原作でも実現しなさそうな親子共闘の実現!
まもなく来る。シンカリオンZ 500こだま TYPE EVAだ。今回の『新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION』は、以前から告知されていた『エヴァンゲリオン』とのコラボ回。前作以上にお馴染みのキャラクターが登場し、完全に『Z』の世界をジャックしていました。
前作でのコラボがシンジメインだったので、今回もそうなるかと思いきや、なんと主役はゲンドウの方。やっていることはところどころ笑えるものもありましたが、それでもそのキャラまでは崩壊していませんでした。『Z』側の世界をそんなに侵食することもなかったし、なかなかバランスの取れたコラボ回でしたね。
なお、前回(第20話)の感想記事は↓コチラです。
bongore-asterisk.hatenablog.jp
京都・太秦映画村のエヴァンゲリオン初号機像を巨大怪物体化したヴァルトム。しかし、それは彼の手で扱いきれる代物ではなく、やがて消失。ギンガが駆けつけた頃には、もうその姿はありませんでした。翌朝、休日を利用して都市伝説のきさらぎ駅を探しに来たシンたちは、途中不思議な駅に降り立って…。前作のコラボ回は、ハヤトの夢か現かわからないという形でお話が進んでいたのに対し、今回は明確に「現実に起こったこと」としてお話が進むのがポイント。イベントの関係で、今太秦映画村にエヴァンゲリオンの初号機像があるということを、巧みに利用していたのがGoodですね。そして翌日、描写はシンたちのパートへ。メッセージアプリで他の運転士たちと連絡をとりながら、遠州鉄道に乗るシンたちでしたが、途中路線に無いはずのトンネルに入ったあと、音信不通になるのでした。メッセージアプリを通しての会話という形で、他の運転士たちも出演。皆仲良くやってそうでなによりでした。
シンたちが降り立ったのは、まさしくきさらぎ駅。そこには、あごひげを生やしたサングラス姿の男―碇ゲンドウがいました。彼の不思議な雰囲気に圧倒されたシンたちは、彼についていってしまい、到着したのは嵐電の四条大宮駅。そこから京都駅に向かい、シンが新幹線の時刻表をゲンドウに渡した直後、アカギから巨大怪物体出現の報せが入るのでした。『エヴァ』の世界から最初に登場したのは、まさかのゲンドウ。登場するとすら思っていませんでしたから、メチャクチャビックリしました。そんな彼は、ほとんど無駄なことは話さず、向かった先は京都。そこで新幹線の時刻表を見て、明確に東京駅の文字があることを確認し、自分が別世界に来たのだと確信するのでした。「遠州鉄道にきさらぎ駅があって、なぜかそこに嵐電の車両が来て、シンたちは京都へ向かう」という、改めて考えると、けっこう強引でムチャクチャな展開。しかし、ゲンドウという存在が、これに異常なほどの説得力を与えていました。
ゲンドウとともに、京都支部へやって来たシンたち。彼は、巨大怪物体を「鬼エヴァ」と命名してシンに出撃を指示し、さらにアカギの勧めで指令長席につきます。E5はやぶさで出撃したシンでしたが、鬼エヴァの驚異的な防御力の前に苦戦。しかし、ゲンドウはこれも想定内であり、あるシンカリオンZの到着を待っていました。それは…。今回の戦いでは、ゲンドウがほぼ完全に指令室をジャック。『エヴァ』と変わらぬ司令官っぷりを見せてくれていました。『Z』は低年齢層向けアニメなので、そこまで攻めた描写はできませんが、「E5はやぶさを前座として出撃させ、ハナビたちがそれに驚く」というシーンを挿入することで、ゲンドウの考え方の傾向を表現していたのは良かったですね。
ピンチのE5はやぶさのもとに現れたのは、碇シンジの乗る500 TYPE EVA。彼はE5はやぶさを救出したのち、ATフィールドの無効化に成功します。これを受けて鬼エヴァは暴走しますが、ここで500 TYPE EVAは、アスカと綾波が発見したザイライナーミュースカイとともに、500ミュースカイ TYPE EVAへZ合体。ブンギヌスの槍で、鬼エヴァを撃破するのでした。満を持して登場、500 TYPE EVA!ちゃんと山陽新幹線方面から出撃してきたうえ、重装備スタイルの前作から軽快なスタイルに変化したことから、テンポのいい戦い方をしているのがよかったですね~!しかし、そんな500 TYPE EVAに負けじと、鬼エヴァは暴走してパワーアップ。これに対し、500 TYPE EVAは驚異のZ合体で応戦します。アスカと綾波が発見したZコードにより誕生した、ザイライナーミュースカイ。これと500 TYPE EVAがZ合体して500ミュースカイ TYPE EVAとなり、E5はやぶさと連携して鬼エヴァを撃破!くぅ~、ここは言葉では言い表せないくらいのカッコよさを誇っていましたね。コラボ感もシーンのカッコよさも、今回は前作を上回っていたように感じました。
戦いを終え、とあるトンネルの前までやって来た、ゲンドウとシンジ、そしてシンたち。ゲンドウはシンたちに別れを告げ、そしてシンをほめる言葉を残し、去っていきました。その直後、シンたちが気が付くと、いた場所は遠州鉄道の車内。果たして今まで起きたことは、夢だったのか―?シンのことをほめて、去っていったゲンドウ。なんか、今回に関しては彼、そこそこいい父親していましたね。
新たに開発が進められているシンカリオンZ ドクターイエローが、そのベールを脱ぐ!果たして運転士はいったい誰なのか?そして、いよいよ地下世界へと乗り込むシンたちが見たものとは!?
一週間の放送休止を挟んだ次回は、シマカゼの乗るドクターイエローの初登場回!ということは、次回か次々回あたりで、E5はやぶさとの合体が出てくる流れでしょうか。ダークシンカリオンとの決着も、近いのかな。
さあ、第22話の感想記事は↓コチラだゼーット!
bongore-asterisk.hatenablog.jp
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