お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーリバイス』第50話(終) ちょっとした感想

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全てを持っていったキングカズ登場

 

 

 

夢に遅いも早いもないよ。1センチでもいいから、前に出ようぜ。君の全盛期は、これからだよ―。いよいよ『仮面ライダーバイス』も、今回で最終回。一輝とバイスの戦いは、前半のみで終了と思ったより淡白であり(後述のとおりアクションや特撮は頑張っていた)、後半ではバイスとの戦いのその後にスポットを当てた構成となっており、全体的に暗くない、悲しみよりも希望を感じさせてくれるお話になっていました。

 

しっかりと各登場人物の戦いのあとのことを描いており、またバイスが消えてしまったものの「一輝の中にバイスの要素が宿っている」というにおわせを挿入しているのはGood。ですが、その土台となる一輝とバイスの別れにかかる設定等が、取ってつけたようなものになっており、もったいないなと感じました。せっかく後半がいいドラマしてるのに、なんだかイマイチノリきれなかったんだよね。

 

なお、前回(第49話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回より、バイスの突然の暴走に戸惑いながらも、アルティメットリバイに変身して戦う一輝。激しいぶつかりあいの中で両者一度変身解除に追い込まれてしまいます。そのときふと見えたのが、影に隠れるラブコフの尻尾。全てを悟った一輝が取った選択は…。一輝とバイスの最後の戦いの始まりの様子は、可能な限りドラマチックに描写。一輝が踏ん切りをつけるさま(バイスの思いを汲み、決闘すると決める)は、意外に短時間でしたが、そのぶんバイスがなぜこうした決断に至ったのかということを、より細かく描写していました。バイスの思いはよくわかるし、変身回数を契約の条件とすることで「一輝がバイスを倒して記憶を取り戻す」という展開を回避したのはいいのですが、「あと1回変身すれば契約が終わり」という設定の登場が、あまりにも唐突過ぎて興ざめでした。いやいや、今までそんな話1回も出てなかったよね?しかもこのセリフは、時系列的に前回のラストの一輝との戦闘前に発せられたものだから、本当に変身1回で契約満了ならこの時点で消滅してないとおかしいよね?なんかツメも甘いんだよなぁ。

 

バイスの望むとおり、彼と決着をつけることとした一輝は、各種バイスタンプによる多段変身を駆使し、縦横無尽に動きまわって応戦。その戦いは、いつしか笑顔と冗談の絶えないものに変化していきます。やがて、契約のリミットが来てしまったバイスは変身解除してダウン。彼は一輝の腕の中で消えていき、一輝はバイスとの記憶と引き換えに、大二ら家族との記憶を完全に取り戻します。中盤の、リバイVSバイスの決戦は、悲しさがありつつもかなりワチャワチャした、楽しそうな感じに描写。お互いの思いを察し、辛気臭い感じのないぶつかりあいになっていたのは良かったですよね。最近はほとんど出番のなかった、初期フォームとそれにかかるバイスタンプもしっかり使っており、さらにCG合成も織り交ぜて縦横無尽に動くそのさまは、ダイナミックさマシマシで見応え十分でした。

 

バイスとの決戦から数ヶ月後。今度こそ世界は平和を取り戻し、一輝たちは各々それぞれの道を歩み始めていました。バイスの記憶を失ってしまい、しあわせ湯の手伝いに日々励む一輝は、サッカーの練習も再会。その中で、偶然出会った人物は…。後半から終盤にかけては、わりと時間をとって、各キャラのその後を描写。オルテカを除き皆それぞれプラスの未来へと歩み始めており、希望をもたせるラストになっていました。でもさくら、いきなり医学部目指しだすのはあまりにも唐突すぎるぞ。「医学部入ったら“無敵”だから」とかでもいいから、一言それを目指す理由が欲しかったなぁ。そして一輝はというと、バイスとの記憶を失ったものの、家族の記憶を取り戻し、しあわせ湯での仕事とサッカーの練習を再開。そうした中で偶然出会ったのは、日本サッカー界のレジェンド:三浦知良でした。一輝はバイスとの記憶を失ったものの、ときどき所作にその一面が表れるというのは、「一輝の中にバイスが生きている」という表現としてGood。それが明確に描かれていたのはワンシーンのみでしたが、これだけでも視聴者に大きな希望と余韻を与えてくれていたように感じました。他方、キングカズのゲスト出演シーンは、確かにいいこと言ってるんだけど、「ここでこのシーン適切か?」という印象。一輝の未来はこれからだということを言いたいのはよくわかるのですが、この直前にバイスを失っている展開を踏まえるならば、「人間、頑張れば夢も希望も取り戻せる。」みたいな感じで、バイスの記憶を取り戻すことへの希望のにおわせがほしかったですね。当然、ドラマ上キングカズが一輝の事情を知っているわけではないのですが、制作側からの視点でドラマ全体の流れから考えれば、決してキングカズが発してもおかしくないセリフでしょう。なんかこう、もうひと押しあればよかったのにねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

就活中の大学生:桜井景和が遭遇した、未知の世界への転送、そして現れる怪人と、それに挑む“仮面ライダー”の存在。これらは全て、「デザイアグランプリ」というゲーム内での出来事だった。景和がデザイアドライバーを手にするとき、彼はどんな選択をするのか!?

 

次回より、令和ライダー第4号『仮面ライダーギーツ』が放送開始。現時点では不安要素しかないのですが、まあ『ゼロワン』第1話のようにバケたものになるかもしれないので、とりあえず放送を心待ちにしたいと思います。

 

…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン26話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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