お前それ、ゾフィーにも同じこと言えんの?ver.2.0

主にウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊シリーズなどの特撮関係の話題等を扱っていこうと思います。

『仮面ライダーセイバー(聖刃)』最終章 ちょっとした感想

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これから紡がれる、無限大の物語

 

 

 

全ての思いを紡ぎ、物語は永遠に続く!本編最終回となる今回の『仮面ライダーセイバー』は、ストリウスとの決着をつけ、さらに『セイバー』の世界のその後までをもきっちり描いた、よくまとまったお話。一部「なんで解決したの?」と思うシーンや、ちょっと力技でまとめすぎじゃないかと感じる部分もありましたが、そこは『ネクサス』で最終回1話を書き上げた長谷川さんだけのことはあって、概ね「これでよかったな」と感じるような、素晴らしい最終回になっていました。

 

中盤のオールマイティーワンダーライドブック登場からの展開は、本当に泣きました。こんな言い方はあれですが、まさか『セイバー』という作品で泣かされるとは思ってもみませんでしたね。長谷川脚本のこの妙な説得力、なんなんだろう?とにかく、この最終章1話で、私の中での『セイバー』の評価は確かに変わりましたね。

 

なお、前回(第46話)の記事は↓コチラです。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

前回、ストリウスによって穴へと叩き落された飛羽真。しかし、プリミティブドラゴンの力によって奇跡的に這い上がり、そのまま変身して立ち向かいます。ところが、それでもなお力が及ばず、やがて世界の崩壊とともにワンダーライドブックの力が弱まり、変身解除。ルナ・倫太郎・賢人が次々に駆け付け、飛羽真に加勢しますが、依然状況は変わらないままでした。穴に叩き落され、気を失った状態の飛羽真。彼を救ったのは、プリミティブドラゴンワンダーライドブックでした。たとえ変身者が気絶していても、ワンダーライドブックの意思により変身ができるプリミティブドラゴンをここで持ち出したのはGood。しかも、以前は飛羽真が救う側だったのに対し、今回は飛羽真が救われる側になっていたのが素晴らしかったですね。しかし、そんなプリミティブドラゴンの力をもってしても、ストリウスを破ることは不可能。ルナが駆けつけるも既に消滅寸前の状態であり、続いて倫太郎や賢人が駆けつけますが、それでも状況は変わらずじまいでした。賢人が駆けつける直前、ユーリが消滅する描写が存在。これを挟むことにより、戦いの悲壮感が増していました。

 

飛羽真の呼びかけもむなしく、ルナは消失寸前。しかし、その時剣士たち全員の聖剣が集まり、新たなワンダーライドブック=オールマイティーワンダーライドブックが誕生します。その力を使って、飛羽真はセイバーへと再変身。倫太郎と賢人もそれぞれ再変身し、全力でストリウスに立ち向かっていきます。そして、とうとうストリウスを撃破。最悪の事態は回避されますが、世界の崩壊は止まらず、飛羽真も消滅してしまい―!?消えかけたルナと聖剣によってできたのが、オールマイティーワンダーライドブック。これの使用を機に、飛羽真たちの反撃が始まります。ワンダーライドブックの名前にOPタイトルを持ってきて、しかもそのOPをBGMにセイバーたちが戦うさまは、本当に圧巻。よく考えてみるとけっこうツッコミどころもあるのですが、それらを飛び越えてしまうくらいのアツさと興奮がそこにありました。こうした猛反撃の結果、ストリウスは倒されて消滅。しかし、世界の崩壊は止まらず、飛羽真も消えてしまいます。剣士たちの尽力は、徒労に終わってしまったのか?この展開にはハラハラさせられました。

 

最終決戦から一年後。飛羽真の消滅をはじめとする大きな犠牲を払いながらも、世界は元に戻り、とある会場では、飛羽真の新作の発表会見が、芽依の手で行われていました。記者団に作品のことを語りながら、飛羽真に思いを馳せる芽依。その時、突然白雪編集長など、ワンダーワールドとともに消えたかと思われた人々が突然帰還し、さらにユーリも復活します。その理由は―!中盤までで最終決戦を描き、ラストで一年後のエピローグを描くというのは、『ネクサス』最終回と似た構成。「長谷川脚本らしいなぁ」って、感じちゃいました。そんなエピローグでは、消えたはずの人々が次々に帰ってくるという奇跡が描かれることに。その理由は、構築された新たなワンダーワールドで、飛羽真が新たな物語を書き上げたからでした。死んだわけではないものの、現実世界とのつながりが立たれてしまった形になった飛羽真。しかし、彼と仲間たちは、“物語”を通して間違いなくつながっていました。ラストシーンではバハトたちも相次いで登場し、なぜか改心してスッキリとした様子に。「いつの間に君たちそうなったの!?」とツッコミたくなりましたが、ここでそれを言うのは野暮というものでしょう。『セイバー』の最終回としては、申し分のない幕切れでしたね。

 

 

 

 

飛羽真がいなくなった『セイバー』の世界。倫太郎たちは、それぞれの道を歩き出してきた。そんなときに現れる、新たな影。あれは、新ヒーローの―!?

 

次回は、「増刊号」と題した特別編。次回作である『仮面ライダーバイス』より、仮面ライダーリバイとバイスも参戦します。今回の展開だと飛羽真が完全に蚊帳の外になりそうだけど、何か奇跡が起きて現実世界に帰ってくるのか…?

 

…というワケで、記事は「『機界戦隊ゼンカイジャー』第24カイ ちょっとした感想」に続きます。

bongore-asterisk.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

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