お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン21話 ちょっとした感想

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カブトボーグ』に出てきそうな、ハデな見た目のラーメン屋

 

 

 

番組は変わって、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』です。

 

もちろんだ。それが、真の空想の力だ。今回は、次回予告でも明らかだったとおり、真一/サルブラザーのメイン回。哲学的な要素とギャグ要素が混ざりあったおかげで、かなりカオスな様相を呈しており、「日曜朝から一体何を観せられているんだろう…」という気分になりました。まあ、何を言わんとしているかは、大体わかりましたけどね。

 

サルブラザーとドントラボルトを除くドンブラザーズの活躍は、最後の3分ほどまでなく、ラストで急いで登場。かなり力技でバンクシーンを省略し、ドンオニタイジンが等身大戦でも使えることを利用してひとまとめにしていたのには、「なるほど、そうきたか!」と膝を打ちましたね。

 

なお、前回(ドン20話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

また、同日放送の『仮面ライダーバイス』の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

いつもどおりの生活をしていた真一を襲った、謎の軍団。それは白井という男を探す松井組の一団でした。幸い、誤解はすぐに解け白井本人に救出された真一でしたが、「白井が先代サルブラザーだった」という情報が引っかかり、仲間たちと共有。それをキッカケに、彼らは介人から、ドンブラザーズのメンバー選定の秘密を知ることになるのでした。今回は、序盤からおかしさフルスロットル。いきなり真一が松井組に誘拐されるも、ビックリするくらいすぐ誤解が解けたうえに白井本人に救出される(拘束具は生麺)、いざ喫茶どんぶらに行ったら介人が自分の写真集の特設ブースを作っている等、視聴者に「このノリについてこい」と言わんばかりの、挑戦的な仕上がりになっています。そのあとの展開がムチャクチャすぎてスルーされがちだけど、真一が普通に誘拐されるのもヤバイよね。身長185cmもある男を、ほぼ無抵抗で昏倒させてるんだから…。ちなみに、この序盤では、介人の口から「ドンブラザーズの力を入手したものの戦士になれなかった人々がいる」ことが判明。その数、はるかたち含めて約5000人いるらしい。意外に多いな…ってか、多すぎない!?

 

ジロウ/ドントラボルトがドンムラサメと戦い、またはるかがソノザに誘拐されてマンガを描くのを強制されていた頃。行きつけのラーメン屋で再び白井と出会った真一。縁を感じた白井は、なぜ真一に戦いを続けることができるのかと問いますが、彼ののらりくらりとした回答の前に、その本質がなかなかつかめずにいました。そうした中で、とうとう真一は、白井についていく形で松井組に乗り込むことに。松井組の正体とは…。中盤では、ジロウやはるかのことにもスポットが当てられるものの、引き続き真一が主役で物語が進行。彼が白井と再会することで、白井の過去にあったこと、そして松井組の正体と白井との因縁が、段々と明らかになっていきます。ニチアサで“ガチ”の描写が出来ないためもあってか、松井組は地元の大型ラーメン店という設定になっており、組長こと店長は、強面だけどラーメン愛は凄まじいおじさんという感じに。対する白井は、金に困って組長の大事なメタルダーもといテツ(俳優)からのサインを売っ払うわ、サルブラザーの力を使ってくだらない遊びばかりやるわと、どうしようもない有様でした。うーん、今回の一件、白井が全て悪いとしか言えないよね。ちなみに、この一連のドラマの流れは、明らかにギャグっぽい感じではあるものの、出演陣が大真面目に演技しているのが余計に笑えます。しかも、こうしたシーンはこのあとさらにヒートアップするのです…。

 

松井組との話も終わり、めでたしめでたしかと思いきや、どちらもお互いを化かしあっていたことが発覚。真一の家で言い争いを始めますが、そこは真一が彼なりの方法で場を丸くおさめます。彼の言わんとしていることが未だに理解出来なかった白井は、戦いにてその答えを見つけ出すべくヒトツ鬼=侍鬼化。真一もこれを受けて立ち、最後は等身大でのドンオニタイジンで撃破するのでした。お互い騙して自分だけ利益を得ようとしていたことが発覚し、真一の家で争い始める白井たち。ここで真一は、今回中盤より何度も語っている、空想の力を使ってその場をおさめます。白井の怒りもおさまりますが、代わりに彼は、なぜ真一がサルブラザーとして戦い続けているのかが最後まで理解できず、侍鬼と化してしまうのでした。真一も白井も大きなカテゴリーとしては「遊び人」ですが、白井はただ欲望のままに遊んでいるのに対して、真一は浮世離れしている高等遊民タイプ。ゆえに、戦いに対しても、成り行きでそうなったことを受け入れ、あえて深く考えずにそれらをこなしていたからこそ、今日まで戦い続けることができていました。井上脚本ごどこまで想定して描写しているのかはわかりませんが、このシーンで、ボカした表現を使いつつも、なかなか深いことを、真一を通じて言っていたように感じましたね。しかし、そうしたことは白井には上手く伝わらず、侍鬼化して戦うハメに。遊び人としても一歩先を行くサルブラザーが、それに負けるわけもなく、最後は等身大サイズのドンオニタイジンによって撃破。白井は人が変わったようにラーメンに打ち込むようになり、真一も空想のラーメンを食べるために、そこへ足を運ぶのでした。終盤約3分で、ようやくドントラボルトを除くドンブラザーズのメンバーが全員集合。「この短い時間でどう決着と販促を両立するんだ!?」と本気で心配になりましたが、そこは井上脚本、ドンオニタイジンが等身大でも活躍できる利点を活かして、上手いことまとめていました。巨大ロボ戦にかかるミニチュア特撮やCG合成がオミットされていたぶん、最後の大爆発にはかなり気合いが入れられていましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソノザを満足させるためにも、久しぶりに全力でマンガを描き続けるはるか。アイディアは浮かぶも全然描けないスランプ状態に陥った彼女がとった行動は、全ての原因であると言える、自分を盗作者扱いしたある人物と会うことだった。果たして、彼女の想像力は、無事ソノザを満足させられるのか?

 

次回ははるかのメイン回。ドン1話以来ちょくちょく出てくる、彼女の盗作関連の話に進展がありそうです。次回予告の絵面だけ観てると、今回と同程度かそれ以上のギャグ回っぽくも感じるけど、笑いだけじゃない重要な何かが込められてる気もするんだよね。

 

やあやあ、ドン22話の感想記事は↓コチラだ!ここはブログ、リンクを踏んで記事を読んでくれ!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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