お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

想像と創造、庵野秀明展

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今回は、10月1日から国立新美術館で開催されている特別企画展「庵野秀明展」のレポートです。

 

開催直後から、連日大盛況という本企画展。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、より入館人数が制限されていることから、なかなかチケットがとりにくい状態でしたが、ようやく先日の土曜日(10月16日)に行くことができました。中途半端な時間帯を狙っていったけど、それでもけっこう混んでたなぁ。

 

 


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企画展は、庵野氏の生涯を時系列的に追いながら、彼が影響を受けた作品や、彼が生み出してきた作品を、豊富な資料を基に振り返るというもの。そのため、前半では他社作品の展示が多く、後半に行くにつれて『エヴァンゲリオン』をはじめとした彼の作品にかかる展示が増えていくという構成になっています。

 

前半の展示では、彼が特撮作品やSF系のアニメ作品から影響を受けたことから、「ウルトラシリーズ」や「仮面ライダーシリーズ」、その他『モスラ』などの東宝特撮作品にかかる展示が多め。実際に劇中で使用されたスーツやプロップなども展示されており、「庵野氏にかかる展示」というより、「往年の特撮作品の資料大集合」といった感じになっていました。特に、円谷プロ系の展示が力入ってたな…。

 


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こうした展示を抜けると、彼の大学時代の自主制作作品の紹介を経て、『ナディア』や『エヴァ』といった作品の紹介といった、後半の展示へ。名前が知られているそれら作品の制作過程にかかる資料が豊富に展示されており、展示を見に来ていた人の集中具合が凄まじく、特に混んでいたエリアでした。

 

それらの展示は素晴らしく、彼の作品に込めた思いなどを感じることができましたが、それよりも個人的に衝撃を受けたのは、『帰ってきたウルトラマン』をはじめとする自主製作作品の数々。本格的なテレビ放送の作品に比べると、確かに手作り感MAXですが、限られた機材と資料で、時には実際の火薬やミニチュアなども使用しながら映像を作り出しているさまは、凄まじい情熱と発想力を感じました。

 

帰ってきたウルトラマン』は、巷ではネタ作品みたいな扱いをされていますが、これを40年以上前に、完全にお手製で作り上げているのは驚異的ですよ。まさに「努力」と「発想」、そして「執念」の賜物ですね。

 


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そしてラストは、『シン・ゴジラ』の他、公開が予定されている『シン・ウルトラマン』や『シン・仮面ライダー』の展示が。ティザー映像が公開され、公開予定も発表されたからか、後者の方がやや優遇されているような印象を受けました。いや、『シン・ウルトラマン』も一応2022年度中の公開予定なんだから、もうちょっと大きく取り上げてくれても良かったんじゃないかな…。

 

 

 

さて、この「庵野秀明展」は、12月中旬まで開催予定。特に休日分のチケットはなかなかとりづらいですが、大体2週間に1回のペースで、直近2週間分の予約が一斉に開始されるので、そのタイミングに合わせてHPを見れば、十分チケットは確保できると思います。

 

特撮ファンにとっても一見の価値ある展示が非常に多め。ぜひ行ってみてください。

 

 

 

 

 

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