マスク割れの末掴んだ大金星!
お前に問題だ。誰かを疑わせるか、それとも信じさせるか、最後に勝つのはどっちだと思う?今回の『仮面ライダーギーツ』は、ジャマーボール戦の完結編。仲間たちからの信頼を回復した景和/タイクーンが、最後の最後でチームの勝利に貢献し、チームの信頼を回復するお話に。それと同時に、姑息な手で彼をハメようとしていた大智/ナッジスパロウは、投票の結果脱落する形になりました。
以前の最初の景和の大活躍回は、彼の退場回でもあったので、「今回もそうなるのかな…」と心配になりましたが、フタを開けてみればそんなことはなし。大智が脱落するという流れも、順当な感じでした。道長の件等、引き続き不穏な要素はありますが、今回は割と安心して観られる一編だったのではないでしょうか。
なお、前回(第18話)の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
前回、ジャマトが武の姿になるのを目の当たりにして以降、全く戦えなくなってしまったタイクーン。ギーツ/英寿たちの努力により、なんとか後半戦ドローで延長戦に持ち込むことに成功しますが、このままでは、景和が投票による脱落は必至。そんな、マズい状況に置かれた彼に、面会希望者が現れます。その正体は…。今回は、既にタイクーンがチーム内から疑われているところから、お話がスタート。タイクーン抜きでも、ギーツたちは必死に食い下がって同点に持ち込みますが、本当にギリギリの状況でした。前回の時点で、既にやりたい放題だったジャマーボール内でのジャマトたちでしたが、今回は、交代要員は発生するわ、肩のキャノン砲(のようなもの)をつかってアクロバティックゴールを決めるなど、「そんなのアリ!?」というようなものが連続していました。ギーツたちも一応武器は使えるんだけど、全部が全部ジャマーボールに向いているものではないからなぁ…。その後、景和は初めてケケラ(の人形)と面会。以前のデザイアグランプリから、ずっと自身を支援してきたスポンサーだという事実に、景和はビックリするのでした。今回のこのシーンで、景和とケケラは本当に初対面の様子。巷で噂されていた、「今回のデザイアグランプリに召集される前にケケラと会っていた」説は、これで否定されましたね。
夜の街で、道長と再会した英寿。彼は道長からの話を聞き、脳内で景和の話と結びつけます。そのまま戻った英寿は、景和に夜食を振る舞いながら、道長との話を共有。彼の話ぶりから景和は英寿が自分のことを信じてくれているのだと確信しますが、当の本人はそれをはぐらかすばかりでした。中盤では、英寿×道長と、英寿×景和のやり取りが、それぞれ挿入。前者のやり取りは、話されている内容が視聴者的に既出の情報ばかりだったので(前回描写されているため)、後者のシーンの方がインパクト大だったように感じました。英寿が夜食としてステーキを作れるのはスゴいけどさ、まさか道長/バッファの話をするためだけに、それを作ったわけじゃないよね?そんな英寿の話を聞いた景和は、英寿は自分をデザスターだと考えていないであろうことを直感。対する英寿の答えは、肯定も否定もしない、いつも通りのはぐらかした口ぶりでした。英寿がこうした反応を見せたのが、今回の興味深いところ。大体彼がこうした反応を見せる時って、本心を突かれたときなんですよね。
ジャマーボールの延長戦が開始。まだチーム内での景和への疑惑が解けていない中、ギーツは皆の目の前でジャマトを同時に攻撃し、人間の姿をしたジャマトの正体は、コピー体であることを看破します。これにより、戦意とチームからの信頼を回復したタイクーンは、ニンジャレイズバックル等の支援を受け、ほぼ単独でゴールに向かって一直線。点を先取してチームの勝利に貢献します。そしてラスト、投票の末脱落することになったのは…。終盤では、ギーツの助けを借りて、トラウマを払拭しチームの信頼を回復するタイクーンの大活躍っぷりが描写。主人公(ギーツ)のアシストで、ハメようとしていたヤツ(ナッジスパロウ)が一転して窮地に追い込まれるさまは、ベタな展開だなとは感じたものの、やはり痛快でしたね。そして、ロポ/冴からニンジャレイズバックルを返してもらったタイクーンは、ここから怒涛の反撃を開始。周囲のジャマトの排除はチームに任せていたものの、自分に向かってくるジャマトたちを自力でなぎ倒し、最後はマスク割れさせながら勝利をもぎ取ります。このマスク割れ、合成で表現しているのかと思いきや、なんと実際に作っていたらしい。CG合成を載せすぎて、思ったほど目立っていないようにも感じましたが、制作陣の気合いは十分に感じ取れました。そしてラスト、今回のゲームと投票の結果を踏まえ、脱落することになったのは大智。しかし、彼はデザスターではないと、英寿もジーンもケケラも踏んでいました。大智がデザスターじゃないだろうなというのは、まあ予想通りの展開。今回の素振りから見ると、景和もデザスターっぽくないし…、やっぱりデザスターは、祢音/ナーゴなのかなぁ。
デザイアグランプリ第3戦は、時限爆弾ゲーム。どこかに送り届けられる、恐怖の宅配便を探し出せ!手がかりがほとんどつかめない中、その宅配便は、沙羅のもとに届いてしまうのか!?
次回描かれるゲームも、なかなかエンタメ性の高いもの(参加してる側から見たらとんでもないものですが)。沙羅が爆発に巻き込まれてしまうような描写があったけど、あれは景和が想像したイメージなのでしょうか。それとも…?
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…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン45話 ちょっとした感想」に続きます。
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