冴えわたりそうでまったく冴えなかったマルゥルの推理
俺はこの船のオペレーターだぜ？ネットの履歴を探るなんざ、お茶の子さいさいだぜ！今回の『ウルトラマントリガー』は、「ニュージェネレーションヒーローズ」ではお馴染みとなった、物語の折り返し地点における総集編。今までサブにまわり続けていたメトロン星人マルゥルが主役となり、彼の捜査の合間に、ケンゴたちが今までの戦いをふと思い出すという流れになっていました。
前作までの総集編とはかなり切り口が異なり、制作側としても「総集編と感じにくい総集編にしよう」ということを意識して作っていた印象。ですが、構成に若干ムラがあり、特に中盤は迷走してる感が否めないところもありました。頑張ろうとしてるのはわかるけど、ちょっと空回りしてたかな～。
なお、前回（第12話）の感想記事は、↓コチラです
bongore-asterisk.hatenablog.jp
お話の流れはシンプルで、司令室での不自然な痕跡の発見をきっかけに、マルゥルが勘違いに勘違いを重ねて、タツミ隊長殺人事件（もちろん実際には死んでない）の真相を追うというもの。『古畑任三郎』や『男はつらいよ』などのパロディや、メトロン星人つながりで『セブン』や『マックス』をイメージしたセット・小道具も用意されており、ギャグ回という感じが強めで、笑える一編でした。
今回は、単なる総集編に終わらず、マルゥルのGUTS-SELECT入隊の経緯や、その他一部メンバーの趣味なども判明。特に、今まで前面に出きれていなかったテッシンにスポットを当てていたのはGoodでしたね。でも結局、「ケンゴってどういう存在なのか」とか「マルゥルが地球に来た理由」とかは、明確にされずじまいだったなぁ…。
こうしたギャグ系のお話の中でも、しっかりと後半への展開にかかわる伏線をしっかりと挿入。特にイグニスは、プロトタイブのガッツスパークレンスの他、ホロボロスなどの怪獣キーも入手。闇の三巨人とは別の勢力として、ケンゴたちの前に立ちはだかるであろうことがにおわされました。今回みたいなコメディリリーフの役回りも、これで最後になっちゃうのかなぁ。
突然現れた、未知なる宇宙人：アブソリュートディアボロ。今までとは毛並みの違う相手にトリガーが苦戦する時、強い味方が現れた。その名は…！
次回は、以前から告知されていた『ギャラファイ』とのコラボ回。ウルトラマンリブットが先輩ヒーローとして登場します。海外の知る人ぞ知るウルトラマンだったリブットが、ここまで出世するとはなぁ！
↓第14話も、スマイルスマイル！
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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