お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーリバイス』第49話 ちょっとした感想

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束の間の家族としての共同生活

 

 

 

この家族の中で、俺ってどんな存在だったの?今回の『仮面ライダーバイス』は、最終回1話手前にふさわしい、一輝とバイスの関係にスポットを当てたお話。2人が新しい共同生活を始める一方で、その身を犠牲にしてでも一輝の家族の記憶を取り戻そうとする、バイスの悲壮な決断も描かれました。

 

中盤で楽しそうに過ごす一輝とバイスの姿をやや誇張ぎみに描き、そのぶん終盤のバイスの暴走(実は演技)を持ってくることで、一輝の感じる悲しみをより引き立てている構成はGood。しかし、「バイスが消えることで、一輝の家族の記憶が戻る」という推測が、いつの間にかほぼ確定的な事実のようにすり替わっているのが気になりました。そもそも、「バイスが消滅する=契約が終了する」が100%一致してるかどうか確証もないのに、無謀な賭けに出てもいいのか?それだけ、バイスの一輝を思う気持ちが強いというのは、もちろんよくわかりますけどね。

 

なお、前回(第48話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

狩崎にかかる問題も解決し、今度こそ平和が戻った世界。一輝は記憶を失いながらも、元太ら家族に支えながら、しあわせ湯の五十嵐家の長男として、暮らし続けていました。しかし、依然として戻らない記憶、気を使わせてしまっていることが明らかな家族を前にしていたたまれなくなってしまった彼は、ヒロミ等に頼み、自ら五十嵐家を離れてバイスとの共同生活を始める選択をします。序盤では、平和の戻ったしあわせ湯の様子が描写。一輝の事情を知る元太ら五十嵐家全員が、一輝に配慮してあれこれ手助けをしますが、それが一気に本人にとっては重荷になっていました。元太たちが明らかに気を使ってるさまと、それに一輝が露骨に配慮して応答しているさまが描写されていることで、一輝の苦しみがまざまざmと表現されているのはGood。誰も悪気がなく、良かれと思ってやっているのはよくわかりますが、あんな状況に置かれちゃあ、さすがの一輝でもいたたまれなくなっちゃうよね…。そして、こうした現状を踏まえ、一輝は一度五十嵐家から離れることを決意。幸い、ヒロミのツテで済むところはすぐ見つかります。一番困難かに思われた住居確保は、ヒロミのおかげで難なくクリア。今は使ってない元フェニックスの寮なら、無職(になってしまった)の一輝でも、問題なく入居できますよね。きっと、ヒロミは保証人にもなってくれたのでしょう。

 

旧フェニックスの寮の一部屋を使って始まった、一輝とバイスの共同生活。気を使わなくて済むようになった一輝は、今までの明るさを取り戻し、バイスとの新生活準備を楽しみます。やがて生活していくためのバイト先も見つかり、彼らの生活は順調な滑り出し。しかし、一輝の家族にかかる記憶が失われてしまったことに負い目を感じるバイスは、ある決断をするのでした。中盤では、新生活準備を楽しむ一輝とバイスの姿が描写。のちの描写で、テレビなどの生活に必要な家電も購入していることが判明しますが、実際に購入の様子が描写されていたのは、バルーンのイルカなど、生活必需品ではなさそうなものばかりでした。いくら一輝が「風呂が思ったよりデカい」と言ってたとはいえ、単身者か2人世帯向けの風呂場なんて、大きさは知れているもの。あんなデカいもの買ったって、まず使えないはずなのに…。でも、こうした一種のバカなことができることこそが、本当に『リバイス』の世界に平和が訪れたことの表れでもありますよね。

 

ぶーさんからの連絡を受けて、しあわせ湯にて負傷し倒れる玉置を発見した一輝。やがてバイスが街で暴れているという知らせが入り、現場に駆け付けると、元太がデストリームに変身しバイスと戦いっていました。しかし、力一歩およばずデストリームは敗北。バイスが暴走を始めたと確信した一輝は、変身して彼を止める決心をしますが…。終盤になって、急にバイスが暴走。玉置を傷つけ、しあわせ湯の備品をメチャクチャにし、さらには市街地でデストリーム相手に戦闘を繰り広げます。これら一連のことは、全てバイスが主体となって作り出した芝居。彼は自分が一輝に倒されることにより、その契約を終了させ、家族の記憶を取り戻させようとしていました。芝居の話とバイスの目的を、陰から見つめる周囲のメインキャラに話させるのは、わかりやすい&子供への配慮もできていてGood。しかし、冒頭に述べた通り、いつの間にか「バイスが消えることで、一輝の家族の記憶が戻る」という推測が、事実のように扱われているのが気になります。もしその推測が間違ってたら、バイスの死に損になってしまうぞ。まあ、ドラマ展開的に、そうはならなさそうだけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイスの行為の前に、アルティメットリバイに変身する一輝。果たして一輝は、バイスの思惑と本心に気づかないまま、彼を倒してしまうのか?戦いが一応の決着を見せる時、バイスは、そして一輝の家族の記憶は、どうなってしまうのか!?

 

あんまりそんな感じがしないけど、次回はいよいよ『リバイス』の物語の最終回。バイスは多分なんだかんだで生き残ることになりそうな気がしますが、一輝の家族の記憶がどうなるのかが、気になるところです。バイスを生き残らせるのなら、狩崎が何かしらのミラクルを起こす感じになるのかな…(今回でも、そうしたことをにおわせる描写があったし)。

 

…というワケで、記事は「『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン25話 ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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