わざわざ向かい風バージョンで新撮されたゼンリョクゼンカイキャノン
番組は変わって、『機界戦隊ゼンカイジャー』です。
向かい風も、後ろ向きなら追い風です！今回は、ムカイカゼワルドの巻き起こす向かい風の力に、ゼンカイジャーが翻弄されつつも、持ち前の発想と機転で乗り切って勝利を収めるお話。本来なら、ゲゲに乗っ取られたかあるいは人格操作されたステイシーの正体が気になるところではありますが、ムカイカゼワルドのインパクトの前に、それがかすんでしまいました。
そんなステイシーの正体は、何と今回はわからずじまい。次回はゾックスとSDワルドとの決着がメインになりそうであることから、数話引っ張ることはほぼ間違いないでしょう。バラシタラがゲゲに違和感を持っていた一方、ゲゲの発言や考え方はいつも通りだった（ちょっとイントネーションが違ってたような気がするけど）のが、重要なヒントな気がするけど…はてさて。
なお、前回（第42カイ）の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
また、同日放送の『仮面ライダーリバイス』の記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
ムカイカゼワルド出現の報せを受け、出動した介人たち。しかし、早速その向かい風の毒牙にかかり、彼らは今までとはまた別方向の、予想外の苦戦を強いられるハメになります。そのピンチを救ってくれたのは、明らかに依然と様子が違うステイシー。彼がムカイカゼワルドを撤退に追い込み、介人たちに仲間にしてほしいと持ち掛けていた頃、ムカイカゼワルドの報告を受け怒るボッコワウスを見ながら、バラシタラはゲゲへの違和感を覚えていました。今回は序盤からワルド怪人が出現しており、かつゼンカイジャーがその攻撃にやられている状態。彼らは向かい風を食らってなかなかムカイカゼワルドに攻撃を加えることはできず、しかもこの影響は終盤まで引っ張るハメになります。ムカイカゼワルドが「向かい風は個人個人でカスタマイズしている」みたいなことを言ってたので、どういう意味だろうと思ってたら、攻撃された相手は延々とどこを向いても向かい風を受け続けるという鬼畜仕様だった。なんだよ、この嫌がらせみたいな能力！？そんなゼンカイジャーのピンチを救ったのが、ステイシー。ムカイカゼワルドの様子から、彼の裏切りが芝居ではなく本物であるようだと受け取るゼンカイジャーでしたが、「仲間にしてほしい」という言葉への考え方で意見が真っ二つ。その中で答えを出していなかった介人は、早い段階で違和感に気づいていました。視聴者から見れば、前回の展開もあって違和感バリバリのステイシー。今まで長く付き合ってきた介人が、気づかないはずないよねぇ。
カラフルでステイシーと遭遇し、その様子に裏があると踏み、人気のない工場に呼び出して問い詰めるゾックス。しかし、何もわからないうちにムカイカゼワルドの襲撃を受け、ツーカイザー／ゾックスもまた、向かい風の毒牙にかかってしまいます。そんな中、向かい風を逆に味方につけて現れたのが介人たち。彼らは終始後ろ向きになって戦い続け、そのままムカイカゼワルドを撃破してしまうのでした。遅れてムカイカゼワルドと戦い、そしてその攻撃にやられるツーカイザー。彼を救ったのは、向かい風を味方につけ、後ろ向きで戦うという驚異の戦法で挑むゼンカイジャーでした。介人が何か思いついた時点で、「ああ、後ろ向きで戦おうって言いだすんだろうな」というのは容易に想像できましたが、いざ実践すると、その絵面の滑稽さに笑わされっぱなし。よくスーアクさんたちも、よくこんなアクション出来たよなぁ。そんな彼らは、今回必殺技までもが後ろ向き。ゼンリョクゼンカイキャノンを何と後ろ方向に放ち、フィールド内で反転させてムカイカゼワルドにぶつけるという荒業をやってのけます。これだけのために、わざわざバンク映像を新撮。よくやるよ、本当に…（ほめてる）。
ゼンカイジャーはバラシタラと戦いますが、バラシタラは途中で撤退。入れ替わるようにダイムカイカゼワルドが出現します。これに挑むゼンカイジャーでしたが、あらゆる風を操る敵の能力の前に翻弄されっぱなし。その状況を打開し撃破に持ち込んだのは、宇宙から攻撃を仕掛けたツーカイオーリッキーでした。そしてすべての戦いが終わった後、再度仲間になりたいと持ち掛けるステイシーに対し、介人は―。序盤で何かに感づくそぶりを見せていたバラシタラでしたが、ステイシーに対しては特に何も違和感は覚えずそのまま撤退。明らかに口調とか変わってたんだけど、そこは気づかないのか…。そんなバラシタラと入れ替わりで出てきたのが、ダイムカイカゼワルド。これを撃破したのは、本当に久々の登場、ツーカイオーリッキーでした。「宇宙なら風の影響は来ないだろ！」という発想で、宇宙から狙撃し相手の技を封じ込めて一気に畳みかける作戦に出たツーカイオーリッキー。そのまま撃破しちゃうのはかなり意外だったなぁ。作品も終盤だし、最後の販促って感じかな。こうして戦いが終わり、再びゼンカイジャーに仲間になることを持ち掛けるステイシー。しかし、彼が本物とは何かが違うと気づいていた介人は、明確にNoを突き付けるのでした。実質的に偽者だとバレているにもかかわらず、ほとんど気にしていないステイシー。彼の、いや彼に成り代わってる存在の真の目的って、一体何なんだ…？
ステイシーが言っていた手土産。それは、ゾックスがずっと追い求め続けていたSDワルドのことだった。リッキーやカッタナーをもとに戻すべく戦いに身を投じ、傷ついていくゾックス。これが本当に、彼の最後の戦いになってしまうのか！？
次回は、ゾックス搭乗時からずーッとその名が出続けていた、SDワルドとの決着回。界賊兄弟は、本当に元に戻るのか？勝負の行方は―！
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