お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『王様戦隊キングオージャー』第3話 ちょっとした感想

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身体を張って民を守る姿が、信頼の基盤

 

 

 

番組は変わって、『王様戦隊キングオージャー』です。

 

夢も未来も、ワガママから始まるの。そして世界を、あなたの思うままにしてやりなさい。今回は、ヒメノ/カマキリオージャーの主役回。前半に彼女のワガママっぷりを見せて、視聴者に「なんだこのワガママ娘は?」と思わせ、そこからじょじょにヒーロー(女性なのでヒロインですが)らしい一面を見せ、キングオージャーの戦士にふさわしい女王であることを描写するという、オーソドックスなドラマ展開となっていました。

 

「ワガママだけどやるときはやるタイプ」というキャラなのは、全然いいのですが、今回の描写だけでは、彼女が自分のワガママを貫徹する理由がちょっとわかりにくかったかなとも感じるところ(中盤で少女エッダに話していることが、おそらくその根拠なのでしょうが)。また、彼女のワガママとそれに対するフォローが、イマイチ「=民の信頼につながる」ということに結び付きづらく、「それでいいのか?」と思うところもありました。ヒメノは、間違いなく悪いヤツじゃないんだろうけど、ヤンマに比べると、今回に限れば魅力に欠けるかな。

 

なお、前回(第2話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ゴッドカマキリに連れ去られた、ギラとヤンマ。彼らが降り立ったのは、ヒメノの統治するイシャバーナでした。罪人扱いで縛り上げられてしまうギラでしたが、ヒメノがゴッドクワガタを欲していることを知り、つたないながらも交換条件を提示。その後、彼はヤンマとともに彼女と行動を共にしますが、そのワガママっぷりに驚愕し、彼女の追うとしての資質を疑います。序盤では、ヒメノのワガママっぷりが描写。歩道が汚れて歩けないと言って掃除させるわ、見栄えのためだけに花畑を作らせるわ、人が住んでたボロ家を爆破するわと、誰しもがギラと同じく「なんだこのワガママ娘は!?」と感じるような行動が連続します。一応、爆破された家の住人たちは、その後新しい家をもらってるし、爆破された家自体もボロ家なので壊して結果的に正解なのですが、この描写だけじゃ、「代わりを用意してやるから私に従え」という、本当にワガママで性格クズな女王の可能性もぬぐえないな…と思います(もちろん、事前の設定や情報で、そうじゃないだろうということはわかってはいるのですが)。ちょっと持ち上げすぎな印象を与えるかもしれませんが、ボロ家が爆破した直後、驚いているギラの横で、ボロ家の住人たちが盲信するように、ヒメノを信頼している旨のセリフや描写があれば、よかったかなぁ。

 

セバスチャンの秘密も知ってヤンマが驚愕していた頃、少女エッダとその父カーレの訴えを目にして、複雑な気持ちになるギラ。しかしその直後、バグナラクのフンジームとサナギムが出現し、街を蹂躙します。阿鼻叫喚の最中、誰よりも先に前線に出たのはヒメノ。逃げ遅れたエッダを救い、勇気づけた彼女は、堂々とカマキリオージャーへと変身し、サナギム相手に奮戦します。今回最も気になるのは、エッダとカーレのドラマ上の扱い。彼女らの登場はいいのですが、扱いが中途半端なので、いささか消化不良感がありました。エッダの足が治っているのを見抜き、彼女を勇気づけるヒメノや、ラストでドレスの仕立てを依頼されたことでカーレも再起に向かって歩み始める…というのはいいけど、なんかそれだけで「いい話でした」で終わりにさせられてるのが、トテモモヤモヤさせられるんですよね。だって、①カーレが困窮している理由はヒメノのワガママからかもしれないし(ワガママの設定とカーレの登場が、悪い意味でマッチしすぎている=因果関係が成立するように見えてしまっている)、②エッダが足が悪いと思い込んでいた理由がよくわからないし(カーレにウソを吹き込まれていた可能性があるけど、だとすると終盤の彼の「エッダは本当は歩けたのか」と本気で驚く描写と矛盾が生じる)、③ラストでドレスの仕立てを依頼されたからって今後彼の生活が上向くとは限らないですからね。なんかこう、過程をすっ飛ばしまくってるように思えるんですよね。カマキリオージャーのアクションは確かに頑張ってたし、直前のヒメノは凛々しかったけど、うーん…。

 

カマキリオージャーのノリに乗ることにしたクワガタオージャー/ギラとトンボオージャー/ヤンマは、彼女とともにキングオージャーに搭乗。カマキリオージャーが見つけたガーディアンスネイルの力を利用し、フンジームをハチの巣にして撃破します。エッダたちも新たな生活へ一歩踏み出そうとしており、また街の復興も始まったことから、これで事件は解決かと思われましたが、そのとき上空にゴッドカブトが現れて…。終盤のキングオージャーでの巨大ロボ戦で、カマキリオージャーのおてんばな一面が露呈。割と楽しんでスネイルガトリングぶっ放してたけど、彼女、強い武器を持つとハイになっちゃうのかな?こういう性格、私は好きですよ。そしてラストは、ゴッドカブトがイシャバーナを攻撃して今回はおしまい。ゴッドカブトの登場は、もう少し引っ張るかと思ったけど、ここで出てくるかぁ。

 

 

 

 

 

 

ゴッドカブトでギラたちを狙った者の正体は、トウフの王:カグラギだった。ラクレスからソウルを譲受してそれに乗る彼の、真意とは一体何か?そして、またも現れるバグナラクを前に、ハチオージャーが奮闘する!

 

次回は、カグラギ/ハチオージャーのメイン回。今回で何やら不穏な一面を見せていましたが、次回のサブタイトルが「おもてなし」と「(裏)表なし」のかけ言葉になってるあたり、もしかして…。

 

さあ、次回の『キングオージャー』は、↓こんなお話…だったとさ。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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