今回は、『ビッ友×戦士 キラメキパワーズ!』の第4クール(第41~50話)のまとめ感想記事です。
取り戻せキラパワ王国を、救えマックララの心を!最終クールとなった今回は、ほぼメインクエストであり本作のラスボスであるマックララとの対決に終始。奪還したクラリスやゲームクリエイター:光野(演じているのは柄本佑さん!)のがあったものの、基本的にはキラメキパワーズ!が自力でマックララに挑む姿が描かれました。仕方ない面のほうが大きいけど、前クールに続き全体的にお話を引き伸ばしてる感は否めなかったかなぁ。
なお、第3クール(第26~40話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
15分枠になってからメインとなったのは、上述の通りマックララとの対決。ラスボスであるため当然何回かに分けてその模様が描かれるのだろうなとは思っていましたが、まさか5〜6話くらい引っ張られるとは思ってもみませんでした。肝心のバトルもHPとAPがインフレ起こしてたし、せっかくのゲームテイストのバトルがここに来てほとんど活かしきれていなかったのも、残念だなぁと感じました。
しかしこれは、お話の構成の問題というよりも、単純に話あたりの本編時間があまりにも少なかったことが、一番の問題だと思います。
ハナから15分枠として作られ、OPをオミットした『リズスタ』に対し、こちらはOPとEDの時間は維持。それに加えて、お話のテイストやスピードはほぼ変えずに作っていましたから、いくら東映特撮に比べてドラマの比重が軽い『キラパワ』でも、そりゃ厳しいです。EDをオミットすれば、単純計算で本編時間を約2分多く割くことができたはずですから、「毎週放送してる割にはドラマが進まねぇなぁ」という印象は、多少払拭できたことでしょう。
そうした厳しい状況下で、展開されることになった『キラパワ』の最終決戦。確かに戦闘面では引き伸ばしてる感があり、ドラマも遅々として進みませんでしたが、その中でもしっかりと「ガールズ×戦士!シリーズ」の理念というか思いが、息づいていたなとも感じました。
最も注目すべきは、やはりマックララの浄化。ラスボスの浄化はもはや「ガールズ×戦士!シリーズ」の王道展開ですが、マックララがもともとゲームキャラクターであることを活かし、キラメキパワーズ!はもともとゲームにはないキャラ→キラリたちの心と努力がゲームクリアという奇跡を起こせるかもしれない!という展開は、本作がゲームをモチーフの1つとして取り入れたからこそできたドラマだと言えるでしょう。そうした興味深い過程を、描ききれていなかったのはもったいなかったですが…。
また、マックララをピッカリリへと浄化する際、実際に登場できなかった(同じ場で出演していない)過去キャラたちを、モニター映像を使って表示させたのも、興味深い演出だと感じました。新型コロナウイルス感染拡大が叫ばれて久しい昨今、インターネットを利用したリモートイベントや企画がかなり世間に浸透したからこそ、実現したものと言えるでしょう。
さらに最終回では、前回登場できなかった、劇中で登場したマックラ帝国側のメインキャストがいよいよ総登場。メイクを落としてるとガチで誰だか一瞬わかりませんでしたが、髪型で区別をつけているのが面白かったですね。ほっこりした感じでよかったですよね。
さて、こうして『キラメキパワーズ!』の物語は終わりました。
次回以降では、改めてこの『キラメキパワーズ!』という作品を振り返ってみることにしましょう。
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