お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『ウルトラマントリガー』第9話 ちょっとした感想

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「Come on let's pull the trigger」を地で行ったシズマ会長

 

 

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ガッツウイング、発進!私はユナのことを…この地球を守る!!今回の『ウルトラマントリガー』は、ユナの出生の秘密とシズマ会長の正体に迫るお話。Aパートにシズマ会長の語りという形であらかた謎を全部公開し、後半ではガーゴルゴンとの戦いと並行して、シズマ会長とガッツウイング1号のカッコいい活躍が描かれる形になっていました。

 

今回のお話の主役は、完全にシズマ会長。前半のドラマパートどころか、後半の戦闘シーンまで存在感をいかんなく発揮し、さらにはガーゴルゴン撃破のためのファインプレーを何度も見せてくれたのには、ただただ驚かされっぱなしでした。元一介のTPC情報局隊員だったのに、強すぎでしょ…!

 

なお、前回(第8話)の感想記事は、↓コチラです

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

◎ストーリー面

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シズマ父娘に関わる謎と秘密の種明かしが、今回のメイン。ドラマパートは前半に集中しており、「Aパートからこれだけ飛ばしてて大丈夫なのかな?」というくらいどんどん急ピッチでお話が進んでいきましたが、最終的にはだれることなく最後まで走り抜けてくれました。今回のおかげで、シズマ会長というキャラの魅力は間違いなくブチ上がりしましたね。

 

ユナの18歳の誕生日に合わせて、ナースデッセイ号に戻ってきたシズマ会長。司令室内がお祝いムードになる中で、彼は険しい顔をして、ユナをある山中へ連れていきます。そこで彼女が見たのは、かつてのVSデスドラゴ戦でも活躍した、ガッツウイング1号。それを前にして、シズマ会長は重い口を開き、話し始めます。彼の正体、そしてユナの出生の秘密とは…。前半部分は、シズマ会長とユナの1対1のやり取りのパートがほとんど。シズマ会長の語りと回想により、どんどん彼の秘密などが明かされていきます。若干一方的にシズマ会長がしゃべりすぎな印象も受けましたが、その分話の内容の情報量があまりにも多かったため(ほめてます)、そこまで気になりませんでしたね。そんなシズマ会長の口から語られたのが、自身の過去。彼は『トリガー』の世界の住人ではなく、GUTSやTPCの存在した『ティガ』の世界の住人。情報局所属時に、ガッツウイング1号で飛行していたところ、謎のワームホールに吸い込まれて時空を移動。気が付けば『トリガー』の世界に不時着しており、そこから多くの人々の協力を得て、『ティガ』の世界での経験をもとに、シズマ財団をつくりTPUやGUTS-SELECTを立ち上げていました。実は『ティガ』世界の住人だったシズマ会長。異世界に来てイチからこれだけの組織を作り上げるとは、なかなかの手腕ですね。まあ、TPC情報局所属のエリートだから、自頭は良かったんだろうな…。そして、この一連の描写により、『トリガー』の世界と『ティガ』の世界が、まったくの別物であることが確定。『トリガー』オリジナルの世界観を作り出そうとしてるのはGoodだけど、その割には『ティガ』時空がかなりがっつり入り込んでる感が否めないなぁ…。

 

シズマ会長の話がひと段落したところで、ユナの中からユザレが出現。その忠告通り、ガーゴルゴンが出現します。事態を知ったGUTS-SELECTが攻撃体制に移行しますが、ガッツファルコンは被弾し、現れたトリガーも苦戦気味。この状況を見かねたシズマ会長がとった、大胆な行動とは―!中盤から、ガーゴルゴンが登場。一番の持ち味である石化光線は、終盤まで使わずじまいでしたが、広範囲にわたる電撃攻撃などで、GUTS-SELECTそしてトリガーを苦しめました。この攻撃の前に、ガッツファルコンはあっという間に被弾して戦線離脱。なんかここ最近、いいところなしだな…。それとバトンタッチする形で現れたトリガーも、ガーゴルゴンの前には苦戦。そこにシズマ会長が投入したのは、改良を施したことで無人飛行が可能になった、ガッツウイング1号でした。ガッツファルコンと同じく無人機になったことで、よりアクロバティッな動きが可能になったガッツウイング1号。ミニチュア自体は現存している一方、コクピットのセットは既に取り壊されており、操縦シーンが撮影できないためこのような仕様になったのだと思われますが、なかなかうまい設定を考えたなと感じました。

 

