ちゃんが頑張ろー!…みたいな?今回の『仮面ライダーギーツ』は、デザイアロワイヤルの幕開け回。前回ボカされていた英寿復活の秘密が明かされるかと思いきや、そうではなく、開幕してしまったデザイアロワイヤルに景和と彼を取り巻く人々が次々と参加していくさまが描かれました。

 

ケケラとの取引のために参戦する沙羅、各々願いたいことがあるがゆえにデザイアロワイヤル肯定派に回る景和と祢音と、今まで出てきていたレギュラー・準レギュラーキャラが、キチンと根拠をもってそれまでの立場をひっくり返すというのは、とても重い白い構成。しかし、その対立軸の作り方に難ありだったなと感じました。特に景和、その怒りを英寿にぶつけるのは、お門違いじゃないか?

 

なお、前回(第33話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、衝撃的な復活を遂げたギーツ/英寿。彼は母ミツメを創世の女神として利用し続けてきたデザイアグランプリ運営を憎んており、グレア2/チラミに襲いかかります。対するグレア2も、抵抗するもギーツに押された挙げ句、最後はバッファの攻撃を食らって消滅。その後、デザイアグランプリの創始者を名乗るスエルに案内されて、ギーツとバッファはデザイアロワイヤルに参加することになります。前半では、グレア2相手に華麗に戦うギーツの姿が描写。あえてマグナムブーストという基本形態で挑み、マグナムシューター40Xを完璧に使いこなすさまは、素直にカッコいいと感じました。やっぱりギーツは、こうした華麗なアクションが似合うなぁ。いつもの場所での戦闘でしたが、細かなカット割りや実際の火薬爆破等の多用により、絵面に変化をつけていたのもGoodでした。そんなグレア2は、最終的にバッファに倒されて退場。彼と入れ替わるように現れたのがスエルであり、デザイアグランプリの創始者を自称して、デザイアロワイヤルの開幕を宣言します。数話前から登場していたスエルが、初めて英寿たちの前に姿を現すことに。登場時期や、その認めのトリッキーさ的に、彼が『ギーツ』本編におけるラスボスになるのでしょうか。あれっ、そうなると、ニラムはどうなるのかな…。

 

デザイアロワイヤルへの招待状が、祢音や大智のもとへ届いていた頃、景和が行方不明のままで傷心の沙羅。そんな彼女のもとにケケラが現れ、景和の復活と引き換えに、デザイアロワイヤルへの参戦を持ちかけます。要求を飲んだ沙羅は、仮面ライダーハクビとして参戦。ゲーム中偶然祢音と再会しますが、直後大智/ナッジスパロウの襲撃を受け…。中盤から、いよいよ沙羅が本格的に『ギーツ』の物語にかかわることに。ケケラの誘いに乗ってしまい、デザイアロワイヤルに参戦することになった彼女は、そこで景和が経験してきた戦いを含むすべての真実を知ります。いつかは実現するかもなと思っていた沙羅が、とうとうハクビに変身。本人としてはたまったものではありませんが、デザイアグランプリのあの衣装、かなり似合ってるなと感じました。できれば長生きしてほしいけど、どこまで持つやら…。そんな沙羅を、今回デザイアロワイヤルに引き込んだのはケケラ。彼は景和の復活に固執しており、沙羅をダシに使って景和にもデザイアグランプリの存在を思い出させ、結果的にデザイアロワイヤルへの参戦へと導きます。ケケラはあくまでも景和のオーディエンスであるため、目的のためなら沙羅をも利用する=沙羅がどうなってもいいと考えるのは、おかしくはない形。でも、いくら景和のファンだからって、その景和自身が間違いなく悲しむことはわかってるのに、そこまでするかねぇ?いや、それを乗り越えるさまを見たいという、ゆがんだ考え方を持ってる可能性もゼロじゃないか…!

 

何も覚えていない景和のもとに現れ、自らの正体を明かしたケケラは、デザイアロワイヤルで劣勢のハクビの様子を見せ、景和が自分の意思でデザイアロワイヤルに参戦するよう誘導。その思惑は当たり、彼はタイクーンとしてナッジスパロウと、そして現れたバッファとも戦います。しかし、パワー差があったためバッファに追いつめられ、危ないところをギーツに救われることに。しかし、景和の表情は固いままで…。後半では、いよいよタイクーンが参戦。劣勢のナーゴとハクビを救い、ナッジスパロウに応戦しますが、バッファが介入してきたこともあり、ギーツ ブーストマーク2の助けがなければ、危ない状況でした。以前はナッジスパロウに対しても十分立ち回っていたタイクーンが、今回のこのシーンで、お互い当時とほぼ同じ装備を使って、そのナッジスパロウに劣勢を強いられるのは、ちょっと違和感。この後の流れがあるとはいえ、もう少しくらい健闘してくれてもよかったんじゃないかな。そしてラスト、英寿に救われたにもかかわらず、景和と祢音が語るのは、彼の意思と反したデザイアグランプリの維持。特に景和は、その怒りを創世の女神にも向けており、英寿との今後の対立も辞さない構えでした。第3クール後半に入り、当初からのレギュラーキャラ間で対立構造を作りたいというのはよくわかりますが、景和の英寿に対する怒りはかなりお門違い。彼の怒りはもっともですが、それは間違いなくスエル等といったデザイアグランプリ運営側に向けられるべきなんですよね。今後景和の、「本当は運営を憎むべきだとわかってるけど、英寿に怒りをぶつけちゃうんだ」みたいな描写があれば、今回のこのシーンでの描写も納得ですが、今後そうしたシーンは…多分出てこないだろうなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デザイアロワイヤルの次なるミッションは、ジャマトに奪われたIDコアの回収。「一番多く集めた者に、誰か1人を脱落させられる権利が与えられる」という条件を前に、参加者たちの考えが渦巻く。大智の誘いに乗った祢音と沙羅を待っているのは、天国か地獄か?

 

次回は、デザイアロワイヤルの第1ゲームに関するドラマの前編か。あれだけ今回してやられた大智の誘いに、ホイホイついて行っちゃう祢音たちってどうかと思うけど、そこはちゃーんと対策を練ってるはず…だよね?

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

…というワケで、記事は「『王様戦隊キングオージャー』第10話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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