お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン28話 ちょっとした感想

敗因:やたら開閉の遅い自動ドア

 

 

 

番組は変わって、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です。

 

そう、縛っている。画家は見ることで、対象を縛る―。今回は、前回出番が少なかった翼が主役のお話。ゲストキャラクターである伊集院瑞穂に振り回されっぱなしになりながらも、(一番の理由は指名手配犯であることをバラされないためとはいえ)彼女や彼女の過去に同情したり、考えを述べるその姿に、翼の優しさを感じました。

 

中盤から展開される「芸術とは何か」の論理は、井上節が如実に出ており、「ああ、このノリは「平成仮面ライダーシリーズ」だ…」という感じ。セリフは終始気取りまくっていましたが、なかなか本質を突くようなことを言っていたなぁという印象でした。それにしても、よくここまでこのドラマを盛り込めたな…!

 

なお、前回(ドン27話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーギーツ』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

今日も、刑事たちから無実の罪で追われる翼。そんな彼の前に現れたのは、資産家の娘だという瑞穂でした。関わりを断とうとしても、指名手配犯であることをバラそうとしてくるため、やむを得ずその話を聞いてみると、「秘密」という絵を探しており、どうしてもそれを入手したいとのこと。しかも彼女は、ヒトツ鬼=科学鬼と化しており、翼はドンブラザーズのメンバーとしても、彼女を放ってはおけなくなってしまいます。今回も、前回に似てクライマックスシーンからスタート。それをアバンタイトルに挿入し、OPを挟んでそこまでの過程のドラマが始まるという構成になっています。こうしたドラマ作りは視聴者にインパクトを与えてくれますが、それ以上に強烈だったのが、瑞穂のキャラ。世間知らずのお嬢様っぽい一面を出しながら翼に接触したと思いきや、目的は(本人にとって重大な理由があることがのちに判明しますが)怪盗になって絵を盗みたいというトンチキっぷり。付き合いきれないと翼が拒否しようものなら指名手配犯であることをバラそうとするなど、いろんな意味でムダに行動力と好奇心がある女性として描かれていました。改めて振り返ってみると、実は最後まで彼女が本当にお金持ちだったかどうか等は全く描かれていないのですが、そうした細かいことをすっ飛ばしていても視聴者を納得させてしまう作劇には、驚かされます。

 

「秘密」が出品されるというオークションに参加した、翼と瑞穂。そこには偶然、真一とはるか、そしてつよしの姿もありました。瑞穂は、作者である武夫のことを思い出しながら、ようやくそれを落札しますが、それは贋作であることが判明し、激しい怒りに包まれます。同じ頃、絵を落札し損ねたはるかは、贋作の作者である佐野から、モデルにならないかと誘われて…。中盤より、オークションのシーンが描写。ここは、瑞穂の回想を通して彼女の絵に対する思いが伝わってくる、重要なシーンでした。上述の通り、瑞穂の回想で細かく描写されるのが、今は亡き武夫の、絵への、そして瑞穂への思い。あまりにも気取った感じで、「普通のドラマでもこんな言い回しめったにしないでしょ」と思えるような感じでしたが、不思議とスッと受け入れられたのは、やはり「平成仮面ライダーシリーズ」で散々こうした言い回しややり取りを観てきているからでしょう。ここら辺は、やはりさすが井上脚本というべきか。なかなか芸術に対して鋭い、いいことを言っていたから、変に気取ったセリフにしなくても十分インパクト&観応えがあったと思うんだけどねぇ。

 

大胆不敵にも予告状を出し、翼/イヌブラザーとともに「秘密」を強奪した瑞穂/科学鬼。ですが、それを真一たちが見過ごすはずがなく、駆けつけたタロウやジロウも加勢し、科学鬼はあっという間に倒されます。そして、巨大化した科学鬼ングも、初登場のトラドラオニタイジンにより撃破。しかし、「秘密」自体はイヌブラザーがどさくさに紛れて回収しており、瑞穂の手へ。その絵を受け取ったのち、瑞穂のとった行動は…。オークションが確かに今回のメインのパートでしたが、実際にはその後もドラマは展開。この時点でも驚きだったのですが(次回予告を観ていると、オークションのパートのあとは戦闘シーンのみで終わる形かと思った)、武夫の元助手(見習い)だった佐野の家でのやり取りは、けっこう笑えました。科学鬼/瑞穂が侵入して、あの身なりで抜き足差し足で行動してるの、ギャグでしかないでしょ!そんな科学鬼は、火星に駆け付けたドンモモタロウとドントラボルトにより撃破。続いて科学鬼ング化してしまった瑞穂を見て、さすがにこのまま見ているだけではいられないと感じたイヌブラザーは、ドンオニタイジンへと合体し、さらにドンオニタイジンは、ドントラボルト呉越同舟超絶大合体。トラドラオニタイジンとなり、圧倒的な力で撃破します。トラドラオニタイジンの初登場シーンは、驚くほど淡泊。「そんなサラッと合体できちゃうの!?」と拍子抜けしちゃいました。そのぶん、このあとの戦闘シーンで、存分に活躍してくれましたけどね。そしてラスト。何とかして入手した「秘密」の絵を、焼却処分してしまう瑞穂。武夫の生前の言葉に忠実に従っただけでしたが、翼はその言葉に、武夫の真意を感じ取っていました。翼の言っていることは素晴らしく、そして良い余韻を残すもの。一歩間違えればクサいセリフになりかねないものでしたが、上手いことバランスが取れていましたね。やっぱり翼、お前って優しいヤツなんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タロウのもとに届いた、ソノイの葬式への案内状。それを送った脳人・元老院の真意は何か。とき同じくして、再び戦いの中で出会うジロウとドンムラサメ!彼らが感じたものとは一体―?

 

次回は、再びストーリー上重要な一編になりそう。ジロウとドンムラサメ、やっぱり何か深いつながりがあるのでしょうか。まあ、闇ジロウが出てくるときや、トラドラゴンジンにあしらわれたパープルのカラーリングから、何かしらのものは感じるよねぇ。

 

やあやあ、ドン29話の感想記事は↓コチラだ!ここはブログ、リンクを踏んで記事を読んでくれ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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