ガッツウイング1号は、何度も被弾しながらも、シズマ会長の操縦技術により戦闘を続行。トリガーも立ち上がって、反撃を開始します。そして、最後はガッツウイング1号が顔の目を破壊し、さらにトリガーがマルチソードを振り下ろしたことで勝利。こうして戦いは終わり、その後開かれた司令室でのユナの誕生日パーティーで、アキトがプレゼントしたのは…。後半の戦闘では、なんといってもトリガーとガッツウイング1号の連携攻撃が見どころ。もう激アツ展開の連続で、さらにシズマ会長が妻(ユナの母)の回想を挟みながらさらに戦いに身を投じていく姿は、正直トリガー以上にカッコよかったです。もう今回の主役は、シズマ会長だよ!こうしたアツい戦いを経て、最後は司令室内でのユナの誕生日パーティーシーンでエンド。護身用のためとはいえ、キラキラにデコったスタンガンをプレゼントするって、なんつーセンスよ…。

 

 

 

◎特撮面

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トリガーとガーゴルゴンの戦闘シーンの他、なんといってもガッツウイング1号の操演も含めた合成シーンも楽しめた、今回の特撮パート。ガッツウイング1号の活躍にはシビれましたね。トリガーもそうしたインパクトに負けておらず、サークルアームズ使用時などのエフェクトが、ハデでGoodでした。

 

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シズマ会長が、自分の秘密をユナに語った直後、出現したガーゴルゴン。GUTS-SELECTもこれをキャッチし、ガッツファルコンを出撃させますが、撃墜されます。それとほぼ入れ替わる形で、トリガーが登場。しかし、ガーゴルゴンの電撃攻撃の前に押され気味になるのでした。『X』でデビューしてから、たびたび再登場するガーゴルゴンが、今回は超古代怪獣の扱いで登場。かなり個性的なデザインをしていますが、オカグビラとかに比べれば「超古代怪獣っぽい」見た目をしているので、違和感はありませんでした。そんなガーゴルゴンは、電撃攻撃で大暴れ。CG合成と爆破でその猛攻っぷりを表現してたのは良かったけど、ガッツファルコンがあまりにも早くやられすぎだなぁ…。

 

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事態を見かねたシズマ会長は、自らガッツウイング1号を遠隔操縦で操り、戦闘に介入。ガーゴルゴンの攻撃を前に何度か墜落しかけますが、素早い反応と的確な攻撃で、逆に翻弄して見せます。そして、トリガーとの共同攻撃が、ガーゴルゴンに大ダメージを与えるのでした。ここで満を持して、ガッツウイング1号出撃!CGとミニチュアセットを組み合わせ、明らかなサンダーバード2号オマージュをした発進シーンは、観ていてジ~ンとしました。ミニチュア組んでの戦闘機の発射シークエンスなんて、『オーブ』のゼットビートル以来だもんね。そりゃ嬉しいよ。その後、ガッツウイング1号は、ガーゴルゴンの攻撃を回避しながらニードルで攻撃。左翼を被弾するも湖の水でそれを消火し、戦闘を継続します。なかなか墜落せず、驚異的な粘りを見せるガッツウイング1号。ガッツファルコンも、これくらい頑張れよ!

 

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ガーゴルゴンの石化光線を受け、左翼が今度こそ使い物にならなくなったうえ、メインカメラまでやられたガッツウイング1号。しかし、それでもシズマ会長はあきらめず、心眼でガーゴルゴンの眼を破壊。続いてトリガーがマルチソードで一刀両断し、ガーゴルゴンは倒されるのでした。石化光線を食らったときは、「さすがにもうダメか」と思いましたが、ここでへばらないのがガッツウイング1号!OPをBGMにシズマ会長がゴーグルを放り捨て、心眼だけで撃ち抜くさまは、最高にカッコよかったですね。これにトリガーも負けてはおらず、マルチソードでバシッとキメてフィニッシュ。割とアニメチックな演出だったけど、これ、最近の辻本監督の好みなのかなぁ?

 

 

 

 

 

 

 

 

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ユナを執拗に付け狙うダーゴン。その目的は、やはりユザレに関することか…と思いきや、実は彼女に恋をしていたからだった!?そして、市街地に現れるザラガスは、一体何を意味するのか!?

 

次回は、ダーゴンに関するドラマが展開されそう。あのビンタ食らってから寡黙だったのって、やっぱり「ユナに恋しちゃった」からなんですね。なんだかなぁ…。

 

↓第10話も、スマイルスマイル!

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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