今回は、『ビッ友×戦士 キラメキパワーズ!』の第3クール+1話(第26~40話)まとめ感想記事。第3クール終了から1話ズレ込みましたが、ストーリー的にキリがいいので、こうした扱いとしています。
歴代ガールズ戦士たちから、そのスピリットを受け継ぎ、ビビっとマックスへの力を手に入れ、一度はクラリスを解放したキラメキパワーズ!。しかし、クラリスの力を手放したくないマックララは、卑怯な手を使ってきました。今回の第3クールは、1つ1つのお話としてのトピックが多かったものの、第1・2クールに比べると、若干作品そのもののパワーが落ちたような印象。クラリスがストーリーのカギになっており、それを軸にしてドラマを進めるのは良いのですが、なんだか引き伸ばしている感もちょっと出てるなぁという印象でした。
なお、第2クール(第14~25話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
第3クールでは、上述のとおり、歴代ガールズ戦士(フウカ・シオリ・セイラ・サライ)の登場やビビっとマックスの登場など、挿入されていた要素自体は前2クールに引けをとらないもの。いや、キャスト陣の豪華さやCG合成の頑張りようは、前2クール以上だった感じでした。
しかし、そうした要素を少し殺してしまっていたのが、物語としてのクリアすべきことの少なさ。第3クールの場合、大まかな物語の流れとしてはクラリス関連のことしかやっておらず、しかもビビっとマックス登場まではクラリスが手加減してキラパワを延命しているような状態であり、いざ彼女を一度救出したら、今度はマックララの策略でずーっと拘束されている形に。全14話くらい費やして多くのことをこなしたのに、物語の流れとしては全然進んでいない。これが第3クールをダレた印象にしている原因なのです。
従来の「ガールズ×戦士シリーズ」であれば、そこまで目立つものではありませんが、『キラパワ』の場合、前2クールのドラマ展開が早く濃厚でしたから(シリーズ比)、よりそうしたものを感じるなぁという気がしました。
さらに、こうした状況で15分枠への放送時間短縮。『リズスタ』とは違いこちらは当初30分枠前提でドラマを作っていたため、現時点でのドラマ作りは「本来1話だったものを2分割して15分にまとめている」という感じで、苦しんでるのかなぁという印象。おそらく来るであろう次作では、『リズスタ』と同じくハナから15分枠で作る前提でドラマを組んでいるはずなので、ここらへんの改善は、そちらに期待ですね。これはまあ、しゃーないよ。
ゲスト出演者面に目を向けると、そのキャスティングに引き続き非常に頑張っている印象であり、個人的には根岸季衣さんが出てくれたのが一番の驚き。あの少し高いけどもドスの利いた声、キツくはないのに猛烈に印象に残る表情の演技と、さすがのものを見せてくれました。単発ゲストにするには惜しかったな。レギュラーボスキャラで観てみたかったよ。
着実に試練を乗り越え、クラリス救出に向かうキラパワ。しかし彼女たちの思いとは裏腹に、クラリスはマックララの手に落ちてしまった。キラパワは、捕らわれの彼女を救えるのか?そして、マックララとの決着は!?
いよいよ最終クールである第4クールが開幕。この流れ、そして1話あたり15分しかないことを考えると、あとはクラリスを再度救出してそのままマックララとの最終決戦になだれ込むという形になりそうですね。
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