悪魔のバイスが主体なので、戦い方も完全にヒールなジャックリバイス
一輝と俺っちは、これからどんな景色が見られるんだろうね?最高の景色に決まってるだろ!今回の『仮面ライダーリバイス』は、空気階段をゲストに迎えた、ジャックリバイスの初登場回前編。『ウルトラマンルーブ』のように、いつかリバイとバイスが合体して「仮面ライダーリバイス」が誕生するんだろうなと思っていましたが、最初にその名を冠する姿がバイス主体のものになるとは、ちょっと意外でした。
「バイスに乗っ取られるフォームってどんな感じなんだろう」と思って、ふたを開けてみれば、立ち位置的には『W』のファングジョーカーに似てるかなという印象。ラストはかなり不穏な感じを漂わせていましたが、次回予告のおかげで、いい意味でその不安はすぐに吹き飛んじゃいましたね。
なお、前回(第21話)の記事は↓コチラです。
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狩崎と入れ替わる形で、やってきた2人の客。彼らは人気お笑いコンビ:空気階段の関係者であり、襲撃予告がきているため一輝たちに護衛を依頼してきます。元太の二つ返事でそれを引き受けることになってしまった彼らは、新人お笑いコンビとしてどうにか潜入に成功。その末に空気階段と彼らを取り巻くお笑いコンビたちと出会いますが、前者は悪い人たちではなさそうなもののどこか抜けており、後者は空気階段を嫌っている印象がありました。冒頭、狩崎は喪服で登場。わざわざその事情を「父の命日だから」と語っているあたり、この要素はのちのち何かしらのドラマで出てきそうな気がしますね。いやそれとも、そうした伏線でも使用できるように、とりあえず散りばめているだけかな…?そんなやり取りを経て、一輝たちは今度は空気階段のマネージャーたちと出会うことに。偶然が重なって新人お笑いコンビとして潜り込めてしまった2人は、空気階段の2人に圧倒されると同時に、怪しいコンビたちのマークを開始します。一輝たちは全くネタ作りをしていませんでしたが、バイスのインパクトのおかげで予選通過に成功。本気で怒っているバイスと、それを同じく本気で止める一輝、そしてそれらをネタだと思っている主催者たちの、三者三様の反応が面白かったですね。
撮影所でゾウ・デッドマンとサメ・デッドマンと遭遇し、何とか排除した一輝たち。その夜、彼らがしあわせ湯に戻ると、フェニックスよりローリングバイスタンプが届きます。そして翌日。さくらの意向でフリオを何とかしあわせ湯に下宿させることに成功した彼らは、収録現場へ向かいますが…。中盤の戦闘シーンでは、狩崎が複製したネオバッタバイスタンプが登場。劇場版限定のバイスタンプを出したのは、もちろん販促のためもそうですが、今回が芸人をゲストに迎えたお話だったからということもあるのでしょう。ゼロワンを意識したアクロバティックな戦闘は、なかなか見ごたえがありましたね。そんな戦闘を経て、舞台はしあわせ湯へ。さくらがフリオを、偽名を使ってまで下宿させたのに目が行きがちですが、個人的には、その直前の一輝とバイスのやり取りの方が強く印象に残りました。「一輝と俺っちは、これからどんな景色が見られるんだろうね?」―。この時のバイスのセリフは、一輝を取り込もうとか成り代わってやろうとかの意図はなく、純粋に彼とともに歩んでいきたいという思いから出た言葉なのでしょう。
撮影所にまたもデッドマンズが出現。以前と同じ要領で倒そうとするリバイ&バイスでしたが、バイスが再び不調を訴えたため、一転して劣勢に追い込まれます。バイスの希望もあり、リバイはローリングバイスタンプを使用。それによりジャックリバイスへと変身しますが、戦い方が凶悪になったうえ、変身解除後に一輝の姿が見えなくなり…。終盤で、いよいよジャックリバイスが登場。そのヒールレスラーのような戦い方は、あくまであるバイスらしい戦い方だなと同時に、一輝が絶対にしない戦い方であり、上手く差別化してるな~と感じました。ローリングバイスタンプ自体を、ナックルのようにして使うという戦い方もよかったですね。そんなジャックリバイスが変身解除すると、そこに立っていたのはバイスのみ。一輝はどこへ行ってしまったのか?いやそれ以前に、ローリングバイスタンプを開発したのは、誰なんだ―!?
一輝に代わる形で現実世界に出てきたバイスは、それを堪能。しかし、狩崎たちフェニックスが黙っているはずがなかった。そしてまたも襲撃を受ける空気階段!一輝は元に戻ることができるのか?そして、この事件の犯人の正体は?
次回は、今回の後編に当たるお話。今回の時点で、デッドマン2体の正体が、怪しいとされているコンビのどちらかという演出がなされていましたが―、個人的にはマネージャーが一番怪しいと思うんですよね。何気に、他のコンビと同じく空気階段を良く思ってない旨の発言もしてたし!
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…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第47カイ ちょっとした感想」に続きます。
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