お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』第39話 ちょっとした感想

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史上最高クラスにカッコいいZグランクロス発射シーン

 

 


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お前は1人じゃない!お前を信じた民が、アストレアが、家族が…いるだろう!!今回の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』は、サブタイトル通り、ダークシンカリオンアブソリュートとカンナギの決戦回。その戦いは、お話の後半ギリギリまで引っ張られ、最後の5分ほどで一気に決着をつける形となりました。

 

カンナギがただのヴァルトムの傀儡に終わらず、しかし今度は取り戻した力とトレランティアの影響で暴走してしまうと、彼の様子が二転三転したうえダークシンカリオンアブソリュートとの決戦に臨むという構成になっているのはGood。ですが、アストレアと彼が姉弟だったという設定は、ストーリー上でもっと早い段階で出しておけば、今回に至るまでに面白いお話をもっと生み出せたのではないかと感じました。変わり果てたカンナギを目の当たりにし、「アストレアがかわいそう」みたいな雰囲気になっていたのも、ちょっとどうかなぁと思ったなぁ。

 

なお、前回(第38話)の感想記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ヴァルトムの影響により各地のブラックストーンが破壊され発生した、大きなエネルギーのうねり。これがアラバキなのかどうかも判別がつかない中、シンたちは、人々を守るために奔走することになります。捕縛フィールドを発生させる余裕もない中、シンのE5ヤマノテは、めがね橋の前でZグランクロスを発射し、エネルギーのうねりを防御。これにより、じょじょにシンカリオンZの存在が一般大衆に知られ始めることになってしまいます。今回は中盤以降ダークシンカリオンアブソリュートの活躍がメインとなるため、E5ヤマノテをはじめとするほかのシンカリオンZたちの活躍は、序盤に集中。皆Z合体形態となり、あらゆる方面からエネルギーのうねりを止めようと奮闘していました。特に活躍が詳細に描写されていたのは、主人公であるシン。エネルギーのうねりを防ぐためにZグランクロスを放つシーンは、本作の中でもトップクラスにカッコいいシーンだなと感じましたね。要所要所に挿入されていた民間人たちの反応も、「初めて正体不明のロボ(=シンカリオンZ)を見た」ものとしては適切なものでしたが…、ちょっとくどかったかな。

 

ヴァルトムに不意を突かれ、拘束されてしまったカンナギ。しかし、彼はただ単にやられてしまったのではなく、虎視眈々と反撃の機会を狙っていました。そして、ヴァルトムから逆に力を奪い取って回復し、復活。このままカンナギとヴァルトムの関係が逆転するかに思われましたが、カンナギはさらにトレランティアに影響され暴走を始めてしまいます。とあるブラックストーンの前で、ヴァルトムに拘束されていたカンナギ。このままヴァルトムにやられてしまうのかと思われましたが、彼はそう簡単に退場するタマではありませんでした。スキを見逃さずヴァルトムに対して反撃し、一転攻勢に出たカンナギは、さすがという感じ。お互い敵なのに、思わず一瞬カンナギを応援しちゃったよ。そんな彼から力を奪還されたヴァルトムは、以前の姿に元通り。うん、この姿のほうがしっくりくるね。

 

暴走したカンナギは、地上に出現。既にシンたちのシンカリオンZ全員が各地に散らばっていたため、これにはアブトがダークシンカリオンアブソリュートで迎え撃ちます。最初は説得を試みるアブトでしたが、カンナギは完全にトレランティアに冒されており、コンタクトは不可能。そのとき、アストレアからの通信が入ります。トレランティアを制御できなくなってしまったカンナギは、完全に暴走。これに立ち向かうのが、アブトのダークシンカリオンアブソリュートでした。この展開こそ今回のクライマックスですが、そこまでの「なぜアブトが戦わなければならないのか」という過程がしっかり描写されているのがGood。お話の流れとしても全く違和感がなく、よくできているなぁと感じましたね。その一方で、このタイミングで初めて出して、そしてお話の中でクローズアップするのか?と感じたのが、アストレアとカンナギの姉弟関係のお話。こういうのはもっと早い段階で出しててもいいかなと思ったし、これの影響でなんかアストレアがかわいそうみたいな雰囲気になっているの、私としてはどうも腑に落ちないんですよなぁ…。

 

アストレアの思いを知ったアブトは、カンナギを取り戻すため、全力で立ち向かうことを決意。真正面からぶつかり合った結果、彼に打ち勝ち、トレランティアを浄化します。これによりカンナギは正気を取り戻して果てていきますが、ここで彼が使用していた「敗者必滅」が発動。完全な抜け殻とかしたカンナギの身体は、それに支配され、再びダークシンカリオンアブソリュートの前に立ちはだかるのでした。アストレアの通信に対し、アブトは彼女の思いを汲み、そしてカンナギ自身を救うため、真っ向勝負をかけることを選択。ダークシンカリオンアブソリュートとカンナギの激しいバトルが展開され、それは前者の勝利に終わります。アブトとカンナギのガチバトルのシーンは、意外に短め。しかし、それに至るまでのアブトの気迫、そして戦闘終了後のカンナギを抱きかかえて降臨してくるダークシンカリオンアブソリュート等、見どころがいくつも散りばめられており、まったく不満は感じませんでした。カンナギも死んでしまうことになったけど、最後の最後で救われたな…と思ったら、そう簡単に終わらなかったのが今回のラスト。抜け殻とかしたカンナギを、アブトは、そしてシンたちは倒せるのでしょうか―。

 

 

 

 

 

 


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依然として止まらないエネルギーのうねり。その中で、ついに最悪の破壊神:アラバキが復活してしまう!今まで見たこともないような巨大な敵を前にして、シンたちはいったいどう戦うのか!?

 

次回は、いよいよアラバキの復活登場回。次回含めてあと2話しか残ってないらしいけど、これ…完結するのか?

 

さあ、第40話の感想記事は↓コチラだゼーット!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